本当に本が読みたくなる読書のブログ

読書好きのための本当に読みたい本が見つかる書評ブログです。小説、実用書、ビジネス書ジャンルを問わず紹介。読書にまつわる豆知識のお話、文章の書き方のお話もありますよ。

春におすすめ、新社会人の基本スキルが身につく実用書2023

2023年の春におすすめの実用書


2023年の春におすすめの本は環境に振り回されず、「希望を胸に気持ちを整える」をテーマに選ばせていただきました。

本のジャンルは、「小説」「エッセイ、ノンフィクション」「実用書」「ビジネス書、政治・経済の本」「思想・哲学、考え方の本」の5種類を紹介させていただきます。

第3回は、新社会人の基本スキル「文章術」「プレゼンテーション」「コミュニケーション」の専門家の方が書かれた本を選んでみましたよ。

春におすすめ、新社会人の基本スキル「文章術」「プレゼン」「コミュニケーション」の実用書


「社会人の基本スキル」といえば、何が思い浮かびますか?

社会人基礎力といわれる「アクション(行動力)・シンキング(考える力)・チームで働く力(チームワーク)」、企業が新社会人に求める3つのスキル「コミュニケーション能力」「協調性」「誠実性」などがあります。

どちらも、難しくありませんか?

社会人基礎力のアクション(行動力)・シンキング(考える力)は、働く先の環境を見極めてからでなければ失敗のリスクは計り知れないでしょう。

そして、新社会人の方には環境を見極める判断力を得るまでは時間がかかります。

企業が新社会人に求めるスキルの「協調性」「誠実性」は、どちらかというと性格の影響が大きくすぐに変えられるものではありませんし、無理に変えるものでもないでしょう。

共通するのは「コミュニケーション」、こちらはいくつもの方法が紹介され、実践もしやすいスキルです。

他にも必要なスキルは、報告書やメールを書く「文章術」、考えていることを具体的な提案として伝える「プレゼンテーション」の3つが「新社会人の基本スキル」だと、私は思います。




春におすすめの「実用書」


新社会人の方におすすめの「文章術」「プレゼンテーション」「コミュニケーション」の実用書は、その道の専門家が書かれた分かりやすく奥深い1冊を選んでみました。

『「9マス」で悩まず書ける文章術』山口拓朗

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伝える力【話す・書く】研究所の山口拓朗さんは、国内外での講演が人気の文章術の先生です。

15冊以上の著書の中でも、山口拓朗さんの文章術の基本とビジネスで応用しやすい内容が書かれた本が『「9マス」で悩まず書ける文章術』です。

情報収集と整理がしやすい「9マス情報キャッチ法」を、「文章のテンプレート」に当てはめてゆくだけでみるみる文章術が上達できる1冊です。


スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』カーマイン・ガロ

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プレゼンテーションというと、令和のビジネスシーンでは必須のスキルですよね。

シンプルなスライドと、要点を抑えた分かりやすいスピーチは世界の主流のプレゼンの方法です。

スティーブ・ジョブズの伝説のプレゼンテーションをヒントに、世界のビジネス現場のプレゼンを指導する著者カーマイン・ガロさんの『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』は新社会人の方にはぜひ読んでいただきたい1冊です。

世界的なプレゼンの考え方をシンプルにまとめた本なので、プレゼンの基本から実践まで全てがまとめられた1冊です。


『ゼロから学べる! ファシリテーション超技術』園部浩司

ゼロから学べる! ファシリテーション超技術

ファシリテーションは、会議やミーティングで議論を進めるコミュニケーションスキルです。

同僚や上司との信頼関係づくりは別の本にお任せして、会議で発言したり提案できる技術を身に着けてみませんか?

2020年に出版された『ゼロから学べる! ファシリテーション超技術』では、対面の会議はもちろん、オンライン会議の進め方が解説されているのもおすすめの理由です。




文章術以外にも役立つ『「9マス」で悩まず書ける文章術』がおすすめ

「9マス」で 悩まず書ける文章術


2023年春におすすめの実用書では、新社会人の基本スキル「文章術」「プレゼンテーション」「コミュニケーション」の3冊を紹介させていただきました。

3冊の中でも特におすすめの実用書は、山口拓朗さんの『「9マス」で悩まず書ける文章術』です。

文章術だけではなく、情報を整理する力、伝えやすくまとめて話す力も身につく新社会人の方に役に立つ本ですよ。




季節の本、仕事に役立つ「実用書」の紹介ページ

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春におすすめの本2023

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新入社員も先輩社員にも役に立つ春におすすめのビジネス書2023

2023年の春におすすめしたいビジネス書


春は進学や就職と変化の多い季節ですよね。

環境に振り回されず、「希望を胸に気持ちを整える」をテーマに素適な本を選んでみました。

2023年の春におすすめの本は、「小説」「エッセイ、ノンフィクション」「実用書」「ビジネス書、政治・経済の本」「思想・哲学、考え方の本」のジャンルから紹介させていただきます。

