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読書の秋におすすめ〜変わらないものと進化するもの本 2020

読書の秋におすすめの一般教養とサブカル・雑学の本

2020年の「読書の秋におすすめの本特集」は、読書量アンケートの結果を元に小説を多く紹介させていただきます。

第3回は、「変わらないものと進化するもの」をテーマに一般教養、サブカルと雑学の本3冊を選んでみました。

変わらないものと進化するもの


ちょっと知りたい雑学の本、テーマに「変わらないものと進化するもの」を選んでみました。

インターネットやVRのように、変化が大きい物事はすぐに気がつきやすいと思います。

今回の本は、「底生生物」「リクルートスーツ」「刃物」と一見昔から変わらないものに秘められた進化です。



変わらないことと進化することに迫る本


「変わらないものと進化するもの」

生き物、文化と風習、日用品の3つの本を選んでみました。


『海底の支配者 底生生物』清家弘治

底生生物という生き物たちをご存知でしょうか?

海の底に巣穴を掘って暮らしている、「あまり見かけない」生き物たちです。

中でも水深が数1000mを超える深海は、現代の調査でもわかっていることはほんとわずかのようです。

夫婦2匹で1つの家に暮らしているヤハズアナエビ。

ガードマン付きのセレブな豪邸で暮らすテッポウエビ

独自の進化を遂げたのは、ゆっくり変わっていったから。

私たちの知らなかった進化を知ることができる1冊です。


リクルートスーツの社会史』田中里尚

15〜20年前頃でしょうか?

ネイビーのスーツ、男性は3つボタンで女性は膝下のスカートに同じようなブランドの靴。

どんなに似合っていなくても、体型に合っていなくても、心の性別と違っても、みんなが同じ「リクルートスーツ」を着て就職活動をしていた時代がありました。

突然世の中のスタンダードになって、突然そうではなくなったリクルートスーツの「変わらないことと進化すること」に迫る1冊です。


『刃物たるべく』土田昇

東京都世田谷区で三代続く土田刃物店。

第二次大戦後の大工道具の需要の答え、職人さんのこだわりの要望に応えた1950年代。

建具や芸術のための美術刀の需要があった高度経済成長の時代。

インバウンドに認められるようになった日本製の包丁。

時代に合わせて変わる品物と、変わらない技術に迫る1冊です。



読書の秋に知りたい『海底の支配者 底生生物』


「変わらないものと進化するもの」

3冊とも、普段よくみていない物事がテーマでとても気になる本でした。

中でも気になるのは、『海底の支配者 底生生物』。

海の中って、実は宇宙よりもわかっていないことが多いそうです。

この秋、調べてみませんか?


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