本屋大賞2021を予想する〜「面白さ」「売りたさ」「おすすめ」の3つのランキング結果

本屋大賞2021を予想、昨年の予想方法を見直した「本屋大賞受賞予想の3つの視点」で3回に分けてランキングを付けさせていただきました。
それぞれのノミネート作品に付けさせていただいた☆の数で、改めてランキングをさせていただきます。
- 本屋大賞2021を予想する〜「面白さ」「売りたさ」「おすすめ」の3つのランキング結果
ランキング1位に『八月の銀の雪』伊与原新と『逆ソクラテス』伊坂幸太郎 、『推し、燃ゆ』宇佐見りんの3作品が並ぶ
「面白さ」「売りたさ」「おすすめ」のそれぞれのランキングでは、☆の数に違いがあり、ノミネート作品の特徴を比べることができました。
全ての☆の数を合計すると、違いをつけるのが難しいほどの大接戦でしたよ。
『八月の銀の雪』伊与原新 1位(☆10個)
第164回直木賞ノミネート作品
面白さ(作品人気)☆★★+☆
売りたさ(読者層)☆☆☆+☆
おすすめ(世界観)☆☆☆+☆
Amazonレビュー数は40と、本屋大賞2021ノミネート作品の中では1番少ない伊与原新さんの『八月の銀の雪』。
海外出身の登場人物もいて、登場人物の年代が広いのは読者層の広さを表しています。
子育てに進学、自分探しと短編ごとのテーマは、どれかが当てはまりそうな出来事で書店員さんが「おすすめ」したくなる1冊のはず。
☆10個を獲得して、花水由宇(hanami yuu)の本屋大賞2021ランキング1位になりました。
『逆ソクラテス』伊坂幸太郎 1位(☆10個)
面白さ(作品人気)☆☆☆+☆
売りたさ(読者層)☆☆☆
おすすめ(世界観)☆☆☆
文学賞のノミネートはされていませんが、伊坂幸太郎さんの作品でもありAmazonレビュー数は612、人気の高さが現れています。
小学生と大人の登場人物は読者層も広く、小学生で起こる身近な謎は、誰もが経験したリアルな世界。
とてもバランスよく☆10個を集め、こちらも花水由宇(hanami yuu)の本屋大賞2021ランキング1位にランキング。
『推し、燃ゆ』宇佐見りん 1位(☆10個)
第164回芥川賞受賞作品
面白さ(作品人気)☆☆☆+☆☆+☆
売りたさ(読者層)☆★★
おすすめ(世界観)☆☆☆
芥川賞受賞受賞作品の『推し、燃ゆ』は、レビュー数809と驚異の人気。
登場人物が限られ読者層が狭いの?と思う心配を超えてくれる話題作。
他の作品を引き離す人気で☆10個を集め、花水由宇(hanami yuu)の本屋大賞2021ランキング1位にランキング。
『自転しながら公転する』山本文緒 2位(☆9個)
面白さ(作品人気)☆☆☆
売りたさ(読者層)☆☆★
おすすめ(世界観)☆☆☆+☆
病気になった親の介護、結婚適齢期を迎えた自分自身の悩みは、30〜40代の方にとっては身近な出来事なのではないでしょうか。
書店員さんが「読んでみて」と「おすすめ」したくなる作品のはずどす。
共感を集める世界観で☆9個を獲得、花水由宇(hanami yuu)の本屋大賞2021ランキング2位にランキング。
『52ヘルツのクジラたち』町田そのこ 2位(☆9個)
家族に利用され、虐待を受け虐げられた女性と少年の出会いを描いた『52ヘルツのクジラたち』は、Amazonレビュー数243。
目を背けたくなる出来事にも、関わっている人がいる。
読むたびに考えが深まりそうな世界観は、☆9個で花水由宇(hanami yuu)の本屋大賞2021ランキング2位にランキング。
『オルタネート』加藤シゲアキ 2位(☆9個)
第164回直木賞ノミネート作品
第42回吉川英治文学新人賞受賞作品
面白さ(作品人気)☆☆☆+☆☆+☆
売りたさ(読者層)☆★★
おすすめ(世界観)☆☆★
