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大人の純愛を描いた朝倉かすみさんの『平場の月』

第32回山本周五郎賞作は『平場の月』朝倉かすみ


大衆文学、エンタメ小説の文学賞の1つ第32回山本周五郎賞の受賞作品が発表されました!

受賞作品は、朝倉かすみさんの大人の恋を描いた恋愛小説『平場の月』。


『平場の月』朝倉かすみ


恋愛小説といっても、10代の清々しさとほろ苦さの入り混じる青春を描いた作品でもなく。

20代から30代の、かけるものと失うものの大きな恋愛でもない。

もちろん、激しい感情の中に欲望の混ざる混沌とした不倫を描いた恋愛小説ともまた違う。

主人公は埼玉で暮らす、50代の青砥健将。

離婚と転勤を経て、生まれ育った街に戻った男性。

地元の病院で再開したのは、かつて告白した同級生の須藤葉子。

須藤葉子もまた、離婚を経験し子育てを終えて地元で静かに暮らしていた。

同窓会のように会い、お酒を飲み交わす仲で須藤に告げられた病。

「平場」という、「ごくありふれた世の中」の中で生きる大人同士の恋愛がテーマの作品。

冒頭に衝撃の展開があっても、青砥と須藤の物語を追いたくなる1冊です。



山本周五郎賞受賞作品の読どころ


山本周五郎賞は、かつて直木賞受賞を「作品のストーリーの面白さ」を追い求めるために断った山本周五郎のエピソードが始まりです。

山本周五郎にちなんで、「作品のストーリー」「登場人物の感情の繊細さ」が共感を呼ぶ文学賞といわれています。


第32回山本周五郎賞受賞作


読書のイベントに合わせて文学賞受賞作品を取り上げてみることを、今年のテーマにしている花水(hanami)。

直木賞本屋大賞と立て続けに予想を外してはいますが、それぞれの文学賞で「こういう作品が受賞するんだ」となんとなくの感覚はつかめてきた気がします。

朝倉かすみさんの『平場の月』は、普段読む小説のジャンルではありませんが、登場人物2人の心の変化を感じられる、人の想いを深く探れる1冊に思えます。

来年は予想をしてみようかな…

その前に直木賞を1回でも当てないと………



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