本当に本が読みたくなる読書のブログ

読書好きのための本当に読みたい本が見つかる書評ブログです。小説、実用書、ビジネス書ジャンルを問わず紹介。読書にまつわる豆知識のお話、文章の書き方のお話もありますよ。

春は家族で身近な法律を勉強してみる

春におすすめの一般教養・サブカルと雑学の本2020


「春におすすめの本2020」シリーズ。

第3回は、一般教養・サブカルと雑学の本です。

このジャンルは、いつもどんな本が紹介されるかは決まっていません。

今回は、子どもでもわかる法律、世界のトイレ文化、戦国時代のノウハウ本の3冊を選んでみましたよ。


一般教養からサブカルまで、知ることは面白い


一般教養・サブカルと雑学の本は、私の紹介させていただく本の中で1番広いジャンルです。

暮らしに役立つ豆知識やビジネスマナーから、知っていても役に立たないだろうなぁと思えるジャンルまで取り上げています。

それでも「へ〜」と思い、何かを知ることはとても楽しいことでもあります。



一般教養・サブカルと雑学の本


子どもから大人まで、暮らしに「すぐに役立つ」法律の本。

世界のトイレにまつわるトイレ文化の本。

戦国時代のノウハウ本の現代語訳の3冊を取り上げてみました。


『こども六法』山崎聡一郎、伊藤ハムスター

六法全書という本を1度は見かけたことがあるでしょう。

弁護士の方がインタビューを受ける際、後ろに写り込んでいる辞書のような本。

本好きでも避けて通りたいところです。

大人でも知らない法律、それを子どもでも分かるようにまとめた本が『こども六法』。

かわいいイラストつきの本だから、「簡単な法律」しか書かれていないと思うのは見かけによらないところ。

刑法、刑事訴訟法少年法民法民事訴訟法、日本国憲法、いじめ防止対策推進法と子どもたちがこれから社会で「守らなければならない」法律。

いじめや家庭問題で困っている子どもたちを「守ってくれる法律」が網羅されています。

お子さんのいる家庭では、一家に一冊置いておきたいですね。

全部覚えてしまったら、親御さんには厄介なことになりそう……。


『トイレは世界を救う』ジャック・シム

コンビニやスーパーで立ち寄るトイレ、毎日掃除が行き届いていてもどこか「汚れた場所」と感じてしまう。

共用のトイレに水が流れ、トイレットペーパーがあり、さらにウォシュレットもある日本は、世界の「トイレ文化」のトップに入ります。

シンガポールで暮らす著者のジャック・シムさんは、『トイレは世界を救う』の中で世界人口の半分は下水処理や便座のないところで用を足していると書かれています。

トイレ文化が低いだけで、下水はそのまま生活用水に流れ込み、感染症の原因にもなります。

治安が良く、経済的に豊かな国になるヒントはトイレ文化にあるのかもしれません。


『現代語訳 雑兵物語』かもよしひさ

大河ドラマ麒麟がくる』をきっかけに、戦国時代に興味を持たれた方もいらっしゃるのでは?

原作の『雑兵物語』は、戦国時代の兵士のノウハウがまとめられたノウハウ本。

書かれたのは、戦国時代の終わりから江戸時代にかけてといわれています。

鉄砲や刀の手入れなど、興味のない方には必要ない知識から、ちょっと食べてみたい戦国グルメのお話がイラストつきで解説されています。

大河ドラマの世界の参考書にいかがでしょうか?



『こども六法』が子どもたちを守ってくれる


いじめや虐待、SNSでの犯罪被害、子どもたちを狙った犯罪が報道されるととても心が痛みます。

本当なら、社会的に弱い立場の子どもを大人が守ってあげなければならないはず。

ですが、大人の知識よりも子どもを狙う犯罪者の方がSNSに詳しかったり、子どもたち同士のSNSの世界を把握できないこともあります。

大人同士の関係が未熟で、子どもが虐待に巻き込まれることもあります。

残酷なことですが、子どもたちも「自分で自分を」守らなければならないのかもしれません。

そんなとき、この本が役に立つはずです。

『こども六法』は、子どもたちが自分を守れるようにと思いを込められて書かれた本なのですから。



サブカルと雑学の本の特集と選び方はこちらもどうぞ

サブカルと雑学の本特集

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