アリの仕事始め
出典: クロヤマアリ
先日、暖かい日の我が家の駐車場では、アリの皆さまも仕事をはじめていました。
アリの仕事
花水(hanami)の暮らす地域で見かけるのは、画像のようなクロヤマアリ(英:Formica japonica)という種類のアリのようです。
おそらく、日本国内で暮らす多くの方にとってアリというとクロヤマアリなのではないでしょうか?
調べてみると、クロヤマアリには子どもを産む「女王アリ」、仕事をする「働きアリ」、次の世代の「雌アリ」と「雄アリ」がいるようですね。
画像のように、普段見かけるのは働きアリです。
働きアリにも実は巣の中で働く内勤、外に出て食料を集める外勤の2つの役割があるようです。
内勤の働きアリは巣の中で子育て、餌の貯蓄、掃除をして過ごし、若いアリが担っているようです。
外勤の働きアリは、巣の外に出て食料を探すのが仕事、外敵に襲われたり事故で命を落とす危険もあります。
こちらは、年齢の高いアリが担っています。
人間の若者は外に出て働いているだけ
アリのお話から、人間の世の中に戻ってみると、新型コロナウイルスの感染者は20〜40代の若い世代が多いようです。
「若者の行動範囲が広いため」
「若者には感染を広めている自覚がない」
「若者は遊びに出たがるから」
政治家の方は、若者が遊びに出歩いたから新型コロナウイルスが広まったと言います。
人間の若者は、ただ会社の決まりに従って働いているだけだと思います。
営業担当の方、店舗の接客担当は20〜40代の方がほとんどでしょう。
年功序列が多い日本の社会では、年齢が若いほど外回りが多く、年齢が高いほど管理職の方が多くなります。
若者が外を出歩かなければならないのは、会社や世の中がそういう仕組みなので仕方がないことです。
もちろん、今の社会の仕組みを作ったのは、政治家の方の年代の方でしょう。
花も虫も何も変わらず季節は進む
新型コロナウイルスの感染拡大、私たちは外出の自粛をして過ごしています。
お店を経営されていたり、飲食関係や観光業界で働かれている方は収入が減ってしまった方もおられるでしょう。
人以外の自然は、何も変わっていませんでした。
アリは働き始めていて、街路樹の下から顔を出した花は蕾をつけています。
北国のこちらでも、そろそろ桜が咲く季節でしょう。
世の中は変わってしまうかもしれない、それでも自然は変わらず私たちを受け入れてくれるはずですよ。