読書の秋におすすめのSDGsの本
読書の秋におすすめの本特集、今回は番外編の更新です。
数年前から見かけ、最近見かけることが多い用語「SDGs(持続可能な開発目標)」。
今回はSDGsを「入門」「詳しく知る」「実践」の3段階で学べる本を見つけたので、紹介させていただきますね。
- 読書の秋におすすめのSDGsの本
なぜSDGsが身近な言葉になっているの?
SDGs(英:Sustainable Development Goals)
は、Sustainable(持続可能な)、Development(開発)、Goals(目標)の略で日本語でも「持続可能な開発目標」とそのまま翻訳されています。
SDGsは国際的な取り組みの義務
SDGsは、世界的な環境問題に対する取り組みで、今まで「前向きに検討しましょう」と曖昧にされてきた物事を「何をどうするか?」と具体的に約束する国際的な取り組みです。
2030年までに17の世界的目標と169の達成基準が細かく決められており、国連加盟国内で参加が義務付けられています。
日本はPeople(人間)、Planet(地球)、Prosperity(繁栄)、Peace(平和)、Partnership(パートナーシップ)に対応した8項目を「SDGsアクションプラン2020」として採用しています。
SDGsを「入門」「詳しく知る」「実践」の3段階で学べる本
私自身、地方の中小企業で働く会社員です。
気がつかなければ、身近なところにSDGsがあるかはわからないほどです。
そこで、読書の秋にSDGsを「入門」「詳しく知る」「実践」の段階で学べる本を探してみましたよ。
SDGsの入門書は『世界がぐっと近くなるSDGsとボクらをつなぐ本 ハンディ版』池上彰
社会問題や経済のお話を、わかりやすく解説されている池上彰さんがSDGsについて書かれた『世界がぐっと近くなるSDGsとボクらをつなぐ本 ハンディ版』は入門書にぴったりです。
イラストと図解は普段読書をされない方にとってもわかりやすく、漢字にはふり仮名がふられ、難しい用語はわかりやすい例えで解説されています。
読みやすいからといって、子ども用ではありません。
SDGsの17の世界的目標を、項目ごとに分けて解説されています。
「SDGsって何?」と思われている方にとって、全体像を理解できる入門書になってくれるはずです。
SDGsを詳しく知るには『図解即戦力 SDGsの考え方と取り組みがこれ 1 冊でしっかりわかる教科書』バウンド
タイトルの通り、『図解即戦力 SDGsの考え方と取り組みがこれ 1 冊でしっかりわかる教科書』は図解が多く使われているSDGsの教科書といえる1冊です。
SDGsの解説に加えて、新型コロナ問題や世界経済の問題も取り上げられていて、SDGsを「詳しく知りたい」方向けの本です。
ビジネスモデルのPDCAサイクルで具体的な取り組みを例えられたり、国内企業の例を上げているため、若手会社員の方はわかりやすいのではないでしょうか?
働く世代の方は、読書の秋にSDGsをより詳しく学んでみても良さそうですね。
SDGsを実践するには『SDGs思考 社会共創編 価値転換のその先へ プラスサム資本主義を目指す世界』田瀬和夫
SDGsに直接携わるSDGパートナーズCEO・国連フォーラムの共同代表 田瀬和夫さんが書かれた『SDGs思考 社会共創編 価値転換のその先へ プラスサム資本主義を目指す世界』。
SDGsを企業経営や個人の活動で実践する、具体的な考え方と社会のあり方についてまとめられた1冊です。
経済用語や社会用語が多く使われて、経済学や社会学の基礎を理解している方が「SDGsを実践する」参考書になる本です。
読書の秋だからというよりも、SDGsを実践したい経営者の方、大手企業に勤務する方向けではないかなと感じました。
まずは入門『世界がぐっと近くなるSDGsとボクらをつなぐ本 ハンディ版』
「入門」「詳しく知る」「実践」に分けてSDGsの本を紹介させていただきました。
私のように、「テレビやネットニュースで何となく知っている」方は池上彰さんの『世界がぐっと近くなるSDGsとボクらをつなぐ本 ハンディ版』で、まずは入門されてはいかがかなと思いますよ。
もちろん、お仕事で今すぐ活用したい方は『図解即戦力 SDGsの考え方と取り組みがこれ 1 冊でしっかりわかる教科書』も働く世代の方にはわかりやすい1冊ですよ。
こうして読書ブログで本を紹介させていただくことも、SDGsが広まるきっかけになれば幸いです。