本当に本が読みたくなる読書のブログ

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2024年本屋大賞ノミネート作品を「おすすめ」順にランキング

2024年の本屋大賞、X(旧Twitter)アンケートで「おすすめ」をランキング

読書コラム

本当に本が読みたくなる読書のブログでは、2024年本屋大賞予想をさせていただきます。
本屋大賞予想の3つの視点「面白さ」「売りたさ」「おすすめ」で本屋大賞ノミネート作品をランキングし、合計の配点から「本屋大賞予想ポイント」で予想に取り組ませていただきます。
第3回は、投票期間4日間のX(旧Twitter)アンケートを行い「おすすめ」をランキングしてみましたよ。

本屋大賞予想に欠かせない3つの視点「おすすめ」とは?

本屋大賞予想の3つの視点


本屋大賞予想は、全国の書店員さんの目線で「売りたい」と思う本を選ぶことが大切です。
書店員さんが、「面白かった」「自分の店で売りたい」「お客様にも薦めたい」と思える価値観にいかに近づけるか……本屋大賞予想が外れ続けている花水由宇(hanami yu)は考えました。

「おすすめ」は共感したい世界観

「面白さ」「売りたさ」「おすすめ」の中で、「おすすめ」は共感したい世界観ではないでしょうか?
2021年までの予想では、作品の舞台設定から、リアルな世界観を描いた作品を「おすすめ」とさせていただきまた。
2023年からは、「おすすめ」の視点を「共感」に切り替えてみることにしています。


X(旧Twitter)アンケートで「おすすめ」をランキング


共感してほしいと思うことは、「ねえねえ聞いて」「これ見てよ」と感じたことを誰かに知ってもらいたいと思うこと。
そこで思いついたのは、SNSでのアンケート投票でした。
X(旧Twitter)でアンケートを集めた理由は、アプリを利用される方の世代と本屋大賞の読者層に偏りが少ないことです。
20〜30代のユーザー層が中心で、40〜50代でもSNSを利用している方の40〜60%が使われると発表されています。
10〜20代のユーザー層が中心のInstagram、40代が中心のFacebookに比べて偏りが少ないとされているので、引き続きX(旧Twitter)でアンケートをさせていただきくことにしました。
【2024年3月更新!】データからみるX(Twitter)ユーザー実態まとめ
2024年4月版!性別・年齢別 SNSユーザー数(X(Twitter)、Instagram、TikTokなど13媒体) | 株式会社ガイアックス|SNSマーケティング支援サービス




2024年本屋大賞ノミネート作品のX(旧Twitter)アンケート「おすすめ」のランキング


それでは、2024年本屋大賞ノミネート作品をX(旧Twitter)アンケート結果でランキングさせていただきます。
他のランキングに近い配点になるよう、1票で100のポイントを配点することにしました。

1位 『成瀬は天下を取りにいく』宮島未奈

成瀬は天下を取りにいく 「成瀬」シリーズ
著者 宮島未奈
出版社 株式会社 新潮社
分類 青春小説
出版日 2023/3/17
読書メーターレビュー数 2582
読者層 2世代(+800)
X(旧Twitter)アンケート 12票(+1200)

宮島未奈さんの「成瀬シリーズ」は、破天荒な主人公の成瀬あかりと相方の島崎の同世代に爆発的な人気を集めるシリーズです。
10代から20代が主な読者層の『成瀬は天下を取りにいく』は、読書好きのユーザーも多いX(旧Twitter)アンケートで12票を獲得しました。
2024年本屋大賞ノミネート作品の中では、「おすすめ」のランキングは1位でした。


2位 『黄色い家』川上未映子

黄色い家
著者 川上未映子
出版社 株式会社 中央公論新社
分類 サスペンス小説
出版日 2023/2/10
読書メーターレビュー数 1541
読者層 2世代(+800)
X(旧Twitter)アンケート 10票(+1000)