第2回は、「新入社員も先輩社員にも役に立つ」をテーマに4冊のビジネス書を選ばせていただきました。

春におすすめ、新入社員も先輩社員にも役に立つビジネス書


ビジネス書といっても、就職活動中の方向けから経営者向けまで幅広い種類があります。

2023年の春は、「希望を胸に気持ちを整える」が本の紹介のテーマです。

そこで、①新入社員、②他の企業から移動したばかりの若いビジネスマン(移動した若手社員)、③30〜40代のベテラン社員の先輩(先輩社員)別にビジネス書を選ばせていただきました。




春におすすめの「ビジネス書、政治・経済の本」


今回紹介させていただくビジネス書は、4冊です。

①新入社員、②移動した若手社員、③先輩社員の方の環境に合わせて選ばせていただきましたよ。

『世界一シンプルで世界一成果がでる トヨタ流仕事の教科書』石井住枝

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『世界一シンプルで世界一成果がでる トヨタ流仕事の教科書』の著者 石井住枝さんは、新卒社員から17年間、世界のトヨタで働かれ、現在はコミュニケーションやリスクマネジメントの企業研修を手掛けるコンサルタントさんです。

タイトルの通り「仕事の教科書」のように、仕事の「段取り」「報連相」「準備」の基本が網羅された1冊です。

基本ということはマネしやすく、すぐに仕事に活かせるということでもあります。

マニュアルのない企業に就職された①新入社員、②移動した若手社員の方は、石井住枝さんの本をマニュアル代わりにされてはいかがでしょうか?


『会社では教えてもらえない 集中力がある人のストレス管理のキホン』川野泰周

会社では教えてもらえない 集中力がある人のストレス管理のキホン 【会社では教えてもらえないシリーズ】

ストレス管理は、本当に会社では教えてくれないことです。

「皆さん無理しないように」と建前を言いながら、ギリギリの人員に多くの仕事を入れるのが会社という組織ですので……。

ストレス管理は、やり方を身に着けなければできないものです。

著者の川野泰周は、お坊さんで精神科医というストレス管理を本業とする方です。

緊張が続く①新入社員、勤務先に慣れない②移動した若手社員、気になることが増えた③先輩社員の全員におすすめの1冊ですよ。


『シンプルだけど重要なリーダーの仕事』守屋智敬

シンプルだけれど重要なリーダーの仕事

当ブログでも、何度か取り上げさせていただいた私の愛用書『シンプルだけど重要なリーダーの仕事』を選ばせていただきました。

プロジェクトリーダーや主任さん向けのビジネス書ですが、「信頼関係」「コミュニケーション」「仕事の任せ方」のように先輩後輩関係に関する内容が多く、特に③先輩社員の方にはおすすめです。

また、「リーダーの仕事」といってもベテランの先輩社員さんや○○リーダーのような20代〜30代の社会人の方が実際に取り組んでいる内容です。

20代の①新入社員、②移動した若手社員の方も先輩目線で仕事の仕組みを知るためにおすすめの1冊です。


『数字にだまされない本』深沢真太郎

数字にだまされない本 (日経ビジネス人文庫)

「数字を正しく読む技術」をテーマに身近な暮らしの数字から、ビジネスで取り扱う数字を扱った『数字にだまされない本』。

著者は数多くの金融機関に勤務された、ビジネス数学教育家の深沢真太郎さんです。

ビジネスデータで仕事の判断をされる②移動した若手社員、③先輩社員におすすめのビジネス書です。




新入社員と先輩社員どちらにもおすすめの『シンプルだけど重要なリーダーの仕事』

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2023年の春におすすめのビジネス書を4冊紹介させていただきました。

特におすすめの1冊は、増版され続けている守屋智敬さんの『シンプルだけど重要なリーダーの仕事』です。

③先輩社員の方は、ご自身の仕事の振り返りに役に立つビジネス書です。

①新入社員にとっては、指導係の先輩がなぜそういうことを伝えてくれるのかの理由を知る手がかりになります。

②移動した若手社員の方も、これから任せてもらえる役割のために役に立つはずですよ。



季節の本「ビジネス書」の紹介ページ

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春におすすめの本2023

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文章術が身につく9個の質問「9マス自問自答法」を実践した本の紹介

