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2021年 第164回芥川賞に宇佐美りんさんの『推し、燃ゆ』がノミネート

第164回芥川賞候補作

2021年最初の文学賞、第164回芥川賞直木賞は2021年1月20日水曜日に発表されます。

第164回芥川賞候補5作品


第164回芥川賞にノミネートされたのは5作品。

コロナ禍のためか、出版されていない作品は作家さんの紹介とさせていただきます。


『推し、燃ゆ』宇佐見りん

出版済

冬におすすめの本特集で取り上げさせていた、気になっていた宇佐見りんさんの第2作が何と芥川賞にノミネートされていました。

宇佐見りんさんはデビュー作で三島由紀夫賞を受賞されており、今回の芥川賞有力候補と噂されています。


『母影』尾崎世界観

1/29出版

著書自身の日常を物語として書き下ろした『苦汁100% 濃縮還元』。

苦汁100% 濃縮還元 (文春文庫)

赤裸々な文章で物語の中に「生きた世界」を表現される尾崎世界観さんの3作品目がノミネートされています。



『コンジュジ』木崎みつ子

1/20出版

第44回すばる文学賞を受賞した話題作がノミネート。

育児放棄に合う少女を救ったのは、音楽との出会いでした。

文章校正に携わる若手作家 木崎みつ子さんの作品は、出版間近です。


『小隊』砂川文次

2/11出版

自衛隊で勤務された経験から、第二次大戦の末期をテーマに書き上げた『小隊』。

砂川文次さんのデビュー作、芥川賞発表後に出版が決まったリアルな戦記がノミネートされています。

臆病な都市


『旅する練習』乗代雄介

1/14出版

『本物の読書家』という読書録が話題を集めた乗代雄介さんの3作品がノミネート。

コロナ禍の日常を描いた世界観は、今を生きる私たち目線の世界観なのかもしれませんね。



注目は『推し、燃ゆ』宇佐見りん


アイドル上野真幸に惹かれ、命がけで推しを応援する主人公あかり。

ある日、真幸がファンを殴り暴力沙汰に………。

活動自粛で自宅から配信活動をする推しを応援するため、ネットの全てを駆使して推し続けることを誓うのだった。

他の作品が読めない中、気になるのはネットの世界観を駆使された『推し、燃ゆ』です。



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