記憶もおぼろげなほど、生きるのに精一杯だった……。
あの時から20年、ふと見かけたニュース番組で取り上げられた出来事がきっかけで、当時を振り返ることになった40代の主人公 花。
『黄色い家』の過去を遡る展開に、ご自身の今を重ねながら楽しまれる方も多いようで、X(旧Twitter)アンケートでは10票を集め、「おすすめ」のランキングは2位という結果です。


3位 『水車小屋のネネ』津村記久子

水車小屋のネネ
著者 津村記久子
出版社 株式会社 毎日新聞出版
分類 小説
出版日 2023/3/2
読書メーターレビュー数 724
読者層 主人公の同年代(+200)
X(旧Twitter)アンケート 10票(+1000)

右も左もわからない街で暮らすことになった、18歳の理佐と8歳の律の姉妹。
お喋り上手で音楽を愛するオウム ネネを通して、行き交う偶然の出会い。
苦労がたえない日常の中で暖かさに触れられる津村記久子さんの物語は、X(旧Twitter)アンケートでは10票を集め「おすすめ」のランキングは3位と上位にランクインしています。


4位 『存在のすべてを』塩田武士

存在のすべてを
著者 塩田武士
出版社 株式会社 朝日新聞出版
分類 サスペンス小説
出版日 2023/9/7
読書メーターレビュー数 560
読者層 2世代(+800)
X(旧Twitter)アンケート 7票(+700)

迷宮入りから30年が過ぎ、時効になった二児同時誘拐事件。
当時事件を担当していた新米記者 岡田も、今では古株のベテラン記事になっていた。
事件の関係者がそれぞれ持つ「存在」の意味に迫る『存在のすべてを』は、サスペンス小説ファンの票を7票集め、「おすすめ」のランキングは4位と上位にランクアップしています。


5位 『星を編む』凪良ゆう

星を編む
著者 凪良ゆう
出版社 株式会社 講談社
分類 恋愛小説
出版日 2023/11/8
読書メーターレビュー数 1141
読者層 2世代(+800)
X(旧Twitter)アンケート 6票(+600)

3回目の本屋大賞受賞が期待されている凪良ゆうさん、新作『星を編む』は『汝、星のごとく』の続編でもありアナザーストーリーでもある作品です。
切なさと辛さ、読み勧めたくなる好奇心がくすぐられる恋模様は前作からの恋愛小説ファンの期待を集め、X(旧Twitter)アンケート で6票を獲得。
2024年本屋大賞ノミネート作品「おすすめ」のランキングでは、5位となっています。




6位 『リカバリー・カバヒコ』青山美智子

リカバリー・カバヒコ
著者 青山美智子
出版社 株式会社 光文社
分類 小説
出版日 2023/9/21
読書メーターレビュー数 1004
読者層 3世代+(+1800)
X(旧Twitter)アンケート 4票(+400)

年齢、家庭環境、世の中での立場、責任……人の数だけ、悩みごとはあるもの。
どの悩みごとにも共通しているのは、寄り添ってほしい気持ち。
自分の治したい部分と同じ部分を触ると回復する、都市伝説が語り継がれる遊具リカバリー・カバヒコ。
訪れた登場人物たちが、寄り添ってほしい悩みごととは……?
読者層の広い『リカバリー・カバヒコ』のX(旧Twitter)アンケートは4票、「おすすめ」のランキングでは6位という結果でした。


7位 『レーエンデ国物語』多崎礼

レーエンデ国物語
著者 多崎礼
出版社 株式会社 講談社
分類 ファンタジー小説
出版日 2023/6/14
読書メーターレビュー数 659
読者層 2世代(+800)
X(旧Twitter)アンケート 4票(+400)

