新しい生活でも楽しんでほしい小説
恒例の「春におすすめの本」コーナー。
「新しい生活」が始まり、新型コロナと向き合いながらの「これから」の暮らしに不安もあります。
そこで、春からはじまる新しい生活とこれからに役立つ、実用書、思想と哲学・考え方の本、一般教養・サブカルと雑学の本、ビジネス書・政治と経済の本、読書の効果と読書術の本、ノンフィクション・エッセイ、小説の7つのジャンルを紹介させていただきますね。
これからの小説は楽しんで
第7回は、小説の紹介です。
それぞれテーマを設けさせていただいた「春におすすめの本」コーナーでしたが、小説はテーマを考えいません。
花水(hanami)が選ばせていただいた作品を楽しんでみてくださいね。
春におすすめの小説
今回選ばせていただいたのは、『南風吹く』『記憶翻訳者 いつか光になる』『青い花』の3作品です。
『南風吹く』森谷明子
過疎化で廃校が決まった高校に通う航太は、卒業後の進路が決まらないまま憤りを抱えた学生生活を過ごしていました。
ある日、俳句の全国大会を目指す同級生の日向子の呼びかけで、同じように悶々と過ごす仲間を集め、真夏の熱い青春に身を投じることになります。
春の暮らしに青春の1冊
『南風吹く』『記憶翻訳者 いつか光になる』『青い花』、どの作品も「のめりこめる」世界観です。
春の季節におすすめなのは、明るい希望が持てて、気持ちに火がつくような森谷明子さんの青春小説『南風吹く』。
青春を過ごす方は新しい思いを、青春から卒業して久しい方は青春の思い出を振り返る1冊にいかがでしょうかか。