本当に本が読みたくなる読書のブログ

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書店が潰れてる危機!原因は書籍の出版の落ち込み?

書店が街から消える!昔に比べて少なくなった本屋さん

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今回は本屋さんがテーマですが、少しだけ寂しいお話です。

それは、街から書店が減っているということ。

本屋さんが減り続ける理由は?

私たち読者は書店を減らさないために何ができるのかを、考えてみましたよ。

書店は20年で半分に減ってしまった…

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「潰れる書店が多い」

「街から本屋さんがなくなる」

ここ10年くらいで実感していた、本屋さん問題。

こちらの記事を読んでみると、実態が明らかに…
日本の書店がどんどん潰れていく本当の理由 | メディア業界 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

国内の書店は、1990年代の終わりの約23000店から2018年には12026店まで減ってしまっていました。

数字で半分の本屋さんが潰れてしまった事実を知ると、私の暮らす街だけではない事実がわかります。



書店が経営難なのは書籍の出版が落ち込んでいるから?


書店も含む店舗が潰れてしまう理由は、やはり経営難。

本が売れなくなったからですよね。

書籍全体の売り上げが最盛期の60%に減少

ちょうど1年前、「文庫本の売り上げ減少は図書館が文庫本を貸し出すため」という出版社の主張をテーマにした「図書館論争」を更新していました。

2000年から2016年にかけて出版数が6000冊から8000冊に増加してきます。

ですが、販売数は約1300億円が1000億円に減ってしまっています。
図書館戦争ではなく図書館論争〜図書館と出版社の対立構図 - 本当に本が読みたくなる読書のブログ

書籍の売り上げは、もちろん文庫本に限りません。

出版不況を取り上げたこちらの記事「出版不況とはなにか」 本誌編集委員・黒田 貴史 | コラムでは、書籍全体の売り上げは2013年に最盛期の60%まで落ち込んでしまっているとあります。

文庫本の売り上げは、16年で約76%へ下がっていますので、書籍全体の売り上げも60%まで下がっているのも不思議ではありません。


雑誌の売り上げは最盛期の1/3に減少

さきほど紹介させていただいた日本の書店がどんどん潰れていく本当の理由 | メディア業界 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準では、雑誌の売り上げが大幅に減少したことを理由に上げています。

20年前の1990年代後半の雑誌の売り上げは、他の書籍の売り上げを1.5倍も上回っていました。

現在の雑誌の売り上げは、当時の1/3になってしまったとあります。

ちなみに他の書籍は2/3くらいに減少しています。

書籍の売り上げが1000万円、雑誌の売り上げが1500万円で合計2500万円を売り上げた1990年代。

20年後の2010年代後半は、書籍の売り上げで700万円、雑誌の売り上げは500万円、合計1200万円。

書店の売り上げは半分以下に減ってしまった理由は、雑誌の売り上げが減少したことが大きいといわれています。



書籍と雑誌の売り上げはなぜ落ち込んでしまったのか?

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「最近は本を読まなくなった」
「雑誌が売れなくなった」

本屋さんが経営難になる原因は、書籍の売り上げと雑誌の売り上げが落ち込んでいるため。

それなら何故書籍や雑誌は売れなくなったのでしょう?


Amazonなどの通販サイトの利用増加

街の本屋さんで、雑誌や書籍の売り上げが下がったことにも理由はあります。

その1つが、Amazonなどの通販サイトの利用増加です。

Amazonで書籍を購入すると、都市部では配送料がかからないところがほとんど。

また、ポイントのキャッシュバックもお得感を感じますよね。

書店には並んでいない本がすぐに手元に届くのも、通販サイトのメリットでもあります。

本を書店で購入せず通販サイトの利用が増えることは、書籍や雑誌全体の売り上げが下がる中、本屋さんの売り上げが下がることに大きく影響しています。


ニュースアプリ、情報サイトの影響

また、雑誌が売れなくなった理由はスマホの普及も大きく影響しています。

雑誌の中でも、スクープ記事やゴシップ記事、お店の紹介ページなど、ほとんどの記事は出版社のサイトやニュースアプリで読むことができます。

経済誌やパソコンなど、専門誌並に信頼できるニュースアプリや情報サイトさえあります。

スマホと雑誌、同じ情報を扱う端末同士ではスマホの方が今の世の中に向いていたのでしょう。


世の中の仕組みが変わったからなのか?

情報化社会が進み、スマホで手軽にインターネットから情報を集められるようになった現代。

はじめは整備されていなかったニュースアプリや情報サイトは、紙の情報と変わらないまでに信頼できる情報源となりました。

その結果、雑誌の売り上げは最盛期の60%まで落ち込みます。

また、書籍の全体の売り上げも75%まで下がってしまいました。

さらに、通販サイトを利用し時間をかけずに本を購入することが可能に…

少なくなった出版業界全体の売り上げを、本屋さんと通販サイトで奪い合うことになり、街の本屋さんは1990年代の終わりの約23000店から2018年には12026店まで減ってしまっていました。

きっと、世の中の仕組みが変わった影響の1つなのでしょう。

ですが、それだけでは少し寂しい気もします。



街から本屋さんをなくさないためにできること

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2018年には最盛期の半分、12026店まで減ってしまっていました本屋さん。

このまま、さらに減ってしまうのでしょうか?

本屋さんが減ってしまうことは、私のような読書家よりも、本をあまり読まない方の方が影響を受けやすいのでは?と思います。

それは、本が「読みやすいか?」「内容は興味があるか?」「嫌な表現をしていないか?」「持ち運びやすいか?」「保管に向いているか?」など、手に取るとすぐにわかる情報が得られないためです。

情報がない本を、私たちは思い切って買うことはほとんどないでしょう?

今後さらに本屋さんが減ってしまうと、本を手に取って読んでみる機会がほとんどなくなってしまう…

読書が身近ではない方にとって、紙の本を読むことは、さらに遠い存在になってしまう。

こんなことも、あるのではないでしょうか?


読書家にできることは「本を広める」

本屋さんをこれ以上減らさないために、読書家にできることは?

「他の人に広めること」

私は読書ブログで、読んだ本や気になる本を紹介していますが、本格的な紹介文を書かなくても大丈夫!

TwitterFacebookの更新で、読んだ本のタイトルと著者を書き、画像を貼るだけでも、本を広めることになります。


本屋さんが取り組めることは「本を買う手軽さ」と「情報発信」

私も本屋さんが減ってほしくはありませんが、Amazonなどの通販サイト、メルカリなどのフリマアプリで本の売り買いをしています。

今の世の中では、本に限らず「物を買う手軽さ」が求められています。

そして、お店の情報もネットで調べる方が多くいることも事実です。

店舗のWebサイトを作り、で新作入荷のお知らせを更新したり、TwitterFacebookで配信し、情報化社会の中に入って行くことも大切。

店舗のWebサイトから、予約や取り寄せサービスが利用できると、「本を買う手軽さ」を提供することにつながるのではないでしょうか?



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