権力の利権の綱引きが繰り返される世の中を離れ、自分の意志で生きる自由を求め、かつての英雄と旅をはじめるユリア。
たどり着いた呪われた地とされるレーエンデで出会ったのは、英雄の姿に憧れた傭兵の青年。
惹かれ合う気持ちと、見えない何かに課せられた宿命の結末は……?
描かれた風景を、想像の中で思い描きたくなるファンタジー小説『レーエンデ国物語』が
X(旧Twitter)アンケートで4票を獲得。
2024年本屋大賞ノミネート作品「おすすめ」のランキングでは10作品中6位の結果でした。


8位 『君が手にするはずだった黄金について』小川哲

君が手にするはずだった黄金について
著者 小川哲
出版社 株式会社 新潮社
分類 小説
出版日 2023/10/18
読書メーターレビュー数 621
読者層 2世代(+800)
X(旧Twitter)アンケート 4票(+400)

主人公の作家「僕」の感性を通した過作家の日常、5つの物語で出会う独特の登場人物に読者の深堀りが止まらない『君が手にするはずだった黄金について』。
アンケート期間が長ければ、根強い小川哲さんのファンの票が集まったことと思いますが、今回は4票を獲得。
2024年本屋大賞ノミネート作品、「おすすめ」のランキングでは8位の結果でした。


9位 『スピノザの診察室』夏川草介

スピノザの診察室
著者 夏川草介
出版社 株式会社 水鈴社
分類 小説
出版日 2023/10/27
読書メーターレビュー数 486
読者層 3世代(+1600)
X(旧Twitter)アンケート 3票(+300)

病気や高齢でこの世を去る者、これからもこの世に残る者の間で両方を見つめる診る者。
現役医師 夏川草介さんが作品を通して世の中に知らせてくれた終末期医療の現場。
読者層は広いと予想しているのですが、X(旧Twitter)のユーザー層のアンケートは3票、「おすすめ」のランキングでは9位の結果でした。


10位 『放課後ミステリクラブ 1金魚の泳ぐプール事件』知念実希人

放課後ミステリクラブ 1金魚の泳ぐプール事件(2024年本屋大賞ノミネート)
著者 知念実希人
出版社 株式会社 ライツ社
分類 ミステリ小説、推理小説
出版日 2023/6/26
読書メーターレビュー数 287
読者層 主人公の同年代(+200)
X(旧Twitter)アンケート 1票(+100)

4年1組の通称「ミステリトリオ」が、学校で起こる日常の謎に迫る令和の少年探偵物語
穏やかで物語の語り手の主人公 柚木陸、ポジティブなムードメーカー神山美鈴、ミステリーマニアで名探偵の辻堂天馬が活躍する学園ミステリー。
作品はこても読みやすく、小学生から10代の読者層に人気の作品は「おすすめ」のランキングでは10位でした。
こちらは、X(旧Twitter)で投票いただく世代と実際の読者層に違いが出た結果ではないてましょうか?




「おすすめ」でランキングした2024年本屋大賞ノミネート作品のまとめ

2024年本屋大賞X(旧Twitter)アンケート結果


本屋大賞予想の3つの視点「面白さ」「売りたさ」「おすすめ」。
3回目の予想は、X(旧Twitter)のアンケートをもとに「おすすめ」の視点で2024年本屋大賞ノミネート作品をランキングさせていただきました。
予想通りの結果だったのは、12票を獲得された宮島未奈さんの『成瀬は天下を取りにいく』でした。
反対に予想外と思えたのは、夏川草介さんの『スピノザの診察室』の3票でした。
X(旧Twitter)のユーザー層と夏川草介さんの読者層が重なると予想していたのですが、実際の読者層は40代から50にかけてだったのかもしれません。
本屋大賞予想をされている方からは異論もあるかと思いますが……昨年と同じ方法で、ありのままの結果を発表させていただきますね。
次回は、「面白さ」「売りたさ」「おすすめ」の3つのランキング結果をまとめ、本屋大賞予想ポイントを発表させていただきますね。
本好き、読書好きのみなさま、どうかお楽しみくださいね。
読者の皆さまの本屋大賞予想も、コメント欄で募集しています。
どうぞ推しの作品を予想してくださいね。




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