考えすぎない 本田時生
著者 本田時生
出版社 アルファポリス文庫
分類 実用書
読みやすさ ☆☆★読みやすい
今回が本多時生さんの『考えすぎない』の最終回になります。
最終回では今までで取り上げた4つの考えなくてもいいこと、それを考えないことで何を得るかをまとめてみました。
考えなくて得られるものは?
時間
1日の時間=(生活に必要な時間)+(幸せな時間)+(何もしない時間)+or−(必要のないことを考えている時間)
まず、今後に必要のないことを考えている『無駄な時間』が減って、その時間で何かができるようになります。
寝ても良いですし、趣味に打ち込んでも良いですね。
私でしたら、大好きな料理を作りますか。
自分と大切な人にとって幸せにつながること
頭のメモリー=(生活に必要な容量)+(必要なことを考える容量)+(楽しいことを考える容量)+(空き容量)+or−(無駄なことを考える容量)
そして、『無駄な時間』が減ることはそれを考えていた頭の容量も減らすことができます。
『無駄なことを考えていた容量』の分が空き容量に変わります。
著者はここで、大切な人と幸せになれる方法や自分の好きなことを考えるように問いかけています。
私もきっとそうしますね!
考えないだけで上手くいく?
この『考えすぎない』の本の難しいところは、本の中の文章には「考えないようにしよう」と多く書かれていますが、本当の目的は文章の裏に隠されていることにあります。
「(自分と大切な人との今後に必要のないことは)考えないようにしよう」
というのが本多時生さんの隠されたメッセージなのではないでしょうか?
それとも私の勝手な解釈になるのでしょうか?
それなら、それで私は勝手に良い考えを手に入れることができたので良いことにしますね。
まとめ
私はこの『考えすぎない』から
「(自分と大切な人との今後に必要のないことは)考えないようにしよう」
そして、考えない時間で浮いた分
「(自分と大切な人との今後に必要のないことを)考えるようにしよう」
と思いました。
それが、本多時生さんのメッセージかは分かりません。
答えは作者の中にあると思いますし、読み手が自分にとって必要なものを得られれば読書はそれで良しと思います。
買うか買わないかはそれぞれですが、本屋さんで手に取って読んでみて下さい。
きっと相性があるはずで、本当に悩みで潰れてしまいそうな人には文章に書かれている通りの「考えないようにしよう」との言葉が気持ちを落ち着かせてくれるとも思います。
初めての実用書の書評で、なかなか上手く伝わったかは分かりません。
繰り返し書評を書いて、読んで下さる方に上手く紹介できるようになりたいですね。