本とお酒
本を読むときのお供というと、コーヒーや紅茶が思い浮かびます。
甘いお菓子もうってつけですよね。
それなら、お酒はどうでしょう?
読書に与えるお酒の影響を調べてみましたよ。
読書とアルコールの組み合わせ
気温がそこまで高くなく、風も落ち着いている我が家のベランダで休日にお酒を飲みながら小説を読んだことがありました。
読んでいたのは日常ミステリの小説なのですが、いつもより読書に没頭できたことが印象的です。
もしかしたら、お酒も読書にいい効果があるのでは?
コーヒーに含まれるカフェインは、脳を目覚めさせる読書にとてもいいことは知られています。
お酒に含まれるアルコールにも、何かしらの効果があるのかもしれません。
アルコールの効果
お酒に含まれるアルコールの健康への悪い働きは、よく知られていることですので今回は記載を控えることにします。
アルコールのいい働きを取り上げてみます。
ブレーキを働きにくくすることで欲望が解き放たれる
お酒を飲むと、食べ物をいつもより多く食べることができたり、会話が弾む。
この働きは、脳の中にあるブレーキが緩くなるからといわれています。
以前ハリーポッターのコラムで「許されざる呪文」のお話を書いたときに、脳の働きも詳しくまとめています。
私たちが欲望のままに行動しないのは、大脳という場所が理性のブレーキをかけているからなんですね。
お酒は理性のブレーキを働きにくくする働きがあり、普段抑えられている欲望が表に出てきやすくなります。
お酒を飲んで失敗してしまう原因にもなっています。
感情は豊かになる
理性のブレーキは、普段は私たちの感情も押さえつけています。
クレーマーの方に言い返さず丁寧に応対したり、いつも笑顔で働けるのもそのためです。
お酒でブレーキの働きが弱まることで、喜怒哀楽の感情がいつもより豊かになることは知られています。
思考力は下がってしまう
一方で、難しいことを考えたり、物事を解決する思考力は大脳の働きでもあるので、お酒を飲むことで下がってしまいます。
読書への影響
お酒の読書への影響は、「感情が豊かになる」ことと「思考力が下がってしまう」ことです。
お酒のお供はほんわかする小説
お酒を飲む飲んでの読書に向いている本は、暖かい話題で気持ちがほんわかする小説です。
お酒の影響で感情が豊かになっているため、小説の中の出来事や登場人物の気持ちに共感しやすくなりますよ。
悲観的な小説はお酒のお供に向かない
反対にお酒を飲んで読まない方がいい本は、悲観的な小説です。
理由は同じで、悲観的なエピソードがまるで自分の事のように感じてしまいます。
主人公の悲劇をいつもより悲しく受け取ってしまったり、登場人物の怒りを覚える行動をより強く感じてしまいます。
ビジネス書はお酒を飲まないで読んだ方がいい
もう1つ別の理由で、ビジネス書は向かないでしょう。
お酒を飲むと、アルコールの働きで思考力が下がってしまいます。
ビジネス書や勉強の本は、お酒を飲んでいないときに読みたいものですね。
たまにはお酒と読書もいいかもしらない
昨年秋、お酒を飲んで読書に没頭したことを思い出してお酒と読書の関係をまとめてみました。
お酒に含まれるアルコールには、理性のブレーキを外すことで感情が豊かになる効果があります。
いい面では、暖かい物語の小説に共感させてくれるでしょう。
反対に、悲観的な物語の小説では気持ちが落ち着かなくなってしまうかもしれません。
そして、思考力が下がってしまうためビジネス書の読書とお酒は相性が悪そうです。
暖かい物語の小説を片手に、お酒を飲むのもたまにはいいのではないでしょうか?