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積ん読了(つんどくりょう)とは?積ん読と読了との違いを解説

積ん読了(つんどくりょう)とは?

読書の豆知識


積ん読と読了は、読書好きの方のSNSで見かける言葉ですが……積ん読という言葉を見かけたことはありますか?

今回の読書の豆知識は、積ん読了(つんどくりょう)の意味と積ん読と読了との違いを解説させていただきますね。

積ん読了(つんどくりょう)とは?

積ん読


積ん読了(つんどくりょう)は、読み終えた本が多く積まれている状態の意味のある、積ん読(つんどく)と読了(どくりょう)を合わせた読書用語です。

積ん読了(つんどくりょう)の意味

積ん読了(つんどくりょう)は、「読み終えた本が多く積まれている状態」「本をたくさん読んでも細かな内容を覚えていない状態」の意味がある読書用語です。
花水由宇

読書用語といっても、まだ実際に使われてはいません。

「読み終えた本が多く積まれている状態」に当てはまる言葉が見当たらず、私が思いついたからです。


積ん読(つんどく)と読了(どくりょう)を合わせた読書用語

積ん読了(つんどくりょう)は、積ん読(つんどく)と読了(どくりょう)を合わせた混成語(英:blend)です。

読みたい本を買ったまま読んでいない積ん読(つんどく)、本を読み終わった読了(どくりょう)を合わせて、「読み終えた本が多く積まれている状態」としてみました。

本好きの方や勉強中の方でしたら、ひとまず本は読み終えてもまとめに取り掛かろうか、それとも保管しておこうか、次の本を読むために処分しようか決まらず積んだままになっていることはありませんか?

そんなときには、積ん読了(つんどくりょう)を使ってみませんか?




読了(どくりょう)の意味

読了

読了の意味と使い方、完読と通読の違いを読書好きが解説 - 本当に本が読みたくなる読書のブログ


読了(どくりょう)は、「本を読み終えた」ことを意味する言葉です。

似た単語では、「本を読み終え内容を理解した」意味の完読(かんどく)、「最初から最後まで読み終えた」意味の通読(つうどく)があります。

Twitterで「#読了報告」と投稿されることも多く、インターネットを利用する読書好きの方にとって1冊の本を読み終えたことは「読了」というのが現代的なのでしょう。


積ん読(つんどく)とは?

積ん読

積ん読の意味と使い方、実は世界に広まる国際的な読書用語? - 本当に本が読みたくなる読書のブログ


積ん読(つんどく)は、積読とも呼ばれている「買った本を読まずに積んだままにしている状態」の意味があります。

読書ブログやTwitterで「#積ん読」と投稿されているため最近の言葉のようですが、明治時代に使われ始められた歴史のある言葉です。

さらに、2014年には英語で「tsundoku」と使われ始めるなど「sushi」「tsunami」のように日本発祥の国際語として広まっています。
参照)"Tsundoku," the Japanese Word for the New Books That Pile Up on Our Shelves, Should Enter the English Language | Open Culture





積ん読了(つんどくりょう)と積ん読(つんどく)の違い


積ん読了(つんどくりょう)積ん読(つんどく)には、「本を読み終えたか」という点で大きな違いがあります。

読み終えた本がそのままの積ん読

同じように本が積んだままになっていても、本を読み終えていたら積ん読了に当てはまります。

積んだままだと掃除もしづらいでしょうから、本の内容をまとめるか、保管するか、処分するかを決めたほうが良さそうです。


読んでいない本がそのままの積ん読

一方、本が積んだままになっていて、読み始めていない場合は積ん読の状態です。

時間を作って本を読み始めて下さいね。




積ん読了(つんどくりょう)の効果?

積ん読了(つんどくりょう)は、多読向きですが、本の内容が曖昧というデメリットもあります。

メリットは多読

積ん読了は、読み終えた本が積んだままになっており、ひとまず本は読み終えています。

特に多読に向いてる本の読み方で、その後まとめたり勉強で調べたりする際には、積んである中から本を選ぶことができます。


デメリットは内容が曖昧

積ん読了は、本を読み終えてはいますが「細かな内容を覚えていない状態」でもあります。

楽しむ目的の読書なら影響はありませんが、本から得たいことがあるなら、早めにまとめに取り掛かったほうが良いでしょう。


積ん読了(つんどくりょう)のまとめ


今回は、私自身の「読んだ本が積み重なっている」状態から、積ん読了(つんどくりょう)という読書用語をひらめきました。

読書好きの方は、同じ経験をされる機会が多いのではないでしょうか?

そんなときは、「今、積ん読了なんですよ」と使ってみてくださいね。

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