第172回直木三十五賞予想
来週、2025年1月15日に発表が迫る第172回芥川龍之介賞・直木三十五賞。
今年も話題の作家さん、人気作品がノミネートしていますよね。
毎回恒例の「文学賞予想」では、今年の直木賞ノミネート作品の中から、1作品、1人の作家さんだけに受賞予想を絞らせていただきますね。
素適な読書ブログが集まるグループです↑
直木賞ノミネート作品と作家さん
第172回直木三十五賞には、朝倉かすみさん、伊与原新さん、荻堂顕さん、木下昌輝さん、月村了衛さんの5作品がノミネートされています。
朝倉かすみさんは、『平場の月』が第161回直木賞にノミネートされ、今回の『よむよむかたる』で2回目のノミネートです。
伊与原新さんは、2021年の第164回直木三賞に『八月の銀の雪』でノミネートされ、今回が2回目のノミネートになります。
2020年の第7回新潮ミステリー大賞でデビューされた荻堂顕さんは、ミステリー小説の文学賞に毎年選ばれ勢いに乗る作家さんです。
木下昌輝さんは2015年の第152回直木賞にノミネートされ、第2回高校生直木賞を受賞されています。
その後も第157回・第159回とノミネートが続き、今年の第172回が4回目の直木賞ノミネートです。
ミステリーランキング上位の受賞歴のある月村了衛さんは、2023年の第169回直木賞にノミネートされ今回が2回目の直木賞ノミネートです。
直木賞予想作品は『藍を継ぐ海』伊与原新
著者 伊与原新
出版社 株式会社新潮社
分類 小説、短編集
出版日 2024/9/26
読みやすさ ☆☆☆とても読みやすい
作家さんの受賞歴、ノミネート回数に悩みながら予想していた直木三十五賞。
いくつか目線を変えても、なかなか予想が当たりません。
そこで今回はさらに思い切って、受賞してほしい作家さんを予想に上げさせていただくことにしました。
伊与原新さんの新作『藍を継ぐ海』は、山口県・奈良県・長崎県・北海道・徳島県を舞台にした科学と人の生き方を深掘りする5つの物語の短編集です。
タイトルにもなっている物語「藍を継ぐ海」の舞台は徳島県、ウミガメを育てようとする女子中学生の向き合うものとは……。
物語のストーリーに科学の知識が重なる作風の伊与原新さん、実写化された『宙わたる』は本もドラマも楽しませていただきました。
伊与原新さん、第172回直木三十五賞の受賞を願っています。
直木賞予想のゆくへは?
思い返すと第161回の予想から、10回続けて受賞予想が外れている読書家 花水由宇(hanami yu)。
今回の予想で11回目の第172回直木三十五賞、昨年の2024年本屋大賞予想に続き、文学賞受賞予想を的中させることができるのでしょうか?
芥川賞と直木賞にまつわるお話
純文学と大衆文学の違い
www.yu-hanami.com
過去の芥川賞・直木賞受賞予想(全て外れです)
第171回直木賞受賞作品に青崎有吾『地雷グリコ』を予想 - 本当に本が読みたくなる読書のブログ
第170回直木賞受賞作品に嶋津輝さん『襷がけの二人』を予想します - 本当に本が読みたくなる読書のブログ
2023年第169回直木賞予想は『踏切の幽霊』高野和明さんです - 本当に本が読みたくなる読書のブログ
第168直木賞は『地図と拳』小川哲、千早茜『しろがねの葉』が受賞 - 本当に本が読みたくなる読書のブログ
2023年 第168回直木賞の受賞予想は…… - 本当に本が読みたくなる読書のブログ
2021年第165回直木三十五賞は呉勝浩さんの『おれたちの歌をうたえ』を予想! - 本当に本が読みたくなる読書のブログ
第163回芥川賞受賞予想作品は三木三奈さんの『アキちゃん』 - 本当に本が読みたくなる読書のブログ
第163回からは芥川賞受賞予想に挑戦します - 本当に本が読みたくなる読書のブログ
第162回直木賞三十五賞の受賞作予想は『落日』湊かなえ - 本当に本が読みたくなる読書のブログ
第161回直木賞受賞予想は柚木麻子さんの『マジカルグランマ』 - 本当に本が読みたくなる読書のブログ
過去の芥川賞・直木賞ノミネート作品
[2021年 第164回直木賞ノミネート作品に注目 - 本当に本が読みたくなる読書のブログ
2021年上半期 第165回直木三十五賞ノミネート作品 - 本当に本が読みたくなる読書のブログ
2022年上半期 第166回直木三十五賞のノミネート5作品 - 本当に本が読みたくなる読書のブログ
2023年の第168芥川賞・直木賞ノミネート10作品の紹介 - 本当に本が読みたくなる読書のブログ
2023年の第169芥川賞・直木賞ノミネート10作品の紹介 - 本当に本が読みたくなる読書のブログ