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2024本屋大賞受賞予想は宮島未奈さん『成瀬は天下を取りにいく』

2024年本屋大賞を3つの視点「面白さ」「売りたさ」「おすすめ」で予想

本当に本が読みたくなる読書のブログでは、本屋大賞予想3つの視点「面白さ」「売りたさ」「おすすめ」で「本屋大賞予想ポイント」を集計した結果、2024年本屋大賞には宮島未奈さんの『成瀬は天下を取りにいく』を大賞受賞作品に予想します。

2024年本屋大賞に宮島未奈さん『成瀬は天下を取りにいく』を予想

2024年本屋大賞予想


2024年本屋大賞、大賞受賞作品には『成瀬は天下を取りにいく』を予想します。

本屋大賞『成瀬は天下を取りにいく』宮島未奈 4582
2位リカバリー・カバヒコ』青山美智子 4004
3位『黄色い家』川上未映子 3541
4位『星を編む』凪良ゆう 2541
5位『水車小屋のネネ』津村記久子 2424
6位『スピノザの診察室』夏川草介 2386
7位『存在のすべてを』塩田武士 2006
8位『レーエンデ国物語』多崎礼 1859
9位『君が手にするはずだった黄金について』小川哲 1821
10位 『放課後ミステリクラブ 1金魚の泳ぐプール事件』知念実希人 587

2位『リカバリー・カバヒコ』との差は578ポイント、本屋大賞と2位から3位の結果は500ポイント毎と順位に差のある結果でした。
4位以下の本屋大賞予想ポイントは混戦ですので、書店員さんの投票は接戦が予想されます。


本屋大賞予想ポイント+花水由宇のイチオシポイントの計算


今回の予想のため、本屋大賞予想ポイントは、次のように計算しています。

「面白さ」読書メーター感想・レビュー数=1つを1ポイント
「売りたさ」〜読者層の対象年齢≒200〜1600ポイント
「おすすめ」〜X(旧Twitter)アンケート=1票100ポイント
「花水由宇のおすすめ」〜3作品=200・500・800ポイント

それぞれの合計は、読書メーター感想・レビュー数9605ポイント、読者層の対象年齢8600ポイント、X(旧Twitter)アンケート6100ポイントでした。
さらに、花水由宇おすすめの3作品に、順位が大きく入れ替わらない合計1500ポイントを加えさせていただきました。
読書メーター感想・レビュー数とX(旧Twitter)アンケートは昨年の合計に近い結果でしたが、読者層の対象年齢は2024年のほうが+1000ポイント多くなっていました。
広い読者層に好まれる作品がノミネートされるようになったのではないでしょうか?




2024年本屋大賞受賞順位の予想一覧

2024年本屋大賞予想の内訳


それでは、2024年本屋大賞受賞予想の内訳をノミネート10作品の順位を、一覧で発表させていただきますね。

本屋大賞 『成瀬は天下を取りにいく』宮島未奈

成瀬は天下を取りにいく 「成瀬」シリーズ
著者 宮島未奈
出版社 株式会社 新潮社
分類 青春小説
出版日 2023/3/17
読書メーターレビュー数 2582
読者層 2世代(+800)
X(旧Twitter)アンケート 12票(+1200)
本屋大賞予想ポイント 4582

宮島未奈さん初の単行本で、出版から爆発的な人気シリーズになった『成瀬は天下を取りにいく』。
破天荒に見える、思いつきと行動豊かな主人公 成瀬あかりの活躍を描いた青春小説です。
読書メーターレビュー数は、2位のノミネート作品に1000以上の差をつけ独走状態。
X(旧Twitter)アンケートも12票とトップでした。
物語の主人公 成瀬あかりのような勢いで、本屋大賞予想ポイントは4582を獲得。
今回の2024年本屋大賞は、宮島未奈さんの『成瀬は天下を取りにいく』の受賞を予想します。


2位 『リカバリー・カバヒコ』青山美智子

リカバリー・カバヒコ
著者 青山美智子
出版社 株式会社 光文社
分類 小説
出版日 2023/9/21
読書メーターレビュー数 1004
読者層 3世代+(+1800)
X(旧Twitter)アンケート 4票(+400)
本屋大賞予想ポイント 4004(+800)

