冬におすすめの本2020
本当に本が読みたくなる読書のブログをご覧の皆さま、冬におすすめの本の紹介コーナーをお送りいたしますね。
「おうち時間を楽しむ」
「アフターコロナに向けたこれから」
2020年の冬はこの2つをテーマに、6つのジャンルから本を選んでいます。
第6回と第7回は小説コーナーです。
第6回の小説は、暖かいことも切ないことも素直に描いてくれる作品を選んでみました。
「希望が見つかる」小説
「希望が見つかる」といっても、希望は人それぞれ。
けど今は、多くの人が同じ迷いの中にいる。
今までの歴史と私たちの暮らす「この世」の世界で確かなことは、出口があるということ。
絆・思・熱〜希望が見つかる4つの物語
そこで、希望をかけがえのない「絆」、暖かな「思い」、湧き上がる「熱気」の3つが本を飛び出して伝わってきそうな3冊を選んでみましたよ。
絆〜『少年と犬』馳星周
犬と人の「絆」を描いた6つの物語は、第163回直木賞に選ばれ、多くの方に飼い主とペットという立場を超えた感動を与えてくれています。
震災の被害にあった少年にとっても、社会の闇という犯罪組織の男にとっても、関係に溝ができた夫婦にとっても、どん底と呼ばれる夜の街に暮らす女性にとっても、自然の中で暮らす老人にとっても………。
犬は、ただ1匹の存在になってくれる。
暖かい物語に浸りたい『アンと愛情』
出口が遠いのか近いのか、その先は明るいのか暗いのか、今は誰にもわからない迷い道の中、私に希望をくれそうな作品はこちら。
大好きな「和菓子のアンシリーズ」の最新作『アンと愛情』。
ほっこりと暖かい世界は、雪景色の見えるリビングで浸る暖房のように、優しく気持ちを温めてくれるはず。