平成と昭和 世代間ギャップの世代って?
最近、「昭和VS平成」など世代間の違いを取り上げるバラエティ番組を多く見かけるようになりました。
私自身は、あまり世代というものにこだわってはいません。
そういう考えも世代の特徴なのでしょうか?
そこで、よく知られている「団塊の世代」や「ゆとり世代」の他にどんな世代があるのかまとめてみました。
世代は生まれた年代によって共通する価値観
○○世代で性格や特徴をひとくくりにするのは、私はあまり好きではありません。
人は、育った環境や出会った人、身につけた考え方で個性があって、ひとくくりすることはできないと思います。
そうは言っても、年代によって違いがあるのは事実。
それは、「同じようなことを経験した」ことで価値観が共通するところがあるからではないかと思います。
昭和前半生まれの世代~団塊の世代だけじゃない世代
昭和の前半には戦争があり、中盤には戦後復興、後半にはバブル景気もありました。
昭和の中でも前半生まれの方と後半生まれの方では、世の中の捉え方に違いはあります。
昭和前半生まれの方には、「昭和一桁世代」「焼け跡世代」「団塊の世代」「しらけ世代」があるといわれています。
昭和一桁世代
1926年(昭和元年)から1934年(昭和9年)までに生まれた世代。
現在の85〜90代。
前半生まれの方は徴兵を経験され、後半の方も子どもの頃に戦争を経験していて、食料不足、経済不況と生活の大変さを経験した世代。
「金の卵」と呼ばれ、就職先はたくさんあっても給与や労働条件は悪い場所が多かったといわれている。
焼け跡世代
1935年(昭和10年)から1946年(昭和21年)ころに生まれた世代。
72〜84才くらい。
80代の方では、昭和一桁世代と同じように生活の苦労を経験されています。
70代の方は少しずつ大学進学が増えてきた世代で、戦後の時代の変化を身をもって体験した世代でもあります。
昭和後半生まれの世代~バブル世代の他にも有名な世代
昭和の後半生まれの方にとって、世代の違いに影響するのは経済の変化にあります。
好景気を過ごしたバブル世代と、好景気を経験したことがない氷河期世代では仕事への向き合い方で大きな違いがあって当然です。
そんな昭和の後半生まれの方は、「バブル世代」「氷河期世代」「プレッシャー世代」があるといわれています。
バブル世代(新人類と呼ばれた世代)
1965年(昭和40年)から1970年(昭和45年)までに生まれた世代。
49〜59才くらい。
ツッパリ・ヤンキー文化の中で青春を過ごして、バブルの真っ只中に大人になった世代。
ファッションやスポーツカー、アニメやサブカルが大流行したとても華やかな時代を経験され、世の中へのイメージは前向き。
他の世代からは楽観的といわれることも………。
平成生まれの世代~ゆとり世代とさとり世代
昭和と平成の違いも大きいですが、平成の中でも「ゆとり世代」「さとり世代」の2つの世代があるといわれています。
ゆとり世代(後半はさとり世代)
1987年(昭和62年)から2004年(平成16年)までに生まれた世代。
15〜32才くらい。
義務教育で習う予定の教科が減り、受験競争が落ち着いた頃に学生時代を過ごしたため「ゆとり教育」を受けた世代といわれる。
「ゆとり教育」のどこが悪いのかはちゃんと説明できない人が多い。
「いい国作ろう鎌倉幕府」と歴史の年表を語呂合わせで丸暗記しているより、織田信長が「どんな政治をして何が変わったか」をじっくり学ぶ今の世代の勉強の方が実用的に思えます。
上の世代は、きっと勉強の時間が少なくなった世代が羨ましいのでしょう。
さとり世代
2000年(平成12年)以降に生まれた世代。
10代から20代前半。
多くの情報に触れる中、世の中の仕組みを大人になる前に知ってしまた世代。
綺麗事や理想論には、特に厳しく向き合う世代のようです。