本屋大賞と直木賞の選考方法と受賞予想の違い

今回の読書コラムは、文学賞の選考方法と受賞予想の違いを、今までの予想方法を振り返りながらまとめてみましたよ。
2024本屋大賞に続き第172直木三十五賞の受賞予想が的中
昨年2024本屋大賞予想に続き、先日の第172直木三十五賞の受賞予想が的中。
これからも文学賞予想が当たる読書ブログでいるために、予想方法を振り返らせていただいきます。
本屋大賞と直木賞の予想方法の違い
はじめてから昨年本屋大賞予想を的中させるまで、全く当たらなかった文学賞予想ですが、実は予想方法の試行錯誤を繰り返していました。
予想方法を突き詰めた本屋大賞
2023年から、本屋大賞の予想は「面白さ」を読書メーターのレビュー数、「売りたさ」を登場人物の世代構成、「おすすめ」をX(旧Twitter)アンケートでポイント化して、花水のおすすめ加点を加えた数値で予想しています。
「面白さ」はAmazonから読書メーター、「売りたさ」を作品のジャンルから登場人物の世代構成に変えてからは上位の受賞作が当たるようになってきたんですよ。
なぜ本屋大賞は「予想を的中」でき、直木賞は「予想が当たった」のか?
予想方法を突き詰めた本屋大賞は「予想を的中」し、予想に行き詰まった直木賞は「予想が当たった」のでしょうか?
行き着くところは、選考方法の違いに予想方法が合っていたかどうかではないでしょうか?
読書好き、本好きの方はご存知のように本屋大賞は一次投票、二次投票どちらも全国の書店員さんの投票で受賞作が選ばれます。
一方で直木三十五賞は、出版社の編集者の方が中心に予備選考が行われ、ノミネート作品を選考委員の方で選考会が行われます。
受賞作品の選考の目線の違い
ある日、何気なく見ていたテレビ番組ジョブチューン「一流料理人がジャッジ」のコーナーを見ていると、文学賞の選考会に似ているかもしれないと思ったんです。
読者のお客さん目線で選ぶ本屋大賞
飲食店の料理なら、私も含めた一般のお客さんは「美味しさ」や「満足度」といった料理から受け取る感覚で「おすすめ」を選びます。
全国の書店員さんが投票する本屋大賞は、読者に近いお客さん目線で作品のストーリーが「面白い」か、登場人物の魅力が書店を訪れる客層の方に「売りたい」か、作品から受け取る感覚が「おすすめ」したいかを選んでいるはずです。
プロの作家目線で選ぶ直木賞
ジョブチューンに出演される料理人の方のコメントでは、料理の「具材の選び方」「調理工程」と仕上がりの出来栄えで合格か不合格かを決めていました。
直木三十五賞の審査委員の方は、ご自身に文学賞の受賞歴があったり、ベストセラーを手がける一流作家さんです。
受賞作発表後に講評と呼ばれる選考委員の方のコメントでは、「小説のテーマとストーリーの展開」「登場人物の描き方」といった作家目線の選考理由が語られています。
中には、「テーマの深刻さとストーリーのユーモアさの成功」「小説の枠組みを越えたストーリー構成」といった、一般的な面白さとは異なるプロの作家目線の審査もあり、読者目線とは違うことがわかります。
いよいよ本屋大賞予想
予想方法を振り返らせていただいたところで、いよいよ本屋大賞予想の時期になりました。
2025年の本屋大賞は、前回的中した方法が今後も通用するのかを試したくもあります。
そこで、昨年と同じ「面白さ」を読書メーターのレビュー数、「売りたさ」を登場人物の世代構成、「おすすめ」をX(旧Twitter)アンケートでポイント化する予想方法でノミネート10作品をランキングさせていただきますね。
2025年本屋大賞関連ページ
2025年本屋大賞ノミネート作品と受賞予想
www.yu-hanami.com
www.yu-hanami.com
www.yu-hanami.com
www.yu-hanami.com
本屋大賞関連ページ
本屋大賞のお話
www.yu-hanami.com
www.yu-hanami.com
www.yu-hanami.com
www.yu-hanami.com
2024年本屋大賞
【速報】2024年本屋大賞は宮島未奈さん『成瀬は天下を取りにいく』に決定 - 本当に本が読みたくなる読書のブログ
2023年本屋大賞
【2023年本屋大賞】2023年本屋大賞は凪良ゆうさん『汝、星のごとく』が受賞 - 本当に本が読みたくなる読書のブログ
2021年本屋大賞
【速報】町田そのこさんの『52ヘルツのクジラたち』が2021年本屋大賞を受賞 - 本当に本が読みたくなる読書のブログ
2020年本屋大賞
【速報】凪良ゆうさん『流浪の月』で2020年本屋大賞を受賞! - 本当に本が読みたくなる読書のブログ
2019年本屋大賞
本屋大賞発表!2019本屋大賞受賞作品は『そして、バトンは渡された』 瀬尾まいこ - 本当に本が読みたくなる読書のブログ
2018年本屋大賞
2018年 今年の本屋大賞は『かがみの孤独』辻村深月 - 本当に本が読みたくなる読書のブログ
本の賞のまとめ
本の賞と気になる文学賞のまとめ - 本当に本が読みたくなる読書のブログ
素適な読書ブログが集まるグループです↑
ブロガーさんの暮らしが見えるグループです↑