読書の秋だから読書を知るための読書術の本
本当に本が読みたくなる読書のブログをご覧の皆さま、こんばんは花水由宇(hanami yuu)です。
季節の本を紹介させていただく、「読書の秋だから読みたくなる本特集」コーナーです。
今年の秋は「読書の秋だから○○」をテーマに「小説」、「エッセイ、ノンフィクション」「実用書」「ビジネス書、政治・経済の本」「思想・哲学、考え方の本」「読書の効果と読書術の本」「一般教養、サブカルと雑学の本」を紹介させていただきますね。
第5回は、「読書を知る」をテーマに「読書の効果と読書術の本」を取り上げてみましたよ。
読書を知りたい読書の秋
読書ブログを運営していて時々思うことは、私にとって読書とは何か?という問いかけ。
そして、答えのない問い。
読書の秋だから、読書について思いと知識が書かれた本を選んでみました。
秋は読書を知る~読書の効果と読書術の本
「読書の効果と読書術の本」のジャンルで選ばせていただきいたのは、ある古本屋さんについて語られた森岡督行さんの1冊。
読書の効果が綴られた長田弘さんと寺田真理子さんの本です。
『荒野の古本屋』森岡督行
著者は、知る人ぞ知る森岡書店 銀座店のオーナー森岡督行さん。
東京の銀座の片隅の、年季の入ったレンガづくりのレトロな本屋さんは、「1冊の本を売る書店」として有名です。
1週間に1冊の本を、著者と出版に携わった方にまつわる展覧会で紹介する本屋さんには、「1冊の本を介したコミュニケーション」を大切にされる森岡さんの本に向けた思いが込められた本屋さん。
著者は、なぜ「1冊の本を売る書店」を目指したのか?
本への思いの源泉にたどり着く物語が描かれた1冊です。
『読書からはじまる』長田弘
2冊めは、詩人で翻訳家の長田弘さんが書かれた『読書からはじまる』。
本には多くの人に愛されるベストセラーと、その影に埋もれてしまう「その他の読まれない本」があります。
読書家にとって、「その他の読まれない本」の中から素敵な1冊を選ぶのはこの上ない楽しみでもあります。
世の中の本が全てベストセラーだったら、読書は「読んで知識を得る」だけのシステムになってしまう。
「その他の読まれない本」の存在が、読書を楽しみの1つとして確かなものにしている。
語りかけてくれるような読書論のお話です。
『心と体がラクになる読書セラピー』寺田真理子
3冊目は、とても画期的な本を選んでみました。
読書をすることで心の病を治す「読書療法」「読書セラピー」は、ヨーロッパでは専門の資格もあるほど盛んです。
日本国内でも読書療法を広める活度をされている寺田真理子さんは、日本読書療法学会を創設された方です。
ストレスで眠れないときの本、人間関係に悩んだときの本を「心と体のため」の目線で選んでくれる1冊です。
気分に合わせた本の選び方や効果的な読み方まで、確かな専門的な知識が書かれています。
読書で心を整える『心と体がラクになる読書セラピー』
秋は、ふと寂しくなったり、落ち着かない日もあります。
それは、季節に合わせて気持ちが衣替えしているだけ。
そんな秋に、落ち着いた気分を保てる秘訣が書かれた寺田真理子さんの『心と体がラクになる読書セラピー』はいかがでしょうか?