非常事態に強い国は?
「世界で通用するジョーク」という話題で、世界最強の組織を作るには、どこの国の将軍・将校・下士官兵の組み合わせが良いのかというお話を見かけました。
これは、そのまま国の仕組みにも当てはまるものだなぁと思い、例えを変えてみました。
「政府・省庁」「民間企業・役所」「国民」に置き換えてみる
こちらのジョークでは、「将軍」は最高決定権者、会社で言えば社長・役員と表現されています。
これは、このまま政府に当てはまります。
次に難しいところが、現場指揮官の「将校」です。
会社では、中間管理職に当たりますが、国の中では民間企業や役所が当てはまるのでしょうか。
民間企業と役所では役割が違うので、民間企業だけに当てはめることにしましょう。
役所などの省庁は、政府の方に当てはめることにします。
最後の「下士官兵」というのは、会社員では役職なしからプロジェクトリーダーくらいまでに当たります。
こちらも立場や収入に違いはあるのですが、国民1人1人ということにしましょう。
非常事態に強い国の組み合わせは?
アメリカ人の政府・省庁
ドイツ人の民間企業
日本人の国民
きっと、解説も要らずに納得される方が多いのではないでしょうか?
アメリカ人の政府〜素早く大胆な決断
アメリカ人の政府というと、トランプ政権はアメリカ国内ではとても評価されているようです。
海外に暮らす私たちにとっては、「何で?」と思ってしまいますよね。
一般的にアメリカ人のトップは、「決断が早く大胆」といわれ、国民の中の1人という目線で国を背負うといわれています。
国内で多くの人の支持されているトランプ政権、海外に友好的で慕われていたオバマ政権、2つの政府は極端ではありましたが、どちらも優秀だったのでしょう。
ドイツ人の民間企業〜先を見通した管理能力
ドイツの民間企業は、働き方改革が最も進んだ合理的な企業がほとんどといわれています。
ドイツの民間企業経営者の特徴として、先を見通せる冷静な分析力、細かなところまで把握する管理能力を持ち合わせている方が多いようですね。
ドイツの企業では定時退社や与えられた休暇を使い切ることが当たり前で、違反者には厳しい処分もあります。
きっと、先を見通した経営で国の経済を支えてくれそうな頼もしさがありますね。
非常事態に弱い国の組み合わせは?
反対に、「世界最弱の軍隊」というジョージを国に当てはめてみます。
中国人の政府、日本人の民間企業、イタリア人の国民
こちらも、わかりやすい例えかなぁと思います。
最強の組織をつくるには | 吉日媒體集團 | 台湾・香港でのプロモーション・訪日インバウンド送客を支援では、こう解説されています。
中国人の政府は、自分個人の利益しか考えておらず、人望がない。
日本人の民間企業は、現実的ではない計画で現場に負担を押し付ける。
イタリア人の国民は、プライベート優先で決められたことを投げ出してさっさと帰ってしまう。
海外の事情は詳しくわからない花水(hanami)ですが、的を得ているのかなぁと思います。
日本人の政府、中国人の民間企業、イタリア人の国民
また別の例えもありました。
世界のジョーク!に不合格... - けんてーごっこ|みんなが作った検定クイズが50万問以上
こちらは、クイズアプリの答えなので花水(hanami)なりの解説をしてみますね。
日本人の政府は、優柔不断で決断が遅く、なにかを決めたとしても曖昧でわかりづらい。
中国人の民間企業は、どうなのでしょうか?
経営陣の利益ばかりで、現場の信頼がないという感じでしょう。
イタリア人の国民は、先ほどの通り、プライベート優先で決まりに従えないからでしょう。
コロナ騒動でも日本で暮らせるのは私たち国民のおかげ?
世界のジョークでは、海外の他の人をバカにしているように思われたかもしれませんね。
ですが、1つ見つけたことがあります。
日本人の政府は、優柔不断で決断が遅く、決定が曖昧。
日本人の民間企業は、現実的といえない計画を立てて、「あとは頑張るんだ」と国民に負担を負わせる。
曖昧な指示、実現できそうにない計画を国民が上手く解釈して、時間と労力をかけて何とか達成する。
新型コロナウイルスが広まる中、「可能な限り感染の拡大を抑える」という政府の曖昧な決定。
臨時休校の中、人手不足で回らない仕事の仕組みを見直さない企業で働きながら。
ご近所や友達でお子さんの世話を分担して、家に仕事を持ち帰りながら健気に働く真面目な国民。
国民が真面目だから、日本は何とかなっているのこもしれませんね。