本当に本が読みたくなる読書のブログ

読書好きのための本当に読みたい本が見つかる書評ブログです。小説、実用書、ビジネス書ジャンルを問わず紹介。読書にまつわる豆知識のお話、文章の書き方のお話もありますよ。

苦手というこだわりを捨てて好き嫌いを減らす

苦手というこだわり

f:id:jizi9:20181114131129j:plain


「こだわりの○○」

というように、その人が「これでなくてはダメ」と思うことはあります。

こだわり続けた結果、世の中で愛される商品が生まれることも日本国内では珍しくありません。

実は、反対のこともあるのではないでしょうか?

「これだけはダメ」

こう苦手に思うことも、1つのこだわりではないかと思います。

今回は、私が苦手な食べ物や飲み物を克服したことと「こだわり」のお話をさせていただきます。

苦手ということにこだわっている


苦手な食べ物、生き物、場所、人は誰にでもあるもの。

恐怖症やアレルギーは、病気の1つでもありどうにもできません。

こだわりに当てはまるのは、嫌いな食べ物、見るのも嫌になる虫などの動物、暗い場所が苦手など、嫌ではあるけど体も心にもほとんど影響がないことです。



好きなことは+の、苦手なことは−のこだわり

f:id:jizi9:20190122203434j:plain

こだわりとは、紹介させていただく機会の多い仏教の本によると「執着」とあります。

「ご都合どおりにならないからって、怒っちゃいかん」

仏教では「苦しみ=都合どおりにならないこと」と定義しています。この苦しみを抜くために、さまざまな仏教の教えがあります。
中略)
人類の歴史は、苦を少なくするために「こうであったらいい」という人間の望みを叶えることで進歩してきました。しかし、人間の欲にはきりがないのを知っていたお釈迦さまは、「都合を叶えるのではなく、都合を減らせば苦も減る」と説きました。「○○がいい」ではなく「○○でもいい」を多くして苦を減らしわ心おだやかに生きていこうと考えるのです。
『えんま様の格言 心の天気は自分で晴らせ!』 名取芳彦
第1章 くよくよするなよ 人生すべて大吉〈日々の心得〉p24〜p25
108個の煩悩と心の仕組みを知る、『えんま様の格言 心の天気は自分で晴らせ!』名取芳彦 - 本当に本が読みたくなる読書のブログ

好きなことは+のこだわり

人には好きなものがあります。

食べ物だったり、場所だったり、行動だったりします。

「いちごが好き」

というのは、ただのいちご好きですが。

「いちごを見かけたら必ず買ってくる」

というのは、いちごに「こだわっている」ことになります。

「朝食はパンでなければ食べない」

こういう方もおられますが、外泊されたり、パンが売っていない地域で過ごす、あるいは災害などで食料が限られたらどうするのでしょう?