青山美智子さんの作風でもある、等身大の登場人物の気持ちを通して物語の中に入り込める『リカバリー・カバヒコ』。
登場人物の世代が、小学生から60代までと幅広く、読者層の広さでは他の作品を大きくリードしていました。
花水由宇のおすすめ+800を加算させていただき、本屋大賞予想ポイントは4004。
4年連続、本屋大賞ノミネートをされている青山美智子さんの作品を2024年本屋大賞2位に予想させていただきます。


3位 『黄色い家』川上未映子

黄色い家
著者 川上未映子
出版社 株式会社 中央公論新社
分類 サスペンス小説
出版日 2023/2/10
読書メーターレビュー数 1541
読者層 2世代(+800)
X(旧Twitter)アンケート 10票(+1000)
本屋大賞予想ポイント 3541(+200)

今の世の中を写しているような、シリアスな世界観に惹き寄せられる『黄色い家』。
読書メーターレビュー数、読者層、X(旧Twitter)アンケートどれもバランス良く上位に入り、本屋大賞予想ポイントは3541。
さらに、花水由宇のおすすめ+200を加算させていただきました。
2024年本屋大賞3位に予想させていただきます。

4位 『星を編む』凪良ゆう

星を編む
著者 凪良ゆう
出版社 株式会社 講談社
分類 恋愛小説
出版日 2023/11/8
読書メーターレビュー数 1141
読者層 2世代(+800)
X(旧Twitter)アンケート 6票(+600)
本屋大賞予想ポイント 2541

昨年に続き、本屋大賞の連覇が期待されている凪良ゆうさん。
2024年本屋大賞にノミネートした『星を編む』は、前作『汝、星のごとく』で描かれなかった登場人物に迫る物語です。
恋愛小説ファンの方の根強い人気で読書メーターレビュー数は1141、X(旧Twitter)アンケート 6票の獲得に加え、前作から登場人物の成長もあり読者層が広がった作品でもあります。
2024年本屋大賞では、4位と予想させていただきますね。


5位 『水車小屋のネネ』津村記久子

水車小屋のネネ
著者 津村記久子
出版社 株式会社 毎日新聞出版
分類 小説
出版日 2023/3/2
読書メーターレビュー数 724
読者層 主人公の同年代(+200)
X(旧Twitter)アンケート 10票(+1000)
本屋大賞予想ポイント 2424(+500)

親と離れ遠い街で暮らすことになった、18歳の理佐と8歳の律の姉妹。
遠い町で出会ったのは、お喋り上手で音楽を愛するそば屋の看板オウム ネネ。
ネネを通じて行き交う、暖かい人との優しい時間。
津村記久子さんの『水車小屋のネネ』は、X(旧Twitter)アンケート 10票と上位の結果でしたが、読者層が10代から20代に偏っていたためか読書メーターレビュー数は上位とはなりませんでした。
花水由宇のおすすめ+500を加算させていただき、2024年本屋大賞5位と予想します。


6位 『スピノザの診察室』夏川草介

スピノザの診察室
著者 夏川草介
出版社 株式会社 水鈴社
分類 小説
出版日 2023/10/27
読書メーターレビュー数 486
読者層 3世代(+1600)
X(旧Twitter)アンケート 3票(+300)
本屋大賞予想ポイント 2386

治すことのできない病気を抱える街の人に、日々寄り添う医師 雄町哲郎。
雄町医師が向き合うのは、生きることと死の間にある命そのもの。
誰もが必ず持っている生と死、答えのない問いの正解とは……?
現役医師 夏川草介さんの『スピノザの診察室』、本屋大賞予想ポイントで5位との差はわずかですが、2024年本屋大賞予想では6位とさせていただきますね。


7位 『存在のすべてを』塩田武士

存在のすべてを
著者 塩田武士
出版社 株式会社 朝日新聞出版
分類 サスペンス小説
出版日 2023/9/7
読書メーターレビュー数 560
読者層 2世代(+800)
X(旧Twitter)アンケート 7票(+700)
本屋大賞予想ポイント 2060

