もうすぐ卒業式!校長先生の祝辞と「時候の挨拶」
本当に本が読みたくなる読書のブログをご覧のみなさま、こんばんは花水由宇(hanami yuu)です。
この挨拶があるということは、お気づきの方もいらっしゃるように書き下ろしになります。
やっぱり書き下ろしは新鮮でいいですね。
そして2月も半ばを過ぎると、そろそろ卒業式の季節になりますよね。
卒業式といえば、思い出すお話がありますので書き残しておこうと思いました。
卒業式と冠婚葬祭の祝辞
卒業式といえば、長い長い校長先生の挨拶。
「春の暖かさに包まれ、桜の芽吹きが待ち遠しい季節に………皆さんは旅立たれます」
北国の卒業式は桜の芽吹きとは程遠く、一面まだ雪に埋もれています。
私の卒業式は吹雪の日もあったようなきがしますし。
何で校長先生は天気に合わない挨拶もするのだろう?
そう疑問に思ったこともありました。
「まだまだ春は遠く、厳しい寒さは続きますが、春は必ずやってきます。皆さんは春の訪れのような志を持って………」
の方が正直で学生にも伝わりやすいのでは?と疑問に思っていました。
天気のことではなかった❗️
「時候の挨拶」という言葉を知ったのは、高校を卒業してからでした。
挨拶状を書くときに初めて教わった季節によって変わる挨拶文「時候の挨拶」。
教わってからずっと、手紙やビジネスメールでのみ使うものと思い込んでいた私。
この「時候の挨拶」が、スピーチにも使われているものと知ったのは親友の結婚式の友人代表スピーチを考えていたときのこと。
スピーチの原稿を見てもらう人がいない若い職場に勤めていた当時、お客さまとして対応していた元校長先生の経験のある方に目を通して頂く機会がありました。
元校長先生は、2〜3カ所の手直しをしてくれた後、お仕事をされていた当時の式典挨拶の話をしてくれました。
その時、それまで忘れていた卒業式の挨拶のことを思い切って聞いてみたのです。
すると元校長先生からは、意外な返答が………
「挨拶文の季節の言葉と締めの言葉、生徒さんへ向けた内容は、今でいうマニュアルのようなもので決まっているんですよ」
なるほど、あらかじめ決まっているのなら、校長先生のセンスで勝手に変えるわけにはいかないわけですよね。
赤っ恥の前に知っておいて良かった
思いもよらない偶然で、卒業式の挨拶の謎が解けましたが、友人代表のスピーチ、天気に合わせて「時候の挨拶」を変えていたら赤っ恥でしたね。
「夏といいましても、寒さが続き………」
なんて言ってしまいそうな若い頃の私、きっと言っていたのかもしれません。
「時候の挨拶」、友人の結婚式の前には覚えておきたいことですね。
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