「○○でなければならない」

生活に影響するほど、その物や場所、行動や習慣が欠かせないことを「+のこだわり」としましょう。

ただし、依存症は別です。

あちらは、体調に関わりますので………


苦手なことは−のこだわり

「○○でなければならない」

という好きなことの反対もあります。

「○○はダメ」

中には、嫌いな食べ物が多すぎて自分で作る以外の食事は食べることができない方もいらっしゃいます。

災害のときに困りそうですね。

また、こちらも恐怖症とは別ですが虫や小動物を過度に嫌がる方も多くいらっしゃるようです。

○○が苦手なせいで、暮らしに影響する(例えばゴキブリ嫌いの方が本州から引っ越す)場合は、「−のこだわり」があることになります。



苦手なものに理由を見つけて克服する


「こだわり」は、品物の質や物事の仕組みを変えるときにいい面として働くこともあります。

ですが、ただの好き嫌いや多くの方から見て「どうでもいい」ようなこだわりは暮らしていく中で不便さを感じるはずです。

そこで、花水(hanami)が実際に嫌いなものを克服した方法を紹介させていただきますね。

そもそも、「こだわり」は悪いことなのでしょうか?もし、お釈迦様が、老病死の苦しみから逃れたいとこだわらなかったら………。そう、仏教は、この世に存在しなかったでしょう。
中略)
この世は苦しみの世だという仏教の価値観を自分の中で咀嚼して、現実を受け入れる。なぜこのような世界なのだろうと考え、こだわるという過程を経なければ、本当の意味で悩みへの耐性をつけることはできません。
実践する前からなにもかも捨て去るのは、仏教的には間違っています。繰り返しますが、まずは自分で考え、現実をありのままに受け入れること。これが悩みを克服するうえでは重要です。
ブッダが死ぬ前に繰り返し説いた 悩みに強くなる考え方 』鳥沢廣栄
第2章 ブッダが悩みを克服した方法 p82〜p87
悩み事は「知る」「受け入れる」「考える」の3つのステップで解決する - 本当に本が読みたくなる読書のブログ

苦手な炭酸を克服する

花水(hanami)は、コーラやサイダー、ビールなどの炭酸飲料が苦手でした。

困ったことというと、仕事をしてからのお酒の席でビールが進まなかったことくらいです。

どうしても炭酸飲料が飲めるようになりたい、そう思ったわけではありませんが挑戦してみました。

炭酸飲料が嫌いな理由は、口の中でパチパチと弾けて痛く感じていたから。

思い返すと、幼い頃から飲んでいなかっただけ。

私は痛く感じていましたが、好きで飲んでいる方は別に痛みは感じないようです。

「パチパチは痛みだと思い込んでいただけかも?」

そう思いながら、弱めの炭酸飲料をひと口。

やっぱりパチパチと感じますが、怪我をするわけでも激辛料理のように後に残るわけでもありません。

一瞬感じるだけのことで、後で怪我をするわけではありません。

「やっぱり痛いと思い込んでいただけ」

そして、炭酸飲料を飲みきり、こう思い返します。

「炭酸は痛いから飲みたくない、そうこだわっていただけなんだ」

その後は、ビールに缶チューハイなどのアルコール飲料にも挑戦し、今では普通に飲むことができるようになりました。


実際に害のあるものは仕方がない

その他にも、苦手な長い虫に触れることやネバネバ食品を同じ方法で克服しました。

この方法は、苦手なものが実際に害がないもののときにおすすめの方法。

刺してくる虫や天気など、実際に被害が出ることにはおすすめできません。



こだわりを捨てて苦手なことに挑戦してみる

f:id:jizi9:20181114131051j:plain

今回は、苦手な物事を「−のこだわり」として克服する方法をお伝えさせていただきました。

苦手な食べ物や物事を克服することで、新しい暮らしがいいものになるなら、おすすめしたい取り組みです。

ですが、苦手なことが暮らしに何の影響もしていないなら、無理に取り組む必要はないでしょう。

それでは、参考にさせていただいた本の中から締めくくりの言葉を紹介させていただきます。

そもそも、仏教では極端な思考を避け、「中道」を目指すべきだと考えます。よく勘違いされますが、中道とは、真ん中を目指そうという意味ではなく、偏りのない状態のことです。
ブッダが死ぬ前に繰り返し説いた 悩みに強くなる考え方 』鳥沢廣栄
第3章 自己改革の助けになる仏の教え p115〜p121
悩み事解決は「悩む前」に「悩みに備える」習慣を持つことが大切 - 本当に本が読みたくなる読書のブログ


好き嫌いの偏りが極端ではない暮らし、それなりに楽なものと感じます。


参考にした仏教の本はこちら


えんま様の格言 心の天気は自分で晴らせ! 名取芳彦
www.yu-hanami.com

お経 浄土宗 藤井正雄
www.yu-hanami.com

超訳 仏教の言葉 鳥沢廣栄
www.yu-hanami.com

ブッダが死ぬ前に繰り返し説いた 悩みに強くなる考え方 鳥沢廣栄
www.yu-hanami.com

お坊さんが教える「イライラ」がスーッと消える方法 鳥沢廣栄
www.yu-hanami.com

超訳 般若心経 “すべて”の悩みが小さく見えてくる 境野勝悟
www.yu-hanami.com




にほんブログ村 本ブログへ