速読より速い話題の瞬読(しゅんどく)とは？
最近のネットニュースで気になるワードを見かけます。
それは、瞬読(しゅんどく)。
どうやら、速読よりも速く本を読む方法のようです。
瞬読の読書速度は、一般的な読書の速さの25倍。
最速の方は、633倍と想像できない速さです。
今回は、話題の読書術 瞬読について調べてみましたよ。
瞬読とは？
本題の速読と瞬読の違いに触れる前に、瞬読(しゅんどく)の意味と正しい定義をお伝えさせていただきます。
瞬読の定義
瞬読について、専門の団体「一般社団法人 瞬読協会」ではこのように解説されています。
瞬読は、あらゆる人の「脳の潜在能力」を引き出す、最強の“脳力”開発メソッドです。
“右脳”の潜在脳力を引き出し、「記憶力」や「問題処理能力」の向上をはじめ、「直感力」、「創造力」などを高め、教育分野にとどまらず、スポーツ、ビジネスや認知予防など、様々な場面で大きな力を発揮します。
一般社団法人 瞬読協会
出典:瞬読とは | 一般社団法人 瞬読協会
つまり瞬読に取り組むことで、読書以外の分野にもいい影響があるとされています。
瞬読のメリットは伝わりましたが、いまいち意味が伝わらないと思います。
改めて瞬読の定義
そこで、瞬読を提唱された山口恵美子さんの本から解説を引用させていただきます。
「瞬読」を行うことで、1冊3分程度で読み終わって、
すぐに要約をスラスラと口にしたり、書き出すことができるようになるのです!
中略)
もう1つこだわったのが、誰でも実践できて、挫折しない方法だということ。
中略)
また、複雑であったり、テクニックが問われたりする方法でもありません。
出典:『1冊3分で読めて、99%忘れない読書術 瞬読』山口恵美子
瞬読は、「速読よりも本を速く読む方法で、複雑であったり、特別なテクニックはいらないため誰でも実践できる簡単な方法」ということになります。
話題の読書術 瞬間の速さ
瞬読の速さは驚異的です。
読書の速さは「読書速度」と呼ばれ、1分間に読める文字の多さで表されます。
本好き、読書好きの花水(hanami)の読書速度は616文字/分でした。
本好きは自然と速読を身につけているのか？ - 本当に本が読みたくなる読書のブログ
文庫本や新書では、1ページがおおよそ600文字、私の読書速度では、1ページを1分で読むことができるようです。
この読書速度では、ハリー・ポッターシリーズを読むのに8.7時間かかります。
1日1時間半程度かけて読むとして、5日くらいで1冊のペースですね。
いよいよ瞬読の速さをお伝えします。
・3分で1冊読める(分速15000字)
・最速は1分で1冊読める(分速380000字)
読書速度は私の25倍、最速の方は633倍と想像できない速さです。
計算では、1分間に25ページ。
ハリーポッターシリーズは20分で読み終えてしまいます。
瞬読と速読、速さの他の3つの違い
瞬読よりも、ご存知の方が多い読書術は速読でしょう。
速読の速さは、1分間に1200〜2400文字。
瞬読との差は0.08倍〜0.16倍、およそ1/10の速さが限界といわれています。
瞬読と速読には、本を読む速さ以外に違いはあるのでしょうか？
「一般社団法人 瞬読協会」のホームページと山口恵美子さんの著書から、3つの違いを見つけました。
短時間の訓練で誰でもできる
瞬読を身につけるためには、一般社団法人 瞬読協会の開催するセミナーに参加する必要があるようです。
他の速読との違いは、セミナーでの訓練1回で効果が出ること。
年齢に関係なく誰でも身につけられることとあります。
速く読めるだけではなく、身になる読書ができる
2つ目の速読との違いは、本を読み進める速さが上がるだけではありません。
本の内容をしっかり覚えておくことができ、自分の身になる読書ができることです。
読書以外の能力もアップする
そして瞬読を身につけると、イメージ力や記憶力など読書以外の能力もアップすると解説されていました。
瞬読を身につけると得られる3つのこと
では、瞬読を身につけることでどんなメリットがあるのでしょう？
「一般社団法人 瞬読協会」のホームページと山口恵美子さんの著書に書かれていた口コミに多かった3つを取り上げてみます。
移動時間で1冊読める
瞬読は、3分で1冊読める(分速15000字)驚異的な速さです。
飛行機の離陸前に本を読み終えてしまったり、職場の休憩時間で1冊の本を読み終えてしまう方も多いようです。
ビジネス書をたくさん読める
瞬読を身につけた方には、ビジネスマンの方が多く、仕事に必要なビジネス書をたくさん読めるようになったとコメントされる方もいらっしゃいました。
仕事の効率が上がる
また、ビジネスマンの方ならではのコメントで多かったのが仕事に関することです。
報告書や資料など仕事で扱う書類を速く読めるようになり、判断が速くなる、扱える書類仕事が増えるメリットがあるようですね。
瞬間は特別な才能？
瞬読は、3分で1冊読める読書術で何だか特別な才能のように思えます。
速読術を身につける本には、イメージ力を上げるためのマインドマップの身につけ方、視線の動き、記憶術など本を読むことの他に身につけることが多くあります。
イメージ力や記憶術そのものが、何だか特別な才能に思えてなりません。
瞬読のセミナーの説明には、「字が読めること」の他に特な才能はいらない書かれています。
話題の瞬読を身につけるのに特別な才能はいらないのでしょう。
趣味の読書なら普通の速さでいいかな
今回は、話題の読書術 瞬読のお話をさせていただきました。
速読が流行してから数年が経ちますが、いよいよ速読よりも速く本が読める技術が出てきたんですね。
ちなみに瞬読はおろか、速読も身につけていない私の読書の速さは616文字/分。
一般的な読書速度が400～800文字/分といわれている中で、いたって平均的な速さです。
読書を始めてからしばらく経ちますが、困ってはいませんよ。
ただ、ビジネス書をたくさん読まなければならない方、報告書や資料を何冊も読んで物事を考える仕事の方には瞬読は画期的な読書術なのかもしれません。
