読書の秋におすすめの一般教養、サブカルと雑学の本
秋らしくない秋に贈る、読書の秋におすすめの本の特集。
今回の「読書の秋におすすめの本」シリーズは、「実用書」「ビジネス書、政治・経済の本」「エッセイ、ノンフィクション」「思想・哲学、考え方の本」「一般教養、サブカルと雑学の本」「読書の効果と読書術の本」「小説」の7つのジャンル全てを更新予定です。
第6回は、素朴な「なぜ?」に答えてくれる4冊の「一般教養、サブカルと雑学の本」を選んでみましたよ。
この秋、読みたくなる1冊が見つかりますように。
世の中の不思議な「なぜ?」を知りたくなる
ふと「なぜ?」と思っても、忙しい日々を過ごしていると、機会がなければ知らないことと多いはず。
世の中の不思議な4つの「なぜ?」をテーマに本を選ばせていただくのも、いいかなぁと思いました。
「仏像のなぜ?」
「地球のなぜ?」
「世界のなぜ?」
「暮らしのなぜ?」
素朴な「なぜ?」に答えてくれる4冊の一般教養、サブカルと雑学の本
素朴な「なぜ?」に答えてくれる著者の方は、農学、地球物理学、歴史学、化学の専門家の先生です。
専門家が書かれていても、暮らしに深く関わる「なぜ?」をわかりやすく解説されている4冊を選ばせていただきましたよ。
『なぜ仏像はハスの花の上に座っているのか 仏教と植物の切っても切れない66の関係』稲垣栄洋
仏像ブームの始まりは数年前ですが、大河ドラマの人気もあり未だ衰えることはありません。
仏像というと、「なぜ立っていたり座っていたりするの?」「偉い仏様ほど髪型がパーマなのは?」といくつも知らないことばかりではないでしょうか?
中でも、「仏教と植物」には古くから深い関係があります。
「仏像のなぜ?」に答えてくださるのは、静岡大学で農学部の教授をされている稲垣栄洋さん。
タイトルにあるハスの花の他にも、仏像と関わりの深いお花や木のお話を余すことなく伝えてくれる1冊です。
『地球を掘りすすむと何があるか』廣瀬敬
「地球のなぜ?」に答えてくださるのは、東京大学で地球惑星物理学の教授をされている廣瀬敬さん。
実は、宇宙の観測よりも、地球内部の観測のほうが難しく、詳しいことがわかったのは最近のことと書かれています。
地球内部には、ドロドロの真っ赤なマグマの他にも、眩い○○がびっしりと詰まっているそうですよ。
読書の秋に、ご家族で地球の謎を読まれるのも良いかもしれませんよ。
『日本と世界の今がわかる さかのぼり現代史』祝田秀全、長谷川敦
2020年代、世界は再び戦争の危機に見舞われています。
ロシアはなぜウクライナを攻めるのでしょう?
中国はなぜ台湾を認めないのでしょう?
「世界のなぜ?」は、現代史が教えてくれます。
中高生のご家族がいらっしゃる方は、世界史の勉強にもなるわかりやすい歴史の教科書がおすすめですよ。
『「家飲みビール」はなぜ美味しくなったのか? - コテコテ文系も学べる日本発の「最先端技術」』坂田薫
4つ目の「なぜ?」は、「暮らしのなぜ?」。
暮らしには、疑問に思わないほど溶け込んでいる物事が多いものですよね。
10数年前まで、ビールといえば仕事帰りのお父さんを癒やす「大人の楽しみ」でした。
「ビールはビンが美味い」
「やっぱり生ビールに限る」
ビールにまつわる逸話も、今や平成のものとなって、令和の現代では「家で飲む缶ビール」が1番美味しいと感じるほどです。
私たちの価値観が変わっただけではなく、実は缶ビールの品質が知らぬ間に驚異の進化を遂げていたのでした。
オンライン学習サービスやネットニュースで化学講師をされている坂田薫さんが、最先端化学で研究された日本のビールのあゆみを解説してくださる『「家飲みビール」はなぜ美味しくなったのか? - コテコテ文系も学べる日本発の「最先端技術」』。
大人の雑談のネタにぴったりな知識を、読書の秋に楽しく学ばれてはいかがでしょうか?
「暮らしのなぜ?」を知り、ちょっとだけ物知りになってみては?
「仏像のなぜ?」「地球のなぜ?」「世界のなぜ?」「暮らしのなぜ?」、4つの「なぜ?」は読む方によって興味がはっきりと分かれますよね。
読書の秋には、多くの方が気になる「暮らしのなぜ?」を覗いてみて、ちょっとだけ物知りになってみてはいかがでしょうか?
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