本当に本が読みたくなる読書のブログ

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読書の秋におすすめ、SDGsを3段階のステップでわかる本 2022

読書の秋におすすめのSDGsの本


読書の秋におすすめの本特集、今回は番外編の更新です。

数年前から見かけ、最近見かけることが多い用語「SDGs(持続可能な開発目標)」。

今回はSDGsを「入門」「詳しく知る」「実践」の3段階で学べる本を見つけたので、紹介させていただきますね。

なぜSDGsが身近な言葉になっているの?

SDGs(英:Sustainable Development Goals)
は、Sustainable(持続可能な)、Development(開発)、Goals(目標)の略で日本語でも「持続可能な開発目標」とそのまま翻訳されています。

SDGsは国際的な取り組みの義務

SDGsは、世界的な環境問題に対する取り組みで、今まで「前向きに検討しましょう」と曖昧にされてきた物事を「何をどうするか?」と具体的に約束する国際的な取り組みです。

2030年までに17の世界的目標と169の達成基準が細かく決められており、国連加盟国内で参加が義務付けられています。

日本はPeople(人間)、Planet(地球)、Prosperity(繁栄)、Peace(平和)、Partnership(パートナーシップ)に対応した8項目を「SDGsアクションプラン2020」として採用しています。


SDGsの目的は「人と環境の共存」

SDGsには、環境問題や人権の17の世界的目標があり、その目的は「人と環境の共存」です。

今まで、「人類の発展と幸せのため」とそれぞれの地域でバラバラに行ってきたことを、「地球のため」に変えて考えてゆきましょうととらえることができます。


日本の課題はジェンダー・環境問題・グローバル化

SDGs達成のランキングでは、日本は17位とアジアの地域ではトップでした。

一方で、「日本ならでは」の問題は世界的には厳しい評価がつけられてしまいました。

ジェンダーは、男女の価値観が根強い日本は「考え方が古い」とされ、いわゆる「ガラパゴス化」した基準が国内にあるためグローバル化が足りないとされています。




SDGsを「入門」「詳しく知る」「実践」の3段階で学べる本


私自身、地方の中小企業で働く会社員です。

気がつかなければ、身近なところにSDGsがあるかはわからないほどです。

そこで、読書の秋にSDGsを「入門」「詳しく知る」「実践」の段階で学べる本を探してみましたよ。

SDGsの入門書は『世界がぐっと近くなるSDGsとボクらをつなぐ本 ハンディ版』池上彰

世界がぐっと近くなるSDGsとボクらをつなぐ本 ハンディ版 (新時代の教養)

社会問題や経済のお話を、わかりやすく解説されている池上彰さんがSDGsについて書かれた『世界がぐっと近くなるSDGsとボクらをつなぐ本 ハンディ版』は入門書にぴったりです。

イラストと図解は普段読書をされない方にとってもわかりやすく、漢字にはふり仮名がふられ、難しい用語はわかりやすい例えで解説されています。

読みやすいからといって、子ども用ではありません。

SDGsの17の世界的目標を、項目ごとに分けて解説されています。

SDGsって何?」と思われている方にとって、全体像を理解できる入門書になってくれるはずです。


SDGsを詳しく知るには『図解即戦力 SDGsの考え方と取り組みがこれ 1 冊でしっかりわかる教科書』バウンド

図解即戦力 SDGsの考え方と取り組みがこれ 1 冊でしっかりわかる教科書

タイトルの通り、『図解即戦力 SDGsの考え方と取り組みがこれ 1 冊でしっかりわかる教科書』は図解が多く使われているSDGsの教科書といえる1冊です。

SDGsの解説に加えて、新型コロナ問題や世界経済の問題も取り上げられていて、SDGsを「詳しく知りたい」方向けの本です。

ビジネスモデルのPDCAサイクルで具体的な取り組みを例えられたり、国内企業の例を上げているため、若手会社員の方はわかりやすいのではないでしょうか?

働く世代の方は、読書の秋にSDGsをより詳しく学んでみても良さそうですね。


SDGsを実践するには『SDGs思考 社会共創編 価値転換のその先へ プラスサム資本主義を目指す世界』田瀬和夫

SDGs思考 社会共創編 価値転換のその先へ プラスサム資本主義を目指す世界

SDGsに直接携わるSDGパートナーズCEO・国連フォーラムの共同代表 田瀬和夫さんが書かれた『SDGs思考 社会共創編 価値転換のその先へ プラスサム資本主義を目指す世界』。

SDGsを企業経営や個人の活動で実践する、具体的な考え方と社会のあり方についてまとめられた1冊です。

経済用語や社会用語が多く使われて、経済学や社会学の基礎を理解している方が「SDGsを実践する」参考書になる本です。

読書の秋だからというよりも、SDGsを実践したい経営者の方、大手企業に勤務する方向けではないかなと感じました。




まずは入門『世界がぐっと近くなるSDGsとボクらをつなぐ本 ハンディ版』


「入門」「詳しく知る」「実践」に分けてSDGsの本を紹介させていただきました。

私のように、「テレビやネットニュースで何となく知っている」方は池上彰さんの『世界がぐっと近くなるSDGsとボクらをつなぐ本 ハンディ版』で、まずは入門されてはいかがかなと思いますよ。

もちろん、お仕事で今すぐ活用したい方は『図解即戦力 SDGsの考え方と取り組みがこれ 1 冊でしっかりわかる教科書』も働く世代の方にはわかりやすい1冊ですよ。

こうして読書ブログで本を紹介させていただくことも、SDGsが広まるきっかけになれば幸いです。

世界がぐっと近くなるSDGsとボクらをつなぐ本 ハンディ版 (新時代の教養)

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