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自分の「考え方」を見直すキッカケになる『超訳 般若心経 “すべて”の悩みが小さく見えてくる』

自分の「考え方」を見直すキッカケに『超訳 般若心経 “すべて”の悩みが小さく見えてくる』を紹介

著者 境野勝悟
出版社 株式会社 三笠書房
分類 実用書

読みたくなったキッカケ


お坊さんの書いた仏教関係の本を読むうちに気になるお話が、『般若心経』に関するお話。

いくつかの本で『般若心経』は仏教でも大切な「空(くう)」という考え方をコンパクトにまとめたお経と言われています。

この「空(空)」は仏教の考え方の基礎になるもので、多くの宗派で共通して学ばれるようですね。

どうしても1冊、『般若心経』の本が欲しかったときにゲオで平積みされた境野勝悟『超訳 般若心経 “すべて”の悩みが小さく見えてくる』を見かけて、すぐに買ってしまいました。


境野勝悟さんの紹介


経歴

作家、境野勝悟さんは著書やWebサイト、取材レポートでは東洋思想家と紹介されることが多くあります。

境野勝悟さんは、高校の先生をされながら禅宗曹洞宗臨済宗で40年以上修行と勉強を積まれました。

現在は、本の執筆と青少年教育の講演会に取り組まれているようですね。


他の本の紹介

境野勝悟さんは先生の経験と禅宗の修行の体験から、生き方に関する実用書を多く出版されています。

その中から、今回は2冊取り上げますね。


『一休「禅」の言葉』ー自由に読む、自在に生きる

境野勝悟さんの著書の中でもベストセラーになった1冊。

有名な「一休さん」の禅問答を取り上げた本で、私も読んでみたくなりました。


『禅の名問答に学ぶ人間学』

こちらは、私たちが普段使う言葉、例えば「平常心」や「一期一会」などが生まれた由来を紹介しています。



* 『超訳 般若心経 “すべて”の悩みが小さく見えてくる』の構成と読みやすさ

本の構成

はじめに p3〜
境野流 般若心経全文 現代語訳 p6〜
1章 「こだわらない」ーそして、自由になるp22〜
2章 「あるがまま」ー置かれた場所で生き抜く p54〜
3章 「怒らない」ーものごとは軽く受け止めていくp100〜
4章 「損得抜き」ーそうすれば“迷い”がなくなる p156〜
5章「本来の自分」ー“自分”をとことん大事にする p180〜
6章 「生活の基本」ー人生に“安心感”をつくる p224〜

超訳 般若心経 “すべて”の悩みが小さく見えてくる』は、見開き2ページで1つの仏教の言葉を取り上げています。

以前紹介した
『超訳 仏教の言葉』悩み事相談のお坊さん厳選の仏教用語〜本の概要 - 本当に本が読みたくなる読書のブログ
と似た書き方をされています。

見開きページの右側に『般若心経』に書かれている言葉、左側に超訳と生活に結びつく内容が書かれていますよ。

仏教関係の本の流行りなんでしょうか?

すごく見やすく、わずかな時間でも開きやすいですよ。


身近な訳で読みやすい

仏教がテーマとなると、どうしても「難しい」と思われがちですよね。

今まで紹介した本もそうですが、最近の仏教の本はどれもわかりやすく、すぐに暮らしに生かせることをテーマにしています。

見開きページで1つのテーマですので、原文と超訳、そして生活に結びつく内容がすぐに理解できる読みやすさがあります。


暮らしに役立つ内容

262文字に込められた教え

般若心経は日本で広く唱えられているお経。

日本に広がる大乗仏教の宗派の中で、法相宗天台宗真言宗臨済宗曹洞宗で主に唱えられているようです。

浄土宗や時宗では行事や食事の時に唱えるといわれています。

浄土真宗日蓮宗では、宗派で教えられているお経ではないため唱えないといわれています。

身近なところでは、お守りや写経ではないでしょうか?

漢語で書かれているお経は、呪文のようにも見えますよね。

実際に内容を知ってみると、仏教の考え方が書かれた理論書のように思えてきます。

『般若心経』は多くのお坊さんの本の中で、「仏教の根本になる教え」「仏教の真髄が解かれている」「仏教で最も基礎になる大切な教え」と書かれているのを多く見かけます。


『般若心経』って?

