レトロな世界観で暖まる4つの物語
本当に本が読みたくなる読書のブログをご覧の皆さま、こんばんは花水由宇(hanami yuu)です。
季節の本を紹介させていただく、「冬から春に向かう本特集」コーナーです。
今年の冬は「冬から春へ向けた○○」をテーマに「小説」、「エッセイ、ノンフィクション」「実用書」「ビジネス書、政治・経済の本」「思想・哲学、考え方の本」「読書の効果と読書術の本」「一般教養、サブカルと雑学の本」を紹介させていただきますね。
第7回は、「冬から春へ向けた物語」をテーマに冬に暖まりたくなる「小説」紹介させていただきますね。
冬に暖まりたくなる「小説」
冬は難解なミステリーよりも、ストーリーの人間模様や魅力的な登場人物から元気をもらいたい。
そう思うのは、花水(hanami)だけでしょうか?
『花電車の街で』麻宮ゆり子
戦争を生き抜いた母と戦後まもなく生まれた娘 碧、物語の舞台は昭和初期の名古屋の繁華街。
下町の良くも悪くも近い心の距離。
将来の夢を語り、行き交う人との出会いを描いた碧の物語はいかがでしょうか?
人の暖かさも、冷たさも、どちらも体験できる物語ですよ。
『たそがれ大食堂』坂井希久子
デパートの食堂に異動した主人公の美由起は、開店当初は親しまれた食堂が時代の流れに取り残され閉店の危機にあることを知った。
また、同じように危機を抱いていた社長は食堂の「味」をリニューアルするため、三つ星レストランからシェフの智子をスカウトしていた。
お客さんに寄り添うのか、それとも新しいお客さんを求めるのか?
食堂の行く末は…。
暖かさというより、ちょっと熱いくらいの情熱が楽しめる物語です。
『スープ屋しずくの謎解き朝ごはん』友井羊
友井羊さんの「スープ屋しずくの謎解き朝ごはんシリーズ」、7作目は朝食フェス出店を巡る商店街の思惑と真実に迫る物語。
シリーズ恒例のほっこりエピソードが温まる作品です。
『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』J・K・ローリング
最後に紹介させていただくのは、ご存知『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』。
ハリーポッターシリーズは、ヨーロッパのイベントと習慣に合わせた四季の変化が描かれています。
中でも、クリスマスの恋と美味しそうなごちそうの描写が素敵な作品が『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』。
映画よりも暖かそうな料理と、揺れ動く火傷しそうな少年少女の恋心をご覧になってはいかがでしょうか?
昭和レトロに包まれて
昭和レトロが、ここ数年のブームになっていますよね。
下町が活気に満ちていた、当時の暮らしが描かれる麻宮ゆり子さんの『花電車の街で』から昭和の文化を覗いてみてはいかがでしょうか?
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