便利=不便ということ?
Smart Newsで「日曜休みのスーパー」で思う。「顧客は意外に合わせてくれる」ということ | citrus(シトラス)というコラムを見かけました。
24時間営業のスーパーから、何でも対応してくれるコンビニ、Amazonなどの通販など私たちの身の回りには「便利」が溢れています。
そこで少し思ったことを語ってみますね。
テーマは「便利=不便」。
便利になるということ
買い物をしやすくなって、自分の都合に合わせて用事が足せる。
旅行に来た外国人の方が驚くほど、確かに日本の世の中は便利なことが多いようです。
ですが、お客さんとしての私たちが便利になるほど、お店や会社は不便になっているのかもしれない。
そう、思うこともあります。
そういう花水(hanami)も、コンビニは利用しますしAmazonにはお世話になっています。
そこで、お客さんの便利とお店や会社の不便に分けて考えてみました。
24時間営業のスーパー
生活する時間に合わせて買い物ができる24時間営業のスーパー。
便利〜お客さんがいつでも買い物ができる
24時間営業のスーパーの魅力は、なんといってもいつでも買い物ができること。
それも、売れ残りではなく新鮮な商品がいつ行っても手に入る便利があります。
なんでも対応してくれるコンビニ
最近のコンビニは便利になった。
本当にそう思います。
大抵の用事はコンビニで済むようになりましたから。
便利〜宅配便の受け取りから支払いまでなんでもできる
買い物の他にコンビニでできること、ATMでお金を出し入れし、公共料金が支払えて、宅配便の受け取りと配送も行えます。
コンサートのチケットや航空券の受け取りまでなんでもでき、私も利用しています。
不便〜限られた人数の従業員が負担する
コンビニの「なんでもできる」お客さんの便利さ、お店や会社の不便は逆の「なんでもしなければならない」不便さですよね。
昔は販売と店舗の管理のみの仕事に、支払いの受付、宅配便の受け取りと配送、チケットの発券と決済まで「なんでもしなければならない」ことが増えたはず。
私も宅配便で利用することが多い
Amazonですが、慣れない店員さんが戸惑う場面も見かけます。
ですが、「なんでもしなければならない」ことが増えてお給料は上がったのでしょうか?
きっと変わらないはずです。
それでは、店員さんの配置は増えたのでしょうか?
これも変わらないはずです。
限られた人数で新しい仕事を負担しなければならい、不便が増えてしまったことでしょう。
そこまで「お客さんに合わせすぎる」こともないんじゃないかなぁ
よほどお金持ちでもない限り、お客さんでもある私たちは働く従業員や経営者でもあります。
私たちが便利になることは、そのまま私たちが不便になることと同じだといえないでしょうか?
お客さんは合わせてくれる
先ほど紹介させていただいた、「日曜休みのスーパー」で思う。「顧客は意外に合わせてくれる」ということ | citrus(シトラス)というコラムに気になる内容がありました。
それは、24時間営業を辞めたスーパーでは売れ上げはもちろん下がりました。
ですが、夜間の営業時間分の店員さんの人件費、店舗の維持費も減ります。
すると、売り上げ以上に店舗の維持費が下がり利益は上がったようです。
コラムを書かれた人事コンサルタントの小笠原隆夫さんは、「「こうします」とはっきり意図を伝え、相応のメリットを提供すれば、顧客は意外にこちらのペースに合わせてくれます。」という言葉でまとめていました。
24時間営業をやめても、「仕方ないから休日に買いだめしておこう」とお客さんの私たちは合わせるようになるのではないでしょうか?
お客さんの「今は便利になった」はお店の「今は大変になった」
お客さんの私たちの「今は便利になった」は、お店の私たちの「今は大変になった」ということかなぁと思います。
働く時間がどんどん長くなって、今は働く時間を減らすことが世の中の流れになっています。
「便利さ」を求めているだけでは、私たちの「暮らしやすさ」はいつまでたっても良くならないのかなぁ?
ふと、そう思いました。
最近のマイエッセイはこちらです↓
www.yu-hanami.com
www.yu-hanami.com