大衆文学とは?
純文学に比べ、大衆文学は垣根が低く親しみやすい言葉ですね。
大衆文学の文学賞には、直木三十五賞があり発表を楽しみにされている方も多いでしょう。
そこで、大衆文学ってどんなジャンルの小説なのでしょう?
疑問にお答えできますよう、大衆文学の成り立ちを調べてみましたよ。
大衆文学はリアルな世界観を求める作品
大衆文学は、最近ではエンタメ小説とも呼ばれ、ミステリ小説から時代小説まで多くのジャンルがあります。
大衆文学に共通することは、物語にリアルな世界観を求める作品であるということ。
私たちが物語の世界に迷い込んでしまいそうな、リアルなストーリーとテーマが大衆文学の魅力でもあります。
大衆文学の確立で小説の世界に現実感が生まれた
純文学が小説に芸術的な表現を求める一方で、読者を楽しませる目的で描かれた作品が大衆文学です。
大衆文学は、純文学に少し遅れて明治後半から大正時代にかけて確立しました。
大衆文学を具体的にいうと
大衆文学に明確な定義はありませんが、純文学と比較して、「娯楽性」を重視した作品が大衆文学とされています。
登場人物の芸術的な心の表現を求めた純文学は、共感できる読者が増える一方で、世界観が独特でもありました。
大衆文学が確立されたことで、小説の世界を身近な出来事として感じやすい現実感が生まれたともいえるでしょう。
大衆文学の中にある作品のジャンル
大衆文学は、作品の内容でさらに細かく分かれています。
花水(hanami)のブログで取り上げいるだけでも、12のジャンルがあります。
推理小説(ミステリー小説)、青春小説、恋愛小説、SF小説(サイエンス・フィクション小説)、ファンタジー小説(幻想小説)、ホラー小説(怪奇小説、怪談小説)、ライトノベル、経済小説、政治小説、歴史小説と時代小説、児童小説、官能小説。
ミステリ小説は、さらに細かいジャンルがありますので、こちらをご覧くださいね()
大衆文学のまとめ
大衆文学の歴史は1つの作風から枝分かれし、またひとつにまとまる純文学とは大きく異なります。
花水(hanami)のブログで大衆文学の重要人物としている谷崎潤一郎、文学賞にもなっている吉川英治や直木三十五、推理小説の江戸川乱歩から始まった大衆文学。
その後は、生き物の進化のように細かく分かれてを繰り返し、私のブログで取り上げいるだけでも12のジャンル、さらに細かなジャンルが生まれます。
文学の多様性とは、大衆文学の進化のことをいうのかもしれませんね。
純文学と大衆文学の関連リンク
純文学と大衆文学の作風の違い
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作品の内容で分かれる小説の分類
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純文学の3つの文学賞
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