幸いなことに、般若心経は、たったの二百六十二文字。とても短い。
が、ここに書かれている生きた知恵を、チョットひねり出し、うまく自分のものにすると、すごくつらい環境にありながらも、とても楽しい生き方に、ふと、目覚めることができる。
中略)
般若心経は、ごく普通の生活をしているわたきたちに、優しく寄りそつてくれる。座禅がくめなくてもいい。きびしい戒律を守れなくてもいい。あなたは、いまのあなたのままで、深く悟ることができる……と。
まことに、型破りな教えである。
仏像に恋する仏像ラブ。コケの庭を眺め、ひたすら打ち込む写経。
そんなブームから一歩踏み込んで、般若心経の意義を発見したら、まさに、鬼に金棒だ。
境野勝悟 はじめに p3〜

『般若心経』は、お釈迦様の講義を受けに集まった人たちへ向けて、私たちにいます起こっている現実は、「空(くう)」という実態のない物事なのですよと伝えている場面が書かれています。


『般若心経』の原文と現代語訳はまた、別の機会に考えています。

境野勝悟の現代語訳は、身近な話し言葉で、とても理解しやすく書かれていますね。

現代語訳はほんの数ページ、本の1番最初にあります。

せっかくですから、本屋さんで手にとって読んでみてはいかがでしょうか?



般若心経から得られる3つの考え方

今で十分に満足できること

行深(ぎょうじん) 「足るを知る」ことで不安が吹き飛ぶ

大切なことは、きのうより今日、今日よりは明日・・・、「足るを知る」修行をして、少しずつ、自分の心を、ゆったり安らかにしていくこと。欲張りのクセは、いっぺんでは、なかなか治まらない。「行深」とは、そんな修行をずーっとつづけていくことだ。
1章 「こだわらない」ーそして、自由になるp30-31

今の暮らしが、幸せであること。

この内容は、今私がそう思いたいことでもあります。

もっと楽に楽しく暮らせる方法も、逆にとんでもないアクシデントが起きてどん底に落ちることも、想像していたらきりがありませんよね。

今があることを、それは幸せなことなんだと思っていきたいことです。


愛する者をとことん愛する

薩埵(さった)「死ぬほど愛する人」に対して、自分を無にする

我欲をなくすことを、「無我(むが)」という。自分に執念深くとりついた欲を、少しずつとりのぞくには、人のことを思いやることだ。自分の幸福だけではなく、この人を幸福にしてあげるには、どうしたらいいか、考える。
中略)
不思議なことだが、他人に親切をほどこし、他人の幸福に手をさしのべると、「我欲」が薄らぐ。
3章 「怒らない」ーものごとは軽く受け止めていく p148-149

この本の中で1番好きになれたテーマです。

自分のわがままより、大切な人の幸せのために、これからもそうありたいです。

と言っていると、花水(hanami)は何か良い人のように思われそうですが、そうではありませんよ。

「この人を幸福にしてあげるには、どうしたらいいか」と考えるのは、花水(hanami)が大切に思う人だけです。

これも、ひとつのわがままですよね。


自分はこれからも変わってゆける

是無等等呪(ぜむとうどうしゅ) きのうの自分は、今日の自分ではない

同じ自分というものは、存在しない。寝ている間でも、実は、どんどん、変わってしまう。実は、自分の考えも、若いころからいままで、どんどんかわってきた。
変わらないでほしい。でも、ぐるぐる変わってしまう。なぜか。
自然の姿は、すべて、変わる。人も、自然の姿そのものなのだ。だから、いやおうなく、変わる。
5章「本来の自分」ー“自分”をとことん大事にする p216-217

変わらないものは、存在しないんですよね。

以前紹介した
イライラや悩みの解決に仏教の考え方を応用できる1冊 第3回 - 本当に本が読みたくなる読書のブログ
でも「諸行無常」のお話を取り上げました。

私たちも生き物としてみただけで、体の細胞は入れ替わっていきますし、子どもの頃の考えと今の考えはもちろん違います。

本を読んだり、誰かの話を聞いただけでも、考え方も変わります。

変わってゆくことの方が自然なことなんだと思えると、頑固になることもないのかもしれませんね。


お勧めの理由

悩みをとことん考えてしまう人に

超訳 般若心経 “すべて”の悩みが小さく見えてくる』は、「悩み事をとことん考えてしまう人」におすすめです。

花水(hanami)もそうですが、悩み事、考え過ぎても答えは出ないときもあります。

それは、「考え方」が答えを出せない「考え方」なのかなぁと思い始めました。

それなら、その「考え方」を見直した方が、悩み事を考えるのも変わってくるものだと思いますよ。

仏教の考え方を身につけたい方のキッカケに

その「考え方」を見直すのに役に立つと思うのが、仏教の考え方。

中でも「般若心経」は日本の多くの宗派で仏教の基本とされている考えです。

仏教の考え方を取り入れるキッカケになってくれると思いますよ。




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