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地震後の停電「文明の明かりが消えた夜」〜報道と行動

地震など災害時に思った報道と人の行動


この記事を書いているのは、北海道胆振東部地震(ほっかいどう いぶり とうぶじしん)発生から4日後の9月10日。

安否不明だった方は、全員発見されたとのことです。

私の暮らす北国のある地域は、電気が復旧してから2日。

街は一応の落ち着きを、取り戻しつつあります。

今回は、地震、そして停電の中で思った報道のことと私が見かけた人々のお話をさせていただきますね。

※このシリーズは北海道胆振東部地震(ほっかいどう いぶり とうぶじしん)の体験談です。地震を思い出すことで、体調や気分が不快になられる方は、閲覧をお控えいただく方がいいと思われます。



地震後の報道のこと


災害後の報道は、ここ数年の大きな災害で情報の伝え方が見直されてきたと言われています。

北海道胆振東部地震後の報道については、あくまで体験した私や同じ立場にいた私の周囲の人の感じたことです。


テレビは見れていなかった

北海道胆振東部地震では、苫小牧東発電所の停止によって大規模な停電が起こりました。

停電は、明かりだけではなく家電全てが使えなくなり、バッテリーを内蔵していたり、電池式の家電以外全てが使えなくなっていました。

もちろんテレビも。

我が家では、カーナビのワンセグで必要なときだけテレビを見ていました。

おそらく、車のない家庭などほとんどの方がテレビを見れず、高齢の方でワンセグ機能を知らない方は全く見れていませんでした。


「解説」より「現状」と「今後」の見通しを望んでいる

それでも、バッテリーに気をつけながら見ていたテレビからはラジオやWeb以上の情報は得られませんでした。

中でも、「こんなこと知らなくても良いのに」と思ったことは、専門家の方の解説です。

復興後でしたら、専門家の方の解説は今後の防災に非常に役に立つ知識です。

ですが、今まさに停電の中で知りたいことは、「現状」がどうなっているか。

例えば、停電や断水の地域を詳しく教えてほしいですし、復旧しはじめた場所を具体的に知りたいものです。

もう1つは、「今後」どうなるのかの見通しです。

おおよそでも構いませんので、電気や水の復旧見込み、お店の開店情報などの報道を待っていました。

SNSで、本当のことと間違いそうなデマが流れたことも、具体的な報道が不足していたことも理由の1つになるのではないでしょうか?


普通の番組があってよかった

これは、県民性かもしれませんし。

被害の大きかった地域は、そうは思っていないのかもしれません。

今回のテレビやラジオでは、良いなぁと思えたこともあります。

それは、「普通の番組」があったこと。

バラエティ、お笑い、ドキュメンタリーと普通の番組を楽しむことができました。

こちらは、あまり「空気を読む」ことを気にしない方も多く、テレビの番組やCM自粛を「つまらない」と言っていた方が多い地域。

地震特集のみではなく普通の番組を、今まで通り楽しむことができて良かったなぁと思います。



地震・停電、混乱の後の人の行動


北海道胆振東部地震で発生した、ブラックアウトと呼ばれる大規模停電で発生した混乱は多くの人の行動で「人間の本当の姿」を問われることに………


皆を励ます「酔っ払い」のおじいさん

私が最初に買い出しに向かったコンビニでは、店舗の電気がつかずレジも動かない中販売が行われていました。

弁当やパン、カップ麺は地震発生後6時間の時点でほとんど売り切れ。

それでも、残ったお菓子や日用品を買い求める方で店内はカウンターに列をなす人々。

店員さんも電卓で計算をしながら会計をしてくれていましたよ。

お店を出ると、80代くらいのお年寄りの男性がお酒を片手に行き交う人々に話しかけています。

「皆んな悪くないぞ!誰も悪くない。悪いのは地震だ!」

混乱している中、酔っ払う方を不謹慎と思う方もおられるでしょう。

私も含めて行き交う人々の半分は呆れ顔、もう半分は芸人さんに「笑わされた」顔。

ですが、男性の周りは笑顔が増えていました。

男性のような、ムードメーカーの方も時には必要なのでしょう。


スーパーの行列で文句を言う方

呆れる部分もありますが、微笑ましかった男性の次は不謹慎な方のお話。

9月6日のお昼頃に並んだスーパーでの出来事です。

スーパーには、数100メートルはありそうな行列。

店舗の入り口には、「準備中のためしばらくお待ち願います」の手書きの張り紙。

私たちも含め年代を問わず、多くの人が大変さを語り合いながら、一旦離れる人に場所を譲りながら開店を待っていました。

すると、声を荒げる男性が…

「まだ開けないだと、こんな時に金儲けの算段をしやがって」

70代くらいの男性が、様子を見に行っていた若い方の知らせに怒りを露わにしていました。

「話にならん。俺が行って話をつけてくる」

そう言って列を離れた男性は、戻ることはありませんでした。

2時間後に入店せることができたスーパーには、電池や缶詰などは売り切れていましたが必要な品物を買うことはできました。

私はこの方の怒りが、よく理解できないんですよね。

順番待ちを承知で並んでいますし、お店が商品の料金をもらうのは商売ですから当然と思います。

さらに、八つ当たりのように様子を見に行ってくれた若い方を怒鳴って………

結局、買い物もできず損してしまっています。

こういう時こそ冷静でいたいものですね。


横入りをしようとする方

こちらの方は、明らかに「けしからん」人です。

地震の2日後、9月8日に停電が復旧し食料を買いに行ったときのことです。

我が家では食パンを冷凍していますが、スーパーにはありません。

ラジオでパン屋さんで、やっている店舗があることを知り車で訪れると…

ここも長蛇の列、それでもスーパーよりは少ない50名ほど。

列に並んでいると前の方から大きな声が聞こえます。

60代くらいの大柄な男性と列に並ぶ、子供連れの若いお母さん。

「トイレに行っていたら列が進んでしまって、ここのはずなんだが、あんた覚えてるよな」

「え……いえ、あまり」

どうやら途中で列を抜けた方が戻ってきたのでしょうか?

「だから、あんたの前だっただろ!並んでただろ!」

声がどんどん大きくなり怒鳴り声になります。

私はかなり後ろだったので、いたかどうかは全くわかりません。

するともう1つ大きな声が…

「あんたなんか並んでなかったべさ!ずるいことしないで、さっさと後ろに並べ!」

大柄な男性に負けないほどの怒鳴り声。

声の主は後ろ姿しか見えませんが、初老の女性のよう。

見た目で性格を言ってしまうのも失礼ですが、明るい色のパーマをかけたたくましそうな「おばちゃん」のようでした。

「ここにいたってかい?」

女性は列に並ぶ周りの人に同意を求め、他の方の声は聞こえません。

やり取りで、どうやら男性は「いなかった」ようです。

男性は怒鳴りながらも、その場を離れていきます。

ひと言で離れていかれたということは…本当に横入りを企てていたのでしょう。

こういう横柄な方はずるいですよね、きっと「怒鳴れば言うことを聞きそうな人」を選んでいるのでしょう。


北海道胆振東部地震「文明の明かりが消えた夜」シリーズ↓
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