不可解な結末で迷宮入りしてから、30年の時間が過ぎた二児同時誘拐事件を追うベテラン新聞記者 岡田。
成長した被害者の人生が入り交じる謎の舞台『存在のすべてを』は、本屋大賞予想ポイントは2060でした。
2024年本屋大賞7位と予想させていただきますね。


8位 『レーエンデ国物語』多崎礼

レーエンデ国物語
著者 多崎礼
出版社 株式会社 講談社
分類 ファンタジー小説
出版日 2023/6/14
読書メーターレビュー数 659
読者層 2世代(+800)
X(旧Twitter)アンケート 4票(+400)
本屋大賞予想ポイント 1859

政界の喧騒を離れ、かつて祖国を救った英雄の父と娘のユリアがたどり着いたのは、呪われた地とされるレーエンデ。
案内役として同行することになる、父の姿に憧れた元傭兵の青年。
現実の世の中のように、変化の激しい世界を舞台が描かれた多崎礼さんの『レーエンデ国物語』は、物語の世界観を支持するファンタジー小説ファンの人気を集め、本屋大賞予想ポイントは1859、2024年本屋大賞8位と予想させていただきました。


9位 『君が手にするはずだった黄金について』小川哲

君が手にするはずだった黄金について
著者 小川哲
出版社 株式会社 新潮社
分類 小説
出版日 2023/10/18
読書メーターレビュー数 621
読者層 2世代(+800)
X(旧Twitter)アンケート 4票(+400)
本屋大賞予想ポイント 1821

主人公の作家「僕」が過ごす作家の日常を描いた『君が手にするはずだった黄金について』は、小川哲さん自身のアナザーストーリーとも噂される小説です。
昨年の『君のクイズ』に続き、2回目の本屋大賞ノミネートを果たしています。
2024年本屋大賞予想は、惜しくも9位という結果でした。


10位 『放課後ミステリクラブ 1金魚の泳ぐプール事件』知念実希人

放課後ミステリクラブ 1金魚の泳ぐプール事件(2024年本屋大賞ノミネート)
著者 知念実希人
出版社 株式会社 ライツ社
分類 ミステリ小説、推理小説
出版日 2023/6/26
読書メーターレビュー数 287
読者層 主人公の同年代(+200)
X(旧Twitter)アンケート 1票(+100)
本屋大賞予想ポイント 587

4年1組の通称「ミステリトリオ」、柚木陸、が、神山美鈴、辻堂天馬の3人組が学校で起こる日常の謎に迫る令和の少年探偵物語
現役医師でもあり、医療小説の作家さんという印象の知念実希人さんが描く学園ミステリー小説。
今回の本屋大賞予想ポイントは587、実際の10代の読者層と読書メーターレビュー数、X(旧Twitter)アンケートが伸び悩んだためか2024年本屋大賞予想は10位となりました。




2024年の本屋大賞予想の当たり外れは?


読書ブログをはじめてから、恒例行事のように更新させていただく本屋大賞予想ですが……。
予想を始めた2018年から2023年まで、実は1度も当たったことがないんです。
当たり外れの判定が厳しいかも?
いいえ、SNSや他の読書ブログの方は1位から3位を全て的中させている方もいらっしゃいます。
花水(hanami)が最も力を入れている本屋大賞予想は、自分にも厳しめの判定を続けさせていただきます。

◎1位の予想が当たった

◎1〜3位に予想作品が全てランキング

このどちらかで、「本屋大賞予想が当たりました」と発表させていただきますね。




2024年本屋大賞予想のまとめ

2024年本屋大賞予想


2024年本屋大賞、大賞受賞作品に宮島未奈さんの『成瀬は天下を取りにいく』宮島未奈を予想させていただきます。
春の読書ブログの恒例行事、2024年本屋大賞予想の特集はいかがでしたか?
花水由宇(hanami yu)の今年の受賞予想、今年こそは当たりそうでしょうか?
「花水由宇のおすすめ」が……と思われる読者さま、作家さんのファンの方もいらっしゃるかもしれません。
花水由宇(hanami yu)が受賞を予想して、本屋大賞5回、直木賞7回、芥川賞2回全て外れておりますので……。
どうか、1人の読書家の好みとしてお許しいただければ幸いです。

それでは、2024年本屋大賞の発表日4月10日の速報まで、しばしお楽しみくださいね。


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