第169回芥川賞・直木賞の候補作
第169回 芥川賞・直木賞が2023年7月19日に発表されます。
小説好きの方、作家さんのファンの方には受賞が待ち遠しい方もいらっしゃるのでは?
読書ブログ恒例の受賞予想をさせていただく前に、第169回芥川賞・直木賞ノミネート10作品を簡単に紹介させていただきますね。
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第169回芥川龍之介賞候補の5作品
第169回芥川龍之介賞には、5つの小説がノミネートされました。
今回は直木賞の予想をさせていただくため、芥川賞ノミネート作品は、タイトルと作家さん、小説のジャンルと出版日のみ紹介させていただきますね。
『我が手の太陽』石田夏穂
著者 石田夏穂
出版社 株式会社講談社
分類 小説、お仕事小説
出版日 2023/7/17
『ハンチバック』市川沙央
著者 市川沙央
出版社 株式会社文藝春秋
分類 小説
出版日 2023/6/22
『##NAME##』児玉雨子
著者 児玉雨子
出版社 株式会社河出書房新社
分類 小説
出版日 2023/7/15
『エレクトリック ELECTRIC』千葉雅也
著者 千葉雅也
出版社 株式会社新潮社
分類 小説
出版日 2023/5/31
『それは誠』乗代雄介
著者 乗代雄介
出版社 株式会社文藝春秋
分類 青春小説
出版日 2023/6/29
第169回直木三十五賞候補の5作品
第169回直木三十五賞には、5つの小説がノミネートされています。
ホラー小説・サスペンス小説では、冲方丁さんと高野和明さん、月村了衛さんがノミネートされています。
歴史小説・時代小説では、垣根涼介さんと永井紗耶子さんがノミネートされています。
『骨灰』冲方丁
著者 冲方丁(うぶかた とう)
出版社 株式会社KADOKAWA
分類 ホラー小説、サスペンス小説
出版日 2022/12/9
読みやすさ ☆☆★読みやすい
ライトノベルファンにはSF作家、ファンタジー作家として有名な冲方丁さん。
執筆されるジャンルは幅広く、『天地明察』は第31回吉川英治文学新人賞と2010年本屋大賞を受賞した人気作品です。
2013年にも、時代小説『光圀伝』が本屋大賞にノミネートされています。
2023年の第169回直木三十五賞にノミネートされたのは、ホラー小説の『骨灰』。
主人公 松永光弘が勤務する大手企業のIR企画部門では、自社が手掛ける渋谷の再開発ビルにまつわるSNS投稿の問題を抱えていた。
怪奇現象や原因不明の体調不良、相次ぐ投稿の調査のため松永は再開発現場の地下を訪れることになる。
形のない怪奇現象が、形のある事実にもなる物語は第169回直木賞受賞となるのでしょうか?
『極楽征夷大将軍』垣根涼介
著者 垣根涼介
出版社 株式会社文藝春秋
分類 歴史小説
出版日 2023/5/11
読みやすさ ☆☆★読みやすい
ビジネス小説や歴史小説に、ミステリ小説の視点を取り入れた作風が人気の垣根涼介さん。
2005年『君たちに明日はない』で第18回山本周五郎賞を受賞され、2019年『信長の原理』が第160回直木賞にノミネートされています。
第169回直木三十五賞ノミネート作品『極楽征夷大将軍』の物語の舞台は鎌倉時代末期の1300年代、100年以上続いた長期政権の歪みは、京の都で置き始めていた。
『踏切の幽霊』高野和明
著者 高野和明
出版社 株式会社文藝春秋
分類 サスペンス小説、ホラー小説
出版日 2022/12/13
読みやすさ ☆☆★読みやすい
高野和明 スピード感と臨場感抜群のミステリー・サスペンス作家 - 本当に本が読みたくなる読書のブログ
ミステリ小説・サスペンス小説で臨場感溢れるストーリー展開が魅力の高野和明さん。
2001年、「再審制度」の問題を取り上げたデビュー作『13階段』が話題になり、世の中の問題を取り上げたリアルな小説を執筆されています。
第169回直木三十五賞ノミネート作品『踏切の幽霊』物語の舞台は、バブル崩壊後間もない1994年の東京都。
雑誌記者の松田は、都内某所の踏切で相次ぐ非常停止事故にまつわる心霊現象の投稿の取材に乗り出すことに……。
投稿者、目撃者、非常停止事故に関わる人物にたどり着いた先の不可解な真相は……。
ファンの1人として、第169回直木賞受賞が待ち遠しい作家さんでもあります。
『香港警察東京分室』月村了衛
著者 月村了衛
出版社 株式会社小学館
分類 サスペンス小説
出版日 2023/4/21
読みやすさ ☆☆★読みやすい
「このミステリーがすごい!」に、ほぼ毎年選ばれるミステリ小説家 月村了衛さん。
SFの舞台設定や、実話を元にした世界観で描く冒険小説も人気ですよね。
第169回直木賞にノミネートした『香港警察東京分室』は、リアルな香港の情勢を元に描かれたサスペンス小説。
中国政府の取り締まりが強まる中、自由を求める人々の間に広がったデモ。
香港全域に広まったデモの最中、殺人事件を起こし日本に逃亡した活動家キャサリン・ユー元教授の捜査が日本警察と中国警察の合同チームで行われることになった。
日本側の水越真希枝警視、中国警察で同じ階級に当たるグレアム・ウォン警司の2人の指揮のもと生れた「香港警察東京分室」。
ユー元教授が起こした事件の真実は?
『木挽町のあだ討ち』永井紗耶子
著者 永井紗耶子
出版社 株式会社新潮社
分類 時代小説、ミステリ小説
出版日 2023/1/18
読みやすさ ☆☆★読みやすい
江戸時代から昭和初期の世界観を描く時代小説が人気で、2020年『商う狼 江戸商人 杉本茂十郎』で4つの時代小説の文学賞を受賞された永井紗耶子さん。
2022年『女人入眼』は第167回直木三十五賞にノミネートされ、2023年『木挽町のあだ討ち』で第36回山本周五郎賞を受賞と文学賞受賞を重ねています。
第169回直木賞ノミネート作品『木挽町のあだ討ち』の舞台は江戸時代、敵討ちの現場となった歌舞伎座・森田座をで働く芸者の一八の元に1人の男が訪れる。
2年前の冬、父の敵を討ち果たした少年 菊之助の知人と名乗る男に、芝居で鍛えた表現力で当時を語る一八。
一八の語る敵討ちの真相と男が知りたがる真実とは?
第169回直木三十五賞が有力といわれている、永井紗耶子さんが受賞されるのでしょうか?
今年の予想は第169回直木賞
今回の文学賞受賞予想は、第169回直木賞の予想をさせていただきます。
特に今回は、『13階段』の頃から欠かさず読ませていただいている高野和明さんがノミネートしています。
ただ、同じホラー小説のジャンルで冲方丁さんの『骨灰』もノミネートされていて、直木賞受賞が有力といわれていますよね。
今回の予想方法は……高野和明さんと冲方丁さんに絞らせていただき、アンケートと花水由宇(hanami yu)の直感で決めさせていただきますね。
www.yu-hanami.com
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芥川賞と直木賞にまつわるお話
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