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読書好きのための本当に読みたい本が見つかる書評ブログです。小説、実用書、ビジネス書ジャンルを問わず紹介。読書にまつわる豆知識のお話、文章の書き方のお話もありますよ。

2025年本屋大賞ノミネート作品の個人的なベスト3を発表

本屋大賞の二次投票のようにノミネート作品にポイントをつける


本好きの私たちにとって、今年の本選びで盛り上がる読書の一大イベント本屋大賞
本屋大賞の投票には参加できませんが、1人の本好きとして2025年本屋大賞ノミネート作品のベスト3を発表させていただきます。

素適な読書ブログが集まるグループです↑

本屋大賞の二次投票

本屋大賞の二次投票の方法


今まさに行われている2025年本屋大賞の二次投票の期間は、2025年2月3日〜3月2日までです。
投票に参加される書店員さんは、「ノミネート作品をすべて読んだ上で、全作品に感想コメントを書き、ベスト3に順位をつけて投票」しています。

二次投票参加資格者:新刊を扱っている書店の書店員(アルバイト、パートも含む)、一次投票に参加した方
二次投票の期間:2025年2月3日〜3月2日
二次投票の方法:ノミネート作品をすべて読んだ上で、全作品に感想コメントを書き、ベスト3に順位をつけて投票(1位=3点、2位=2点、3位=1.5点)
参照:本屋大賞とは | 本屋大賞

1位が3点、2位は2点、3位が1.5点の配点で、全国の書店員さんの合計点で本屋大賞の順位が決まります。


2025年本屋大賞ノミネート作品でおすすめのベスト3作品

2025本屋大賞 読書家が選ぶベスト3作品


今回は、実際の本屋大賞の二次投票のように、読書家 花水由宇のいち推しベスト3作品を感想つきで発表させていただきます。

1位『死んだ山田と教室』

死んだ山田と教室

著者 金子玲介
出版社 株式会社講談社
分類 青春小説
出版日 2024/5/15
読みやすさ ☆☆☆とても読みやすい
読書メーターレビュー数 777
登場人物の年齢層 2世代 800
X(旧Twitter)アンケート /5票 650
花水由宇のいち推し 800

読書家 花水由宇(hanami yu)が1位に投票させていただくのは、金子玲介さんの『死んだ山田と教室』です。
素敵な物語の多い他の作品を抑えて、10作品の中で1位とさせていただいた理由を3つ上げさせていただきますね。
まず、注目したのは「主人公が冒頭から死んでいる」ビックリ設定です。
ストーリーの中で主人公が死を迎える物語は読んだことがあるのですが、冒頭から既に死んでいる作品に初めて出会い、衝撃を受けました。
そして、主人公の死という悲劇を悲劇だけで終わらせない展開も素敵ですよね。
「死の真相に迫る」や「やり残したことを解決する」という展開はあっても、死んでからも主人公であり続けるのは、山田の陽気なキャラクター像も相まって『死んだ山田と教室』ならではの魅力です。
物語の中で生き生きとしていたり悩んでいたりする登場人物も、癖や背景が細かく描かれていて思わず物語の誰かになった目線で楽しめる世界観でした。
花水由宇のいち推し1位として、本屋大賞予想に800を加点させていただきます。


2位『アルプス席の母』

アルプス席の母

著者 早見和真
出版社 株式会社小学館
分類 小説、高校野球小説
出版日 2024/3/15
読みやすさ ☆☆☆とても読みやすい
読書メーターレビュー数 701
登場人物の年齢層 2世代 800
X(旧Twitter)アンケート /6票 780
花水由宇のいち推し 400

花水由宇のいち推し2位に決めたのは、早見和真さんの『アルプス席の母』です。
青春小説で描かれることがある、アスリートを陰ながら支える親御さんを主人公に抜擢したのは斬新でした。
物語の冒頭で描かれるアルプススタンドの様子も、応援の音楽が聞こえ、応援団のダンスが目の前で行われているような臨場感あふれる描かれ方ですよ。
登場人物を悩ます、古くからの習慣で続けているしきたりも、今の世の中の時代に合った問題意識として考えさせられるテーマでした。
2025年本屋大賞ノミネート作品の中で、花水由宇のいち推し2位とさせていただきますね。


3位『小説』

小説

著者 野崎まど
出版社 株式会社講談社
分類 小説、読書小説
出版日 2024/11/20
読みやすさ ☆☆★読みやすい
読書メーターレビュー数 270
登場人物の年齢層 3世代 1200
X(旧Twitter)アンケート /6票 780
花水由宇のいち推し 200

2025年本屋大賞ノミネート作品の3位とさせていただいたのは、野崎まどさんの『小説』です。
幼い頃に小説の魅力に出会った12歳の主人公 内海集司が、同じ学校に通う外崎真に本を貸したことがきっかけで文学の世界に惹かれる物語。
ノミネート10作品の中で、時間の流れが素敵に思えたことが3位とさせていただいたいちばんの理由です。
小学校高学年から、家の近所から地域へ、そして自分と家族から全く知らなかった人との交流へと、感じることができる世界が少しずつ広まる体験は大人になってからはなかなかできないものです。
先生に紹介されて出会う、存在そのものが謎の小説家 髭先生の台詞は、小説好きの読者へ向けてかなぁと思えてしまうほどです。
花水由宇のいち推し3位の『小説』には、本屋大賞予想に200を加点させていただきます。




いよいよ本屋大賞予想

本屋大賞予想の方法


花水由宇のいち推し、2025年本屋大賞ノミネート作品のベスト3作品はいかがでしたか?
3作品どれも素敵な見どころのある小説ですので、順位をつけづらく迷うばかりでした。
今回で、2025年本屋大賞の「面白さ」「売りたさ」「おすすめ」、そして「花水由宇のいち推し」のランキングは終了です。
あとは、結果を集計して2025年本屋大賞予想を発表させていただきますね。




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