読書の秋におすすめ!日本の風景や文化がテーマの3冊の本
本当に本が読みたくなる読書のブログが送る、読書の秋におすすめの本特集!
第3回は、サブカルと雑学のジャンルから、日本の風景や文化をテーマにした本を紹介させていただきます。
日本の風景や文化にまつわるサブカルと雑学の本3冊
サブカルと雑学の本からは、日本の風景や文化に迫る3冊を紹介させていただきます。
『日和下駄とスニーカー―東京今昔凸凹散歩』大竹昭子
私にとっては日常ではない東京。
知っている頃にはビルが立ち並ぶ大都会で、訪れてみると人・建物・歴史的な街並み・商店と目に飛び込む風景の多さに圧倒される東京。
そんな東京も、視線を落として歩いてみると、丘になっていたり、隠された元の谷の風景が蘇る。
熱狂的なファンの方が多い大竹昭子さんの、写真と文章で撮り残す東京の姿。
手元に置いておきたい1冊です。
『消えゆく横丁』藤木TDC、山崎三郎
横丁というと、私が自由に訪れることができるようになってからは既に「過去のもの」になっていました。
観光地で再現された、ビニールで囲われた道路の片隅にイスとテーブルを出して誰とも知らない人同士が肩を寄せ合う風景。
昭和に生まれ、平成に消えていった在りし日の横丁の姿を写真ともに記録する貴重な本が『消えゆく横丁』。
お酒と性風俗の作品が多いため、表立って「おすすめ」とはいえない作家さんですが、この本は残っていてほしいな。
『日本国の正体 「異国の眼」で見た真実の歴史』孫崎享
外務相情報局長をされ、日本の外と内を知る著者 孫崎享さんがこれからの日本に暮らす私たちへ向けたメッセージが『日本国の正体 「異国の眼」で見た真実の歴史』。
孫崎享によると、日本人は「日本人とは何なのか?」について知る機会が少なく、客観的に自分を捉えることが苦手といわれています。
さらに、客観的に自分を捉えることが苦手なため、世界的に見てとても大きなミスを犯してきたことは過去の歴史にもある通り。
鎌倉時代の元寇、戦国時代のヨーロッパとの関わりから江戸時代の鎖国、幕末の開国、明治から大正にかけての欧米列強との対立、そして第二次大戦敗戦後から現代まで。
外国の脅威にさらされている今、改めて日本というものを知る必要があるのかなと思える1冊です。
日本の文化はやっぱり憧れの下町!
日本の風景や文化をテーマに3冊の本を紹介させていただきました。
この中から1冊選ぶなら、大竹昭子さんの『日和下駄とスニーカー―東京今昔凸凹散歩』をおすすめします。
東京都内にお住まいの方でも、知らない風景や文化に出会えるかもしれませんよ。