2023年の本屋大賞「面白さ」のランキング
本当に本が読みたくなる読書のブログでは、2023年本屋大賞予想をさせていただきます。
本屋大賞予想の3つの視点「面白さ」「売りたさ」「おすすめ」で本屋大賞ノミネート作品をランキングし、合計の配点から「本屋大賞予想ポイント」で予想に取り組ませていただきます。
第1回は、読書メーターの感想・レビューの数で「面白さ」をランキングしてみましたよ。
- 2023年の本屋大賞「面白さ」のランキング
本屋大賞予想に欠かせない3つの視点「面白さ」とは?
本屋大賞予想は、全国の書店員さんの目線で「売りたい」と思う本を選ぶことが大切です。
書店員さんが、「面白かった」「自分の店で売りたい」「お客様にも薦めたい」と思える価値観にいかに近づけるか……花水由宇(hanami yu)は考えました。
2023年本屋大賞ノミネート作品の読書メーターランキング
それでは、2023年本屋大賞ノミネート作品を読書メーター(感想・レビュー)順にランキングさせていただきますね。
1位『方舟』夕木春央
著者 夕木春央
出版社 株式会社講談社
分類 ミステリー小説、サスペンス小説
出版日 2022/9/8
読みやすさ ☆☆★読みやすい
感想・レビュー 1829
災害で地下建築に閉じ込められた10人。
殺人事件と脱出が重なる悪夢の連続、だれか1人、犠牲にすれば脱出できる……。
生贄には……その犯人がなるべきだ。
2023年本屋大賞にノミネート前から映画化が期待される夕木春央さんの『方舟』は、読書メーターの感想・レビュー1829で「面白さ」のランキング1位です。
2位『汝、星のごとく』凪良ゆう
著者 凪良ゆう
出版社 株式会社講談社
分類 恋愛小説
出版日 2022/8/4
読みやすさ ☆☆★読みやすい
感想・レビュー 1708
瀬戸内海の穏やかな島を舞台に、女子高校生の暁海と転校生の櫂の出会いと不器用な成長を描いた恋愛小説です。
狭い世界の中で、周りに振り回されながらも、飾らない気持ちが入り交じる15年間の物語。
本屋大賞の受賞歴のある凪良ゆうさんの『汝、星のごとく』が獲得した感想・レビューは1708、僅差の2位にランキングしました。
3位『#真相をお話しします』結城真一郎
著者 結城真一郎
出版社 株式会社新潮社
分類 ミステリー小説
出版日 2022/6/30
読みやすさ ☆☆★読みやすい
感想・レビュー 1417
ミステリー作家さんの間でも注目されている、伏線から二重三重に張られたトリックの謎を暴く、5つの謎解きの短編集『#真相をお話しします』。
2023年本屋大賞にノミネートされてからは、本好きの方の人気が集まり読書メーターの感想・レビューは1417と1位・2位の作品に迫る勢いです。
4位『爆弾』呉勝浩
著者 呉勝浩
出版社 株式会社講談社
分類 ミステリー小説
出版日 2022/4/20
読みやすさ ☆☆★読みやすい
感想・レビュー 1365
取調室を舞台にしたミステリー小説『爆弾』は、会話の応酬バトルからストーリーを想像するライトで読みやすい物語です。
第167回直木賞にノミネートされてからの人気も加わり、2023年本屋大賞ノミネート作品の中でも感想・レビュー数は1365と4位にランキングしました。
5位『宙ごはん』町田そのこ
著者 町田そのこ
出版社 株式会社小学館
分類 エンタメ小説、ほっこり小説
出版日 2022/5/27
読みやすさ ☆☆★読みやすい
感想・レビュー 982
家事に不慣れでマイペースな歌野は、シェフをしている後輩の恭弘に娘の宙(そら)の食事の世話を頼むことになる。
偏った愛情の歪な親子関係が、想いのこもった料理によって結ばれる町田そのこさんの物語は2回目の本屋大賞に選ばれるのでしょうか?
6位『君のクイズ』小川哲
著者 小川哲
出版社 朝日新聞出版
分類 エンタメ小説、ミステリー小説
出版日 2022/10/7
読みやすさ ☆☆★読みやすい
感想・レビュー 915
クイズとは、何なのだろうか?
あっけなく終わった、生放送のTV番組『Q-1グランプリ』決勝戦。
司会者が問題を読み上げる声を出す前に、対戦相手 本庄絆が素早く正解する。
本庄絆に破れた主人公 三島玲央は、Q-1グランプリの全問題の回答よりもさらに深く、自分が何故クイズに挑戦するようになったのかを遡ることに……。
小川哲さんの『君のクイズ』は、感想・レビュー数915で「面白さ」ランキング6位です。
7位『月の立つ林で』青山美智子
著者 青山美智子
出版社 株式会社ポプラ社
分類 大人の青春小説、ほっこり小説
出版日 2022/11/7
読みやすさ ☆☆☆とても読みやすい
感想・レビュー 691
2021年から、3年連続で本屋大賞ノミネートの青山美智子さん。
2023年本屋大賞ノミネート作品『月の立つ林で』は、ふと、ため息をつきたくなる瞬間にポッドキャストから流れた、タケトリ・オキナの『ツキのない話』が紡ぐ5つの物語。
5人の登場人物目線で読みふけってしまう作品は、読書メーターの感想・レビュー数691の7位にランキングしました。
8位『ラブカは静かに弓を持つ』安壇美緒
著者 安壇美緒
出版社 株式会社集英社
分類 ミステリー小説、スパイ小説
出版日 2022/5/2
読みやすさ ☆☆☆とても読みやすい
感想・レビュー 674
音楽とスパイというテーマが注目され2023年本屋大賞にノミネートした『ラブカは静かに弓を持つ』。
調査機関で働く主人公 橘樹は潜入先の大手音楽教室のチェロ講師浅葉桜太郎と過ごす中で、子どもの頃に抱いていた音楽の楽しさを思い出すことに……。
2018年にデビューされた安壇美緒さんの音楽とスパイというテーマがユニークな物語の感想・レビューは674、「面白さ」のランキングは8位でしたよ。
「面白さ」でランキングした2023年本屋大賞ノミネート作品のまとめ
本屋大賞予想の3つの視点「面白さ」「売りたさ」「おすすめ」。
最初の予想は、「面白さ」の視点で2023年本屋大賞ノミネート作品をランキングさせていただきました。
2023年の予想では、人気アプリ読書メーターの感想・レビューを使い、レビュー数で1位になったのは夕木春央さんの『方舟』でしたよ。
花水由宇(hanami yu)の個人的な予想とは、順位が大幅に入れ替わっていますが、本好きの方と書店員の方の目線はきっと近いものがある。
次回は、「売りたさ」を登場人物の世代でランキングさせていただきますね。
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