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2025年の第173回芥川賞・直木賞ノミネート10作品を一覧で紹介

第173回芥川龍之介賞直木三十五年賞候補作

読書コラム


2025年6月12日、第173回芥川賞ノミネート作4作品、直木賞ノミネート作6作品が発表されました。
受賞作が発表される2025年7月16日まで、文学好きの推しの作家さんへの期待は高まるばかりですね。
読書ブログでは、今回も直木賞受賞予想を更新予定ですので、その前にノミネート6作品一覧を紹介させていただきますね。


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第173回直木三十五賞ノミネート作品

第173回直木賞ノミネート作品


2025年の第173回直木三十五賞には、直木賞ノミネートが3回目の柚月裕子さん、2回目の逢坂冬馬さんと芦沢央さん、直木賞初ノミネートの青柳碧人さん、塩田武士さん、夏木志朋さんの6作品が選ばれました。

『ブレイクショットの軌跡』逢坂冬馬

ブレイクショットの軌跡

著者 逢坂冬馬
出版社 株式会社早川書房
分類 サスペンス小説
出版日 2025/3/12
読みやすさ ☆☆★読みやすい
『同志少女よ、敵を撃て』以来、2回目の直木賞ノミネートをされた逢坂冬馬さん。
新作『ブレイクショットの軌跡』は特殊詐欺に関わる若者、町工場の期間工、悪徳不動産会社、中央アフリカの紛争と少年兵からLGBTQの問題を抱える人々が1台の車を巡り交差する壮大なストーリー展開のサスペンス小説です。


『乱歩(らんぽ)と千畝(ちうね) RAMPOとSEMPO』青柳碧人

乱歩と千畝:RAMPOとSEMPO

著者 青柳碧人
出版社 株式会社新潮社
分類 小説
出版日 2025/5/14
読みやすさ ☆☆★読みやすい
「昔ばなしミステリーシリーズ」で有名な青柳碧人さん。
新作の『乱歩(らんぽ)と千畝(ちうね) RAMPOとSEMPO』は、ミステリー小説の巨匠と呼ばれる前の江戸川乱歩が主人公の物語。
お馴染みのコミカルなテーマからは一転、リアルな大正から昭和が舞台のストーリーも素敵です。
第173回直木賞に初ノミネートでの受賞が期待される作家さんです。


『嘘と隣人』芦沢央

嘘と隣人 (文春e-book)

著者 芦沢央
出版社 株式会社文藝春秋
分類 ミステリー小説
出版日 2025/4/23
読みやすさ ☆☆★読みやすい
『汚れた手をそこで拭かない』に続き直木賞ノミネート2回目の芦沢央さん。
今回ノミネートされた『嘘と隣人』は、刑事を退職し自分の時間を持つことができるようになった平良正太郎が主人公の物語。
隣人の噂話から冤罪事件、ネット上に行き交う嘘と悪意の真相に迫るミステリー小説です。
ミステリーファン待望の第173回直木賞の受賞となるのでしょうか?


『踊りつかれて』塩田武士

踊りつかれて (文春e-book)

著者 塩田武士
出版社 株式会社文藝春秋
分類 サスペンス小説
出版日 2025/5/27
読みやすさ ☆☆★読みやすい
83人の個人情報をネット上に公開した元音楽プロデューサー。
SNSテロとメディアを巻き込んだ騒動を起こし逮捕された彼を弁護するのは、元芸人の久代奏。
83人がネット上に公開されるきっかけになった出来事に迫る現代サスペンス小説『踊りつかれて』が第173回直木賞にノミネート。
初の直木賞ノミネートになる塩田武士さんが、リアルなテーマでの直木賞受賞となるのでしょうか?


『Nの逸脱』夏木志朋

Nの逸脱

著者 夏木志朋
出版社 株式会社ポプラ社
分類 ミステリー小説
出版日 2025/1/22
読みやすさ ☆☆☆とても読みやすい
初の直木賞ノミネート
世の中で暮らす誰もが経験する際どい瞬間、その一瞬を越えるか越えないかが「逸脱」の分かれ道でもある。
『二木先生』が2019年ポプラ社小説新人賞に選ばれ、話題を集めた夏木志朋さん。
リアルな日常の謎が描かれる『Nの逸脱』が第173回直木賞ノミネート作品に選ばれました。


『逃亡者は北へ向かう』柚月裕子

逃亡者は北へ向かう

著者 柚月裕子
出版社 株式会社新潮社
分類 サスペンス小説
出版日 2025/2/27
読みやすさ ☆☆★読みやすい
孤狼の血』『ミカエルの鼓動』から今回で3回目の直木賞ノミネートになる柚月裕子さん。
新作『逃亡者は北へ向かう』の舞台は、3月の東北地方。
震災直後に犯した罪で追われる身となった青年 真柴亮、彼を追う刑事 陣内もまた同じ時同じ場所で同じ災害にあっていた。
同じ被災者でも立場の違う2人の行き着く先が気になる物語です。
今回の第173回直木賞が3回目のノミネートになる柚月裕子さん、ファン待望の直木三十五賞受賞となるのでしょうか?




第173回芥川龍之介賞ノミネート作品


第173回芥川龍之介賞には、グレゴリー・ケズナジャットさん、駒田隼也さん、向坂くじらさん、日比野コレコさんの作品が選ばれています。

『トラジェクトリー』グレゴリー・ケズナジャット

著者 グレゴリー・ケズナジャット
出版社 文學界六月号
分類 小説
出版日 ―
読みやすさ ―


『鳥の夢の場合』駒田隼也

著者 駒田隼也
出版社 株式会社講談社
分類 小説
出版日 2025/7/16
読みやすさ ―


『踊れ、愛より痛いほうへ』向坂くじら

踊れ、愛より痛いほうへ
著者 向坂くじら
出版社 河出書房新社
分類 小説
出版日 2025/6/24
読みやすさ ―


『たえまない光の足し算』日比野コレコ

著者 日比野コレコ
出版社 文藝界六月号
分類 小説
出版日 ―
読みやすさ ―




第173回直木賞、話題の作品は?


2025年の第173回直木賞は、夏の直木賞ともありミステリー小説とサスペンス小説多めのノミネートです。
読書家 花水由宇(hanami yu)の期待の作品は、夏木志朋さんの『Nの逸脱』です。
2019年ポプラ社小説新人賞受賞作『二木先生』に続く、日常の謎と登場人物を深掘りするストーリーはページをめくる手が止まらない作品ですよ。


芥川賞直木賞にまつわるお話

芥川龍之介芥川賞
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直木三十五直木賞
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純文学と大衆文学の違い
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