厳罰主義なのでしょうか?
ピエール瀧容疑者のコカイン使用容疑で、出演する作品の公開禁止や音楽作品の自主回収が話題になっています。
ふと、思ったことがあり、犯罪を犯した人への厳罰について考えてみました。
厳罰主義ばかりでいいのでしょうか?
世の中は厳罰主義でいいのでしょうか?
最近、そう思った2つのエピソードがあります。
ピエール瀧容疑者の作品を封印
ふと思ったことの1つめは、世間を騒がせているピエール瀧容疑者のコカイン使用問題。
日本国内はもちろん、海外でも麻薬に指定されているコカインを使用した疑いで俳優のピエール瀧容疑者が逮捕されました。
芸能人の不祥事は珍しいことではありませんが、今回は出演する作品の公開禁止、音楽作品の自主回収がトーク番組で議論されています。
松山刑務所大井造船作業場の脱走犯
もう1つは、昨日のテレビで見た刑務所からの脱走犯のエピソード。
後で調べると、窃盗の罪で服役し残り半年で刑務所から出られたのに、脱走中の罪で懲役4年の刑が決まったと知りました。
また、刑務所内では囚人の中で上下関係があり、指導と称したイジメが横行し、脱走の決め手になったといわれています。
厳罰主義のメリットとデメリット
本題に移る前に、厳罰主義とはどんなことなのかを書き留めておきます。
そもそも厳罰主義とは?
厳罰主義は厳罰化とも言われ、辞書的な意味は「罰を重く厳しくする」「現行の刑罰をより重いものとする」「制裁が明確に課されなかった行為を犯罪として処罰の対象とする」こととあります。
厳罰主義のメリット
犯罪を犯そうとする人は、犯罪によって得られる利益よりも、重い刑罰で不利益になるため、犯罪を犯しにくくなるといわれています。
厳罰主義のデメリット
一方で、厳罰主義にはデメリットもあります。
よく例に上げられるのは、数年前から厳罰化された飲酒運転での交通事故。
逮捕されると数年の実刑になるため、飲酒運転で交通事故を起こして逃げたり、証拠隠滅をしようとする人が増えたと指摘する専門家の方もいるようです。
そういう私も厳罰主義
そういえば、花水(hanami)自身も厳罰主義なのかも?
そう思って、過去のマイエッセイを調べてみると、厳罰主義のようなお話もちらほら………
ハラスメント防止法と酔っ払い防止法
こちらは、職場で働く人を苦しめるパワハラに実刑で対処した方がいいと書いた「ハラスメント防止法」のお話。
夏になると、路上で寝たり排泄をする迷惑な酔っ払いに罰金を求める「酔っ払い防止法」を提案しています。
罰則付きの働き方改革
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また、別の記事では「災害のときには従業員を働かせてはならない」という提案もしていました。
昨年の夏には、サマータイムで仕事の時間が増える問題に経営者を処罰する提案もしています。
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バカッターには厳罰を
最近の更新では、まだまだ騒動が治らないバカッターの問題。
お客さんや会社に被害を出したバカッターを処罰した方がいいと意見した一方で、加害者が迷惑をかけた理由を考えるようになりました。
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今まで書いた記事を読み返してみると、2018年の下半期からは被害者の方や、起こっている問題の指摘ばかりでなく、その理由にも触れるようになっていました。
それでも、やや厳罰主義のように思えます。
被害者がいる犯罪は、やっぱり犯人の処罰が必要
あおり運転での死亡事故、被害者に全く落ち度のない犯罪には厳罰で対処した方がいいという考えは変わりません。
厳罰が必要かどうかの判断は、被害者がいるかによって変わるのではないでしょうか?
同じ芸能人の犯罪でも、新井浩文容疑者のように被害者がいる場合、作品の公開禁止や封印は必要だと思います。
一方で、ピエール瀧容疑者のコカイン使用はどうでしょう?
ピエール瀧容疑者が、芸能界の麻薬の元締めのような罪を犯しているなら、作品の公開禁止をするべきだと思います。
もし、家族も含めて被害者が誰もいないなら………
芸能界復帰は難しいとしても、作品の公開禁止は厳しい対応なのかなぁと思います。
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