春の読書におすすめのサブカルと雑学の本
「実用書」「思想と哲学、考え方の本」「サブカルと雑学の本」「ビジネス書、政治と経済の本」「エッセイ、ノンフィクション」「読書の効果と読書術の本」「小説」の7つのジャンルでお届けする、「春におすすめの本」シリーズ!
第3回は、「サブカルと雑学の本」を紹介しますね。
漫画とアニメに込められたメッセージ
今回は、カテゴリーサブカルらしい漫画やアニメがテーマの本を3冊、雑学の本を2冊紹介させていただきます。
漫画やアニメが日本の文化として受け入れられるようになってから、歴史があるわけではありません。
私は、小説と同じように漫画も好きですよ。
どちらにも作家さんがいて、空想の世界の中に込められたメッセージが登場人物を通して受け取ることができる。
文学と漫画の共通点だと思えます。
ビジネス書もある、サブカルと雑学の本5冊
本題の本の紹介です。
漫画やアニメがテーマが2冊、アンパンマンの作者で有名な やなせたかしさんの本も1冊、雑学の本を2冊紹介しますね。
シャアに学ぶ“逆境"に克つ仕事術 鈴木博毅
著者 鈴木博毅
出版社 日本実業出版社
分類 ビジネス書、サブカルの本
出版日 2012/3/15
アニメのガンダムのお話をすると、興味のない方はわからないもの。
そこで、ガンダムの世界とシャアの活躍を現代社会に例えてみると。
世界のトヨタのような大企業A社と、市場を競い合うベンチャー企業B社があり、有名なシャアはベンチャー企業B社に新社会人として入社、その後は優秀な職人・エンジニアとして20代前半で課長まで昇進します。
このシャアは、実は創業者の家族の1人で、現在ベンチャー企業B社を乗っ取った役員B一家を追い出そうと暗躍。
その際、役員B一家の末席のスキャンダルをリークしたことが直属の上司にバレて左遷。
その後は、左遷をした元上司が失職したことで部長へ昇進。
大企業A社とベンチャー企業B社の市場争いは、B社の吸収合併で幕を閉じましたが、その後の大企業A社はA1社・A2社・A3社の小さな企業に分裂。
ベンチャー企業B社を退職して数年経った後、分裂したA社グループの中で最も規模が小さいA3社に係長として再就職………と、忙しい社会人経験をこなした赤い彗星シャア。
架空のキャラクターのお話ではありますが、物語の中で起こった出来事に現実の世の中を照らし合わせるのも面白いですね。
以前、紹介した安西先生の名言から後輩指導を学べる本 - 本当に本が読みたくなる読書のブログも人気漫画スラムダンクをヒントにしたビジネス書として、イメージしやすく人気です。
夜が小沢をそそのかす スポーツ漫画と芸人の囁き 小沢一敬
著者 小沢一敬
出版社 文藝春秋
分類 サブカルの本
出版日 2018/9/4
お笑いコンビのスピードワゴン小沢一敬が、「SLAM DUNK」「リングにかけろ」「グラップラー刃牙」「あしたのジョー」「はじめの一歩」「キャプテン翼」「キン肉マン」など人気のスポーツ漫画の名言を集めた本が『夜が小沢をそそのかす スポーツ漫画と芸人の囁き』。
漫画の中の言葉には、人生の役に立つ教訓がたくさんあります。
人気のキャラクターのお話は、周りの人と共有しやすいメリットもありますよね。
もっと言ってはいけない 橘玲
著者 橘玲
出版社 新潮社
分類 雑学の本
出版日 2019/1/17
『言ってはいけない―残酷すぎる真実』でベストセラーになられた橘玲さん。
続編にあたる『もっと言ってはいけない』は、「知識社会で生き抜くための知能のハードルは上昇中 」「恋愛、結婚、老後に遺伝が影響している 」など、知りたいけど残酷な出来事に触れた1冊。
お話のネタに尽きない本ですね。
女わざ―東北にいきづく手わざ覚書 森田佳子
著者 森田佳子
出版社 新泉社
分類 エッセイ、一般教養の本
出版日 2018/10/16
「女わざ」は、東北地方の伝統料理や裁縫を含む「いいお嫁さん」になるために必要とされていた技術。
料理も家事も仕事も男女平等、良い意味で価値観が平等になりつつある現代社会で著者は「女わざ」を残す意義を「心の平安」を保つためと確信しました。
それは、1つの作業に深く没頭し集中力を保つ過程が、年齢による不調や病気の不安を和らげる所作だったのか?という考えに行き着いたあります。
地域の風習にも、そこで暮らしてきた人が築いた深い意味と実績がある。
何気ないことを、思い返してみる機会になる1冊です。
春のおすすめはガンダムのシャアから働き方を考えたい、おすすめは『シャアに学ぶ“逆境"に克つ仕事術』
「春におすすめの本」シリーズ第3回は、「サブカルと雑学の本」を5冊紹介させていただきました。
おすすめは、鈴木博毅さんの『シャアに学ぶ“逆境"に克つ仕事術』です。
ガンダムの世界観やキャラクターに詳しくはありませんが、シャアという人物目線では目的のため、時には目的を探すために組織を渡り歩いて必要な役割をこなす。
目的のために非常な判断をすることもありますが、部下には丁寧に接し、直接仕事と関わりのない第三者には穏やかに関わる、企業の中で上層部と職員を取り繋ぐ管理職に重宝されそうな人物に思えます。
昇進、降格、左遷に転職、事業の立ち上げに例えると現実の世界と変わらない苦労と工夫を知ることができるのではないでしょうか?
「春におすすめの本」シリーズ!2019↓
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