コラムとエッセイの視点の違い
今回は、新聞や雑誌、最近ではWebページでも毎日見かけるコラムとエッセイ。
ブログを書いている私も「読書コラム」「雑記 マイエッセイ」というカテゴリーを作り、コラムとエッセイを書いています。
新聞や雑誌で読んでいると、タイトルを読まなければコラムなのかエッセイなのか区別がつかないこともありませんか?
もしかしたら、私の「読書コラム」もエッセイと区別がつかない内容と思われる記事があるかもしれません。
そこで、改めてコラムとエッセイの違いをまとめてみました。
コラムとエッセイの違いはテーマと著者の視点
はじめに、コラムとエッセイとは何なのかに触れてみます。
コラムとエッセイの違いは、取り上げるテーマと著者の視点にありました。
コラムとは?
コラム(英語:column)は、新聞記事での縦長のページというのが本来の意味です。
出版される記事の種類として、一般的なテーマに対して著者の意見や個人的な分析を踏まえてまとめた文章とされています。
コラムを専門に書く作家さんはコラムニストと呼ばれていますが、政治や経済、科学など専門分野の方が新聞の連載記事を執筆することもあります。
専門分野のことを、さらに深く分析した記事は「論評」と呼ばれることもあるようですね。
エッセイとは?
一方でエッセイには、日本語で元々使われてきた言葉があります。
エッセイは「随筆」や「散文」と呼ばれ、著者の体験談に対する考え方や思いを綴った文章です。
国内では、有名人の体験談や、身近な出来事を取り上げた日記として手軽に読むことも、書くこともできる身近な文章でもあります。
エッセイの本はこちらでもまとめています↓
コラムとエッセイはテーマが違う
コラムとエッセイ、どちらも著者の考え方を知ることができるお話です。
違う点をあげるとしたら、「テーマ」。
話題にするテーマが、「世の中の出来事」か「自分の出来事」かに違いがあります。
コラムのテーマは「世の中視点」、エッセイは「自分視点」
コラムとエッセイには、どちらも著者の方のテーマへの考え方が書かれています。
普段、新聞やネットニュースの記事を読むとコラムは割と淡々と出来事への意見を綴っているように思えます。
エッセイの方は、著者の気持ちや感情を織り交ぜて、「思いを語っている」ような印象を受けます。
この違いは、出来事に対する視点(見方)の違いにあるのではないでしょうか?
コラムは「世の中視点」
コラムは、「一般的なテーマに対して著者の意見や個人的な分析を踏まえてまとめたもの」とされているように、政治や経済、科学などのテーマを「世の中視点」で見ています。
世の中視点で見たテーマに対して、自分はどんな意見があるのか?
「鳥の目」と言われるように、広い視点でテーマに向き合わなければならないんですね。
エッセイは「自分視点」
一方でエッセイは、身近なことがテーマ。
この身近な出来事も、世の中で起こっていることの1つに変わりはありません。
コラムとの違いは、「自分視点」であること。
出来事が自分にどう影響するか、どう思ったかを自分から見た視点で考えを綴っています。
ブログの場合は?「読書コラム」と「マイエッセイ」
コラムとエッセイの違いに触れたところで、花水(hanami)のブログでの取り組みのお話にうつります。
読書コラム
「読書コラム」は、「本から得られたこと」や「読書に関する話題」をテーマに書いているカテゴリー。
最近の「読書コラム」では、こちらの記事があります。
「読書とコスパ」をテーマに、読書で得られる情報と必要な時間とお金を、講演会やメルマガなど他の方法と比較してみました。
雑記〜マイエッセイ
「マイエッセイ」は、名前の通り「私のエッセイ」を綴るカテゴリーです。
こちらは、私の身近に起こったこと、世の中で話題になっていることに個人的な意見や思いを語っています。
あくまで「私の思い」を語っていますので、こちらのように世の中の一般的な意見からは離れてしまうこともしばしば。
ですが、1番書いていて楽しい記事でもあります。
コラムとエッセイ、違いのまとめ
今回はWebページ、新聞や雑誌で読むことの多いコラムとエッセイの違いがテーマでした。
コラムは「一般的なテーマに対して著者の意見や個人的な分析を踏まえてまとめた文章」ともいわれています。
コラムでは、テーマに対して世の中の多くの人が向き合う視点に立って、広い視点でテーマに向き合った記事になります。
一方でエッセイは、あくまで自分から見た視点で考えを綴っていい記事でもあります。
テーマの出来事が自分にどう影響するか、「自分視点」であることがコラムとの違いといえます。
コラムとエッセイの違いは、テーマと著者の視点の違いでした。
「読書コラム」や「マイエッセイ」とブログでカテゴリをを作って書いている私も、「読書コラム」は「世の中視点で見たテーマに対して、自分はどんな意見があるのか?」を意識して書き続けていきたいと思います。