本当に本が読みたくなる読書のブログ

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お悩み解決本を読んで悩みのループから抜け出す方法

悩みのループと悩み事メリーゴーランド


悩み事、ありますか?

私は昔から悩み事は多い方ですよ。

悩みを解決したくて、お悩み解決の本を読むことも多いです。

そこで、考え方の本に書かれていて、私も実践している悩み事との向き合い方のお話をさせていただきますね。

悩みの悪循環・無限ループ


悩みがあると、気持ちが落ち着かず悩み事を解決する方法を思いつきにくくなります。

さらに時間がかかると、ストレスが増え、モヤモヤとしたまま取り組んだ用事や仕事で新しい悩み事を抱えてしまう。

こういう状況は、悩みの悪循環、お悩みメリーゴーランドと呼ばれることもあります。


悩みの悪循環

悩みを抱えると、いつもそのことに囚われ、悶々としやすくなります。思い出してみてください。悩みを抱えていると、絶えず考え事をしていたり、落ち込んで考えがまとまらなかったり、という状態になりやすくないでしょうか。
そのような状態だと、仕事やテストで失敗したり、人間関係で不用意な言動を行ったりと、悪循環に陥りやすくなります。すると、また悩みを抱え、落ち込んでしまうのです。そのうちに、今の状況を恨んだり、嘆いたり、愚痴ったり、クヨクヨしたりするだけで、少しも悩み事が解決しなくなります。
このような悩みの悪循環は、悪い悩み方なのです。
ブッダが死ぬ前に繰り返し説いた 悩みに強くなる考え方』鳥沢廣栄 p19〜p21

悩み方で違いが出る、悩み事との向き合い方 - 本当に本が読みたくなる読書のブログ


悩み事を抱えやすい人のほとんど、あまり悩み事を抱えない人にも一度は経験があるかと思います。

悩み事を抱えやすい私は、いつも経験しています。

例えば、収入が伸びない悩みを解決できずにモヤモヤしているうちに仕事でささいなミスをしてしまう。

悩み事を抱え、解決策が見つからずにモヤモヤが止まらない、そうしているうちに新しい悩み事が増えてしまう。

この無限ループのような悩みの仕組みを、お坊さん作家さんの鳥沢廣栄さんは悩みの悪循環と書かれています。


悩み事メリーゴーランド

迷【迷うこと】
悩むのと考えるのは違います

「悩む」は、問題を解決するための方法を探そうとせずに「悩み」の中に留まっている状態。
中略)
過去の出来事について悩んでいても出口はありません。出口は、過去の出来事をこれからどう活かすかを考えることでしか開かれません。
考えてもわからないことがありますが、その時の出口は「今はわからん!」としておくことです。無駄な時間と労力を“お悩みメリーゴーランド”で費やさない方がいいですよ。
『えんま様の格言 心の天気は自分で晴らせ!』名取芳彦 p154〜p155

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もう1人のお坊さん作家さん名取芳彦さんは、「悩む」ことは悩み事の中に自分が留まっている状態をお悩みメリーゴーランドと書かれていました。

災害で例えてみると、とても危険な状況でしょう。

火事が起きたら、ボヤなら火を消さなければなりません。

火が燃え広がっていたら、急いで避難しなければならないでしょう。

もし家が焼けてしまったら、修理の業者に電話をしなければならない。

跡形もなく焼け落ちてしまったなら、新しい生活を見つけなければなりません。


悩み方が新しい悩みを生む

2人のお坊さん作家さんの本に書かれてた悩み事の仕組みは、「悩み事の悪循環」「悩みのメリーゴーランド」と例えられています。

他にも、「悩み事のるつぼ」「悩みのループ」という氷結をされている本もありました。

まとめると、次のような悪い流れになっています。

①悩み事がある→②気持ちが落ち着かない→③悩み事を解決できる思考力がわかない→④ストレスが溜まる→⑤別の失敗などで新しい悩み事が起こる→①から繰り返す

悩みの中にいることで、1周するたびに新しい悩み事が増える恐ろしい仕組みです。



悪循環は「止める」か「抜け出す」ことができる


悩み事の悪循環は、悩みの中にいることで今まで通りの判断ができず、新しい悩み事が生まれてしまう。

悪循環は◉のようにグルグルと回っています。

解決する方法は、大きく2つあります。

1つは、悪循環を止めることです。

名取芳彦さんが、お悩みメリーゴーランドと書かれていますのでわかりやすいですよね。

メリーゴーランドを止めるには、電源を切ってしまえばいいわけです。

職場の悩みなら、仕事を辞めてしまう。

お金の悩みなら、お金がかからないように物を買わなくても良い国へ引っ越してしまう。

ですが、現実では難しい方法です。

そこで、もう1つの方法、お悩みメリーゴーランドから安全に降りる方法を考えてみます。



悩みの悪循環から抜け出すには?


