本の賞には何がある? その他の作品
「小説の賞シリーズ」は、第4回目でひとまず最終回です。
純文学、大衆文学・エンタメ小説、推理小説・ミステリー作品の賞を取り上げました。
今回は、それ以外の気になる文学賞を取り上げてみました。
今回紹介する文学賞は「本屋大賞」「Twitter文学賞」「ビジネス書大賞」の3つです。
その他の気になる文学賞
その他の気になる文学賞には、本屋大賞、Twitter文学賞、ビジネス書大賞を取り上げてみました。
本屋大賞
対象:既刊の小説、翻訳小説、対象期間より前に出版された小説
主催: NPO本屋大賞実行委員会
選考:全国の書店員
賞金:特になし
公式サイト: 本屋大賞
[https://www.yu-hanami.com/entry/2019/02/04/170200:embed:cite%5D
読書好きにとって芥川賞や直木賞と同じくらい知られているのは、この本屋大賞ではないでしょうか?
本屋大賞は本として出版された作品を、全国の書店の店員さんが投票して選ぶ賞です。
投票期間は11月から4月まで、第1次と第2次の投票で決まります。
先日本屋さんでもノミネート作品が発表されていましたよ。
過去の受賞作も『蜜蜂と遠雷』恩田陸(2017年)、『羊と鋼の森』宮下奈都(2016年)と本屋大賞受賞後に多くの人に広まり人気になった作品ばかりです。
本屋大賞のユニークな点は「発掘部門」と呼ばれる賞があること。
この発掘部門は、出版された年代を問わずに読み返して面白いと思える作品を取り上げる賞。
作家さんにとっては本屋さんに並ぶ限りチャンスがある賞ですね。
Twitter文学賞
対象:全ての文学作品
主催: Twitter文学賞事務局
選考:一般ユーザー
賞金:特になし
公式サイト: Twitter文学賞事務局
本の賞の中で1番面白いなぁと思える賞がTwitter文学賞ではないでしょうか?
作品の選考はシンプルで、Twitterの一般のユーザーが、その年に最も面白いと思った小説を投票(ツイート)することで決まります。
他の文学賞に比べて、1番私たち読者の目線に近い選び方がされているのではないでしょうか?
ビジネス書大賞
対象:既刊のビジネス書(展開場所、判型問は問わない)
主催:株式会社 ディスカバー・トゥエンティワン
選考:一般ユーザーによるノミネート、経済界・実業家・メディア業界・企業による選考
賞金:特になし
公式サイト:https://corp.toyokeizai.net/news/wp-content/uploads/sites/5/2019/05/20190523.pdf
※配信上の都合により関連サイトのリンクを掲載します。
ビジネス書大賞は文学賞の中でも、興味を持つ方が変わるジャンルの賞。
小説やエッセイを読まない方でも、仕事に活かせるビジネス書を読む方は多いと思います。
選考基準が「ビジネスパーソンにとって学びや気づきがある本」と多くの本を広く対象にしています。
小説やエッセイなどの文芸書や、ノウハウ本とも呼ばれる実用書を取り上げて「仕事の役にたつか?」を追い求める本を探す賞なのではないでしょうか?
対象は1月から12月までの1年間、発表は翌年の4月です。
選考は一般からの投票で選ばれた10作のノミネート作品から、経済界・実業家・メディア業界・企業によって選ばれるようですね。
今年は本屋大賞に注目
今回取り上げた中で注目したい賞本屋大賞です。
なりたちにも興味がありますが、選考方法が読者目線で、本当に面白い作品が選ばれるだろうなぁと気になります。
「本の賞シリーズ」は今回の第4回が最終回になります。
花水(hanami )は今年、ノミネート作品の予想を当てることができるのでしょうか?
楽しみにお待ちくださいね。
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