移動距離の大きい生活事情
「北の国から」の世界は物語で描かれた北国の様子ですが、当てはまるところはあるんです。
その1つが、「移動距離」の大きさです。
移動距離が大きい3つの理由
とにかく広い北国では、移動距離が大きい3つの理由があります。
①市町村が広い
②周りの市町村にまたがる生活圏
③交通機関が少ない
①市町村が広い
1つは市町村が広いこと。
こちらでは、広い順に道→支庁→市町村となっています。
もちろん市町村が全て広いわけではありませんが、関東や関西に比べておおよそこれくらいの違いがあります。
道≒関東・北陸・中部
支庁≒都道府県
市町村≒複数の市町村が集まった地域
車は1人1台〜隣町を超えるのは日常
広い移動距離と交通機関が少ないため、都市部から離れた市町村で車は1家に1台ではなく、1人1台がほとんどです。
そして、普段から長距離運転をしている人にとっては、隣町をさらに超えて都市部に行くことは当たり前の日常。
新型コロナウイルスが全国に広まる前に、鈴木直道知事が北海道限定で緊急事態宣言を出したのは、この移動距離の大きさも1つの理由なんです。
おおらかな県民性
緊急事態宣言の頃は、他県ナンバーの車にいやがらせをする自粛警察の人がいたと聞きます。
こちらでは、他県から車を持ち込む方は多くはありません。
その代わり、2〜3つの支庁を集めた7つの運輸支局ごとにナンバーが割り振られます。
他の地域の車が来ているからといって、問題になることではありませんでしたよ。
そういうところも、良い面ではおおらかなのでしょうね。