お悩みメリーゴーランドは、スピードが速く回っているときに降りようとすると大怪我をしてしまいます。

そこで、具体的な降り方として人間関係のお悩みの解決方法をお伝えしますね。

また、お悩みメリーゴーランドのスピードを落とすおすすめの方法も取り上げてみます。


人間関係の悩み事は解決策は思いやり

正念=正しい思慮とは、いわば、相手や自分を思いやる気持ちのことです。相手の立場を理解し、相手を気遣うこと、と言ってもいいでしょう。もちろん相手の言うことを何でも聞くという意味ではありません。自分のこだわりにとらわれず、相手の意見や立場を尊重することが必要です。
これらを言い換えられば、正念は自分と相手に「気づく」ことと言えるでしょう。
ブッダが死ぬ前に繰り返し説いた 悩みに強くなる考え方』鳥沢廣栄 p115〜p121

悩み事は「知る」「受け入れる」「考える」の3つのステップで解決する - 本当に本が読みたくなる読書のブログ


家庭の家族関係や人間関係の悩みを解決出来そうな方法が、「思いやり」ではないでしょうか?

思春期の娘さんと、会話がなくなってしまったお父さん。

言うことを聞かない息子さんに反抗されるお母さん。

もしかしたら、お子さんは親御さんのお説教の内容が嫌なのではなくて、食事や家族団欒の場所で自分の嫌なところを話題にされるのが嫌なのかもしれません。

職場の人間関係にも当てはまります。

せっかく進めていたプロジェクトに、細かな修正をする上司に悩む部下の方。

懇意にしていたお客さんと断りなく別の商談を結んでしまう先輩を許せない後輩の方。

このとき、「何で」と悩んだり怒りを覚える前に、「どうしてだろう」と冷静になって振り返ってみてはいかがでしょう?

もしかすると、過去に似たようなプロジェクトが失敗した出来事があったのかもしれません。

お客さんは自分のことは気に入ってくれていますが、契約の内容は見直したかったのかもしれません。

冷静になって、相手の目線で物事を見てみることも大切ですよね。


良いときの習慣を繰り返す

「常」を意識する
常に同じ状態が続くことはありません。それは真理ですから、どうすることもできません。しかし、人はいい状態を保ちたいと望みます。実は、その望む気持ちが大事なのです。
もし、いい状態を維持したいのであれば、自分自身の行動をよく律し、さらには変化することを想定して備えておく必要があります。なぜなら、そうしたいい状態を壊すのは、自分自身だったりするのです。
幸せな状態が長く続くと、人は油断しやすくなります。家族を例に考えてみましょう。「これくらいのことをしても家族が壊れることはないだろう。今の幸せは続くだろう」と思いこんでしまうと、幸せは遠のいていきます。帰宅が遅くなったり、家庭のことをおろそかにしたり、不倫に走ったり、ギャンブルに手を出したりと、道を外すのです。
こうならないためには、いい状態のとき、幸せな状態のときを維持しようと意識し、努力することが大事なのです。これが「常」を意識するということです。
ブッダが死ぬ前に繰り返し説いた 悩みに強くなる考え方』鳥沢廣栄 p154〜p157

悩み事解決は「悩む前」に「悩みに備える」習慣を持つことが大切 - 本当に本が読みたくなる読書のブログ


良いときの習慣を繰り返す。

これは、私が実際に取り組みやすいなぁと思う方法です。

私の良いときの習慣に、このようなものがあります。

①決まった時間に寝る
②こまめに水回りの掃除をする
③仕事の行き帰りは決まったコンビニで用事を足す
④靴は右から履く
⑤家でも職場でも微笑み絶やさない
⑥ありがとうを言う
⑦お土産を買って帰る
⑧直接言葉を交わす

………

何気ないことですが、①は体調を保つのに欠かせませんし、④は気分を切り替えるポイントなのかもしれません。

③で寄ったコンビニ、実はついでに買ったお菓子が喜ばれていたのかもしれません。

④は、朝に仕事モードに気持ちを切り替えるキッカケになっていたのかも…

②の水回りの掃除は、他の本に書いてあったからで、汚やすい場所の掃除を積極的に取り組むのはとても気持ちいいもの。

⑤の微笑みと⑥のありがとうは周りと円満な関係を保つのに欠かせません。

こうして、良いときの習慣を振り返ってみると、何かしら理由があったりします。

もし、悩み事が次から次へと現れて手に負えなくなったら、良いときの習慣がおろそかになっていないか振り返ってみるといいでしょう。



悩んでいる最中は解決しない


悩み事を振り返ってみると、悩んでいる最中は悩み事は解決しないという罰ゲームのような仕組みがあります。

悩みでモヤモヤすると、悩み事を解決する方法が思い浮かばない。

そのまま、時間がかかる内に新しい悩み事ができる。

そうして、次々と悩み事が増えてしまう悩みの悪循環・お悩みメリーゴーランド。

お若い方の言い方では「無理ゲー」というんですね。

ですが、悩みの悪循環から抜け出してメリーゴーランドから安全に降りる方法はあります。

仏教の考え方の本では、目線を変えたり、習慣を見直すことで悩みの悪循環から安全に抜け出す方法がありました。

参考にした仏教の本はこちら


えんま様の格言 心の天気は自分で晴らせ! 名取芳彦
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お経 浄土宗 藤井正雄
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超訳 仏教の言葉 鳥沢廣栄
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ブッダが死ぬ前に繰り返し説いた 悩みに強くなる考え方 鳥沢廣栄
www.yu-hanami.com

お坊さんが教える「イライラ」がスーッと消える方法 鳥沢廣栄
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超訳 般若心経 “すべて”の悩みが小さく見えてくる 境野勝悟
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