読書の秋におすすめの3冊の実用書
冬と寒さが嫌いな花水(hanami)ですが、秋は好きなんです。
それは、読書の秋だから。
今回の「読書の秋におすすめの本」シリーズは、「実用書」「ビジネス書、政治・経済の本」「エッセイ、ノンフィクション」「思想・哲学、考え方の本」「一般教養、サブカルと雑学の本」「読書の効果と読書術の本」「小説」の7つのジャンル全てを更新予定です。
第1回は、「生き残るために必要」なことが書かれた防災の実用書を紹介させていただきますね。
この秋、読みたくなる1冊が見つかりますように。
災害の多い秋だから
澄んだ空が綺麗で旬の食べ物も増える秋ですが、大きな災害の起こる季節でもあります。
毎年のように訪れる台風や豪雨、大規模停電も起こったことがある秋。
読書ブログとして、防災関連の本を紹介させていただくことで、読者の皆さまのお役に立てれれば幸いです。
生き残るために必要な3冊の実用書
読書の秋におすすめの実用書は、「生き残るために必要」なことが書かれた3冊です。
アウトドアの専門家お2人とプログラマーさんの著者の方の本を取り上げてみましたよ。
『「サボる」防災で、生きる』寒川一、寒川せつこ
アウトドアライフアドバイザーの寒川一さんは、災害時に役に立つキャンプ用品の使い方を紹介されている防災の専門家でもあります。
奥さまの寒川せつこさんは、アウトドア料理のワークショップを開催されている防災料理の専門家です。
お2人が書かれた『「サボる」防災で、生きる』は、災害時の限られた中で役に立つキャンプ用品の使い方、手軽でも美味しい料理のレシピがまとめられた1冊です。
『防災アプリ 特務機関NERV: 最強の災害情報インフラをつくったホワイトハッカーの10年』川口譲
NERV(ネルフ)と聞くとアニメ好きの方でなくても、人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の組織が思い浮かぶはず。
宮城県石巻市出身の石森大貴さんは、2011年に起こった東日本大震災で多くの知人を亡くし、本格的な防災情報配信を開発するためにIT技術の全てをかけることになります。
2019年に公開された「防災アプリ 特務機関NERV」は、当初「謎のアプリ」として話題を集めることになります。
実力を発揮したのは、2021年2月13日の福島県沖地震で他の防災アプリを大幅に上回る速さの速報でした。
製作者の石森大貴さんが、災害を目の当たりにしたからこそ、IT技術の専門家だったからこそ生まれた「防災アプリ 特務機関NERV」。
石森大貴さんの防災情報との向き合い方を、ノンフィクション作家 川口譲さんが取りまとめた1冊です。
『新冒険手帳 【決定版】』かざまりんぺい
アウトドアで役立つサバイバル技術の本として人気の『冒険手帳』が、災害に役立つサバイバルテクニックを加えて大幅改定。
アウトドアのスペシャリストかざまりんぺいが、キャンプから防災まで役立つ技術を教えてくれる1冊です。
今までの『冒険手帳』が愛読書の方も、読書の秋を機に『新冒険手帳 【決定版】』を手にとってみてはいかがでしょうか?
防災と楽しみの二刀流で備えたい
アウトドアを楽しむ花水(hanami)宅では、キャンプ用品が防災用品を兼ねています。
大規模停電の経験から、「普段使いのものが役立つ」ことをことを実感したんです。
キャンプのランタンが非常用の明かりになり、晩酌のホットプレートがガスが止まった時の調理機器に早変わり。
寒川一さん、寒川せつこさんの『「サボる」防災で、生きる』にも、防災と楽しみを兼ねた二刀流の知識がたくさん紹介されていましたよ。
読書の秋には、防災を振り返る1冊としておすすめですよ。