読書感想文に向いている「思想と哲学」がテーマの本
「冬の読書感想文シリーズ」、第4回は「思想と哲学」がテーマの本。
思想と哲学をテーマにした5冊の本は、生き方の見本にもなる新しい「考え方」を取り入れられますよ。
どうしても、真面目で難しそうに感じてしまう「思想と哲学」のジャンルですが、有名人の方が書いていたり、誰もが知っている映画を題材にしていたりと、内容をイメージしやすい本を選んでみました。
「思想と哲学」の本は新しい「考え方」を取り入れれる
「思想と哲学」と聞くと、難しいことを考えなければならない本のように思えますよね。
たしかに、元になった考え方は普段の暮らしからは難しく考える必要があるのかもしれません。
最近の本は、読みやすく、生活に取り入れやすいものがほとんどですよ。
書いている方も、哲学の専門家の方もいれば、有名なプロ野球の監督さんもおり、読んでふと自分を振り返るキッカケにできるはず。
冬休みの期間に、「思想と哲学」の本で自分の心や頭の中と向き合ってみるのもいいかもしれませんね。
読書感想文におすすめの、道徳の自由研究に活かせる「思想と哲学」の本5冊
『70歳年下の君たちへ』五木寛之
86歳を迎える作家の五木寛之さんが、人生を説く講義録。
著者の年齢は、10代の方よりはるかに上ですが、この本は五木寛之さんと大学生の方の対話を元に書かれています。
「人生の苦労を乗り切る」をテーマに、著者のユニークでいても親身なアドバイスは、今目の前にあったり、これから訪れるかもしれない苦労を乗り切る支えになってくれることでしょう。
『育てる力ー栗山英樹「論語と算盤」の教え』栗山英樹
栗山英樹監督といえば、私の暮らしている地域では知らない人はいない有名な方。
プロ野球日本ハムファイターズでは、栗山監督の指導によって若手がイキイキとして、中には大きな世界へ羽ばたく選手もいるほど活気のあるチームです。
野球解説者、野球学者の経験もある栗山監督は野球の試合に対しても、選手の指導に関してもとても理論的といわれています。
ファイターズの若手選手には、栗山監督から渋沢栄一の著書『論語と算盤』を送られて、「理論的な考え方」や「自分がどうすればチームが上手くいくか?」を学ぶことは知られています。
「組織論」と呼ばれる、上手くいくチームやグループを作る考え方を知り、新学期からの友人関係に活かして見ませんか?
『禅とジブリ』鈴木敏夫
スタジオジブリ・プロデューサーの鈴木敏夫さんが、お坊さん3人と「ジブリ作品」と「禅」の共通点を語る対談集。
「もののけ姫」「火垂るの墓」などの日本を舞台に描いた作品も、「ハウルの動く城」「風の谷のナウシカ」など近未来や西洋を描いた作品にも宮崎駿さんの「生きる意味」へのメッセージが込められています。
また、「禅」とは仏教の禅宗で行われる修行や考え方の1つ。
体を動かす活動や、瞑想、日々の暮らしの中から「生きるヒント」でもある「悟り」を得るため、毎日が修行。
日本を代表するアニメ文化、そして仏教の思想から導き出される「生きる」ということとは?
読書感想文で「思想と哲学」をテーマに書くとしたら
「思想と哲学」といっても、テーマの元になる考え方は様々。
五木寛之さんの『7○歳年下の君たちへ』は、著者の生きてきた経験を参考にする考え方。
栗山監督の『育てる力ー栗山英樹「論語と算盤」の教え』は、監督の経歴からスポーツの考え方にも思えますが、チームという人の集まりでどう考えて行動するかがテーマです。
そこで!読んでみる本が決まったら、最近のエピソードを振り返ってみましょう。
難しく考えることは、ないと思います。
上手くいかなかったこと、どうしても悩んでしまうことを1つ選んでみます。
そして、本の中の例を元に、少しでも楽になる考え方を見つけて、「こう考えれば良いかもしれない」と思えたら、読書感想文の締めくくりは完成ですね。
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