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2021年第164回直木賞受賞に芹沢央さんの『汚れた手をそこで拭かない』を予想!

ノミネート2作品で迷う


第164回直木賞受賞予想ですが、今まで取り上げさせていただいた中から、1作品だけ選ばせていただきます。

それは、加藤シゲアキさんの『オルタネート』、芹沢央さんの『汚れた手をそこで拭かない』から1つだけ選ばせていただきます。

加藤シゲアキさんと芹沢央さん


第164回直木賞受賞予想、最後の選び方で迷っている作品は、加藤シゲアキさんの『オルタネート』と芹沢央さんの『汚れた手をそこで拭かない』の2作品です。


『オルタネート』加藤シゲアキ

レビュー数:69
評価:☆☆☆☆☆
ツイッターアンケート:60%(/投票87件)
花水ポイント:10ポイント

作品の人気、レビューとSNSでの話題性では加藤シゲアキさんの『オルタネート』が他のノミネート作品を大きく引き離していました。


『汚れた手をそこで拭かない』芹沢央

レビュー数:28
評価:☆☆☆☆★
ツイッターアンケート:17%(/投票87件)
花水ポイント:30ポイント

芹沢央さんの『汚れた手をそこで拭かない』は、加藤シゲアキさんの『オルタネート』に続き、他のノミネート作品を抑えたレビュー数とSNSでの話題性があります。



加藤シゲアキさんと芹沢央さんの経歴


直木賞では、作家さんの現在までの経歴も審査の中で大切にされています。

経歴といっても、同じ業界を知らなければ分からないことも多くあります。

そこで、お2人の出版数と文学賞受賞数を比べてみました。


加藤シゲアキ

出版数:7(小説単行本)
文学賞受賞数:1

加藤シゲアキさんは、現在7冊の小説を出版されています。

文学賞の受賞は、『チュベローズで待ってる』で2018年にTwitter文学賞を受賞されています。


芹沢央

出版数:19(小説単行本)
文学賞受賞数:3

芹沢央さんは、出版数19作品のベテラン小説家です。

文学賞の受賞は、『罪の余白』で2012年に野生時代フロンティア文学賞

『瀑の耳たぶ』で2017年新井賞。

『火のないところに煙は』は、2018年静岡書店大賞を受賞され、山本周五郎賞候補に上がっていました。

他にも、5つの文学賞候補があり、受賞歴は3回、ノミネートは6回と経験豊富です。



第164回直木賞は芹沢央さんの『汚れた手をそこで拭かない』を予想


物語のテーマ、作品の人気、作家さんの話題性、作家さんの経歴。

おそらく、物語のテーマと作家さんの話題性では加藤シゲアキさんが圧倒されています。

作品の人気は、おそらく同じくらい。

もし、これが本屋大賞なら、加藤シゲアキさんの受賞が確実なのかと思います。

今回は、直木三十五賞、作家さんの経歴も審査される文学賞です。

お2人の出版数と文学賞の受賞数にある、大きな差は見逃せません。

そこで、今回は芹沢央さんの『汚れた手をそこで拭かない』が第164回直木賞を受賞されると予想します。



芥川賞直木賞にまつわるお話

芥川龍之介芥川賞
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直木三十五直木賞
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純文学と大衆文学の違い
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過去の芥川賞直木賞受賞予想(全て外れです)
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