世の中の注目を集めている話題作『オルタネート』。
10〜20代からの人気と世の中の注目は、本屋大賞2021で1位を獲得しそうな勢いです。
花水由宇(hanami yuu)の本屋大賞2021ランキングでは、読者層の年代が限られると考えて残念ながら2位にランキング。
『犬がいた季節』伊吹有喜 3位(☆7個)
面白さ(作品人気)☆★★
売りたさ(読者層)☆★★+☆☆
おすすめ(世界観)☆☆☆
花水(hanami)は、ノミネート作品の中でストーリーが1番好きな伊吹有喜さんの『犬がいた季節』。
花水由宇(hanami yuu)の本屋大賞2021ランキングでは☆7個でしたが、ほっこりしたストーリーは、ぜひおすすめしたい1冊です。
『お探し物は図書室まで』青山美智子 3位(☆7個)
面白さ(作品人気)☆★★
売りたさ(読者層)☆☆☆
おすすめ(世界観)☆☆☆
希望が見えなくなりそうな世の中に、司書さんからそっと手渡される1冊の本。
暮らしに悩む登場人物たちの誰かに、自分が当てはまりそうな読者層の広さ。
本当に図書館がありそうなリアルな世界観は、書店員さんが物語の司書さんのようにて渡したくなる1冊です。
レビュー数が99と☆2つになるには足りず、花水由宇(hanami yuu)の本屋大賞2021ランキングでは3位でした。
『滅びの前のシャングリラ』凪良ゆう 4位(☆6個)
2020年本屋大賞受賞作家
面白さ(作品人気)☆☆★
売りたさ(読者層)☆☆★
おすすめ(世界観)☆☆★
小惑星の衝突で1カ月後に滅んでしまう地球、最後の時間を過ごす4人の登場人物。
花水由宇(hanami yuu)の本屋大賞2021ランキングでは4位でしたが、映画化してほしい作品ですね!
『この本を盗む者は』深緑野分 5位(☆5個)
面白さ(作品人気)☆★★
売りたさ(読者層)☆☆★
おすすめ(世界観)☆☆★
深緑野分の『この本を盗む者は』は、本の中の世界と現実の世界が入れ替わってしまうミステリアスなストーリーが人気の作品。
花水由宇(hanami yuu)の本屋大賞2021ランキングでは5位でしたが、これから人気を集め、注目される作品だと思いますよ。
やっぱり接戦になる本屋大賞2021
予定していた「面白さ」「売りたさ」「おすすめ」の3つのランキングの結果が出ました。
『八月の銀の雪』伊与原新 1位(☆10個)
『逆ソクラテス』伊坂幸太郎 1位(☆10個)
『推し、燃ゆ』宇佐見りん 1位(☆10個)
『自転しながら公転する』山本文緒 2位(☆9個)
『52ヘルツのクジラたち』町田そのこ 2位(☆9個)
『オルタネート』加藤シゲアキ 2位(☆9個)
『犬がいた季節』伊吹有喜 3位(☆7個)
『お探し物は図書室まで』青山美智子 3位(☆7個)
『滅びの前のシャングリラ』凪良ゆう 4位(☆6個)
『この本を盗む者は』深緑野分 5位(☆5個)
ほとんど☆の数に差がない大接戦。
同列1位に『八月の銀の雪』、『逆ソクラテス』、『推し、燃ゆ』。
同列2位に『自転しながら公転する』、『52ヘルツのクジラたち』、『オルタネート』のそれぞれ3作品が並んでいます。
決選投票はTwitterアンケートで…
ここで、花水(hanami)の直感で選んでしまうと、昨年と同じになってしまいます。
そこで、1位の『八月の銀の雪』『逆ソクラテス』『推し、燃ゆ』、2位からは『自転しながら公転する』でTwitterのアンケートを行わせていただきます。
『自転しながら公転する』は、3作品の中で読者さんの共感を集めやすい「おすすめ」の☆の多さで選ばせていただきました。
Twitterアンケートの結果は…?
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