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北海道の夏 海で泳がない説は本当。

今週のお題「海」

北国の海事情


はてなブログのお題「海」にちなんだお話をもう1つ。

それは、TV番組「県民ショー」で取り上げられた北国の海で海水浴はしないというお話です。

北の湖では泳がない3つの理由


北国の海で泳がない、これは私が幼い頃からあった事実。

「泳がない」というより、「泳げない」事情がいくつかあります。


水が冷たい

1番の理由は、海水の水がとても冷たいこと。

こちらでも、多くの地域で7月の海の日に海水浴場がオープンします。

ですが、水温は暖かくても15℃。

15℃というと、水道の蛇口から出る水や温泉の水風呂と同じ温度。

肩まで浸かって泳いでいると、10分もしないうちに寒さに震えてしまいます。


シャワーがなくて海まで遠い

もう1つの理由は、海水浴ができるビーチまで遠く、シャワーの設備も限られていること。

よく神奈川県や千葉県など海水浴が盛んな地域は、電車の駅から歩いて行けたりしますよね。

こちらでは、「泳げる海」は車がないと行くことはできないんです。

さらに、シャワーの設備も限られています。

車がないと海に行けないため、海に行きたい若い世代の方、車のないご家庭では海に行く機会がほとんどありません。


古くからの言い伝えも

最後に、古くからの言い伝えもあります。

それは…

「お盆を過ぎたら海に入ってはいけない」

私は祖母から聞かされていましたが、こちらが発祥ではなく元々関東や関西で言い伝えられていたお話でしょう。

祖父母世代と暮らしたことがある同世代の方からも聞くこともあります。

もし言い伝えをそのまま守っていたら、海水浴のできる期間は7月中ばから8月10日くらいまで1カ月もありません。

北国の海が暖かくなるのは、8月から9月にかけてなのですが…



泳がないなら…


海水浴、海水浴場の場所、言い伝えといくつかの理由があって海で泳ぐことがない北国。

それでも海水浴は大好きです。

なぜなら…

こちらの海水浴は、1〜2泊のキャンプだからです。

車にキャンプ道具を積み込んで、友人知人、地域の家族が集まって大騒ぎ。

海でキャンプをすることが、こちらでは「海水浴」として楽しみの1つでもあります。




北国の海の治安事情


最後に、北国に越されてきて間もない方へ、北国の海の治安事情はあまり良くありません。

厳罰化が進み、最近では減ったとはいっても飲酒運転や酔っ払っての乱暴な方も多く、性犯罪の被害に遭うこともあります。

これは、北国のビーチが市街地から遠く離れていることが大きな理由。

離れているため、海水浴場に訪れる方の多くは車が必要、さらに1〜2泊を予定してお酒を飲まれる方も多いことが飲酒が原因のトラブルの原因にもなります。

ちなみに、アウトドアでトラブルを起こしそうな人物は見た目の派手さでわかることも多いと思いますが、こちらでは事情が変わります。

車社会で、1人1台の車が珍しくはない北国では、免許証が取れる年齢で自分の車を持っている方も珍しくはありません。

性犯罪の加害者が大人しそうに見える意外な見た目の方、中には男性とは限らないかもしれません。

それだけ、市街地や住宅地、交通機関から離れた北国の海水浴場は治安が良いとはいえない場所なんです。

身を守る方法は、こちらも車で出かけることです。




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