『「9マス」で悩まず書ける文章術』山口拓朗

「9マス」で 悩まず書ける文章術

著者 山口拓朗
出版社 総合法令出版株式会社
分類 実用書、ビジネス書
出版日 2019/4/13


「文章術」

この技術を身につけたい方は、少なくはないはずです。

ビジネスの現場、学生さんの作文、Webサイトの更新からSNSの投稿まで、文章術は欠かせない技術です。

今回は、文章術の先生 山口拓朗さんの本を紹介させていただきます。

本に書かれている「9マス自問自答法」を使わせていただき、図解しながら本の紹介ページを書かせていただきましたよ。

文章術の専門家 山口拓朗さんの紹介と本の概要


今回は、いつもの「本の紹介」とはページの構成が少しだけ違います。

それは、文章術の先生 山口拓朗さんの本の紹介だからです。

本のタイトルにもなっている「9マス自問自答法」を実践しながら、紹介させていただきますね。

伝える力【話す・書く】研究所所長 山口拓朗

山口拓朗さんは、記者・編集者の経験をお持ちで、現在は伝える力【話す・書く】研究所所長を運営されています。

WebライティングからSNS、ビジネス文書ほ書き方まで「書く」ことにまつわる公演と情報発信は海外でも人気の文章術の先生です。

メルマガ『ダメ文に喝!』や公式ブログでも積極的に情報発信をされ、掲載されている記事そのものが文章術のお手本になっているんですよ。

私もブログ運営の勉強に山口拓朗さんの本を2冊読んだことがあり、今回は3冊目。
著書は15冊を超え、今なお人気が続いています。

Webラティングの教科書に最適な『残念ながら、その文章では伝わりません』山口拓朗 - 本当に本が読みたくなる読書のブログ

本の構成

・はじめに p3~p4
・第1章 9マス×自問自答で「書ける人」に変わる p12~p44
・第2章 「9マス情報キャッチ法」で上質な材料を集めよう p46~p60
・第3章 「プレゼント」要素を意識して、文章を磨き上げよう p62~p88
・第4章 書くスピードが劇的にアップする!最近の「文章テンプレート」 p90~p115
・第5章 いざ実践!最初の一歩はSNSの140字から p118~p152
・第6章 「書くアタマ」を作る文章エクササイズ p154~p195
・おわりに p196~p197

『「9マス」で悩まず書ける文章術』は、6章で構成されています。

第1章と第2章は、「9マス自問自答法」の実践方法と、応用型の「9マス情報キャッチ法」のお話しです。

第3章からは、情報集めと文章の書き方の練習を取り上げています。

中でも、第4章では新しい「文章のテンプレート」が紹介されており、Webサイトを運営する方は読み飛ばせないページばかりです。


☆☆☆とても読みやすい

『「9マス」で悩まず書ける文章術』の内容も、文章術の先生が書かれた伝わりやすい文章でした。

所々に具体例や練習問題があるのも、文章術を身につけるには最適です。

普段本を読まない方でも、数日で読めるのではないでしょうか?




9マス自問自答法は文章術の基本


読みたくなる文章には、人を惹きつける具体的な「情報」と「書き手が感じたこと」がセットになっています。
中略)
良質な文章を書くには、まず素材(情報)集めが欠かせません。そして、感じたことを書くために、自分にインタビューして答える「自問自答」が大切になってきます。
第1章 9マス×自問自答で「書ける人」に変わる p15~p16

文章術の基本は、文章を書き始める前の情報集めにあると『「9マス」で悩まず書ける文章術』に書かれています。

私の読書ブログの場合は、「情報」は著書や出版社などの内容、「書き手が感じたこと」は小説の感想や実用書の実践が当てはまります。

「書き手が感じたこと」を具体的に書くためには、自分への質問が欠かせないとされています。

What〜何で9マスなのか?

自問自答が必要なことはわかりましたが、何で「9マス」なのでしょうか?

他に便利なやり方は、ないものでしょうか?
山口拓朗さんの本には、こう書かれています。

いきなり「自問自答して文章を書いて」といわれても、なかには「慣れていないから難しい」という人もいると思います。
中略)
9マスというと多く感じるかもしれませんが、「最低9個は考える」と自分に約束することで、脳の活動力がアップします。あらかじめマス目の量が決まっているほうが、「書きたい(埋めたい)」という気持ちが高まるからです。
第1章 9マス×自問自答で「書ける人」に変わる p19~p20

「9マス」は、質問の数を決め自分に課題を出すことで、頭の働きが良くなること。

また、人はマスや空欄があると「書きたい(埋めたい)」本能があるため、ストレスなく取り組めるようですね。


What〜9マス自問自答法の目的は?

「9マス自問自答法」の目的は、あくまで「文章を書くため」です。

完成品は、文章そのもので、マス目が埋まった9マスの用紙ではありません。

それでは、具体的な内容を紹介させていただきますね。


なぜ9マス自問自答法で文章が書けるの?

9マスで確実に情報をアウトプットし、伝わる文章を書くには、「質問の立て方」 が重要です。
質問には大きく分けて「ベーシック質問」と「スコップ質問」の2種類があります。ベーシック質問は、文章のテーマに関する具体的な材料(情報)を集めるためのもの。一方、スコップ質問は、より具体的な材料(情報)を集めるための質問です。
第1章 9マス×自問自答で「書ける人」に変わる p24

「9マス自問自答法」では、質問の立て方が大切になると解説されています。

質問というと、「そこのところ、どうなのでしょう?」と大まかな質問が使われることは多いと思います。

山口拓朗さんの解説では、いい質問には「ベーシック質問」と「スコップ質問」の2種類があり、それぞれ役割に違いがあります。

ベーシック質問は、目的や思いのように文章のテーマになる具体的な情報を整理ためのもの。

スコップ質問は、理由や方法のようにより細かな情報を集める役割があります。


Why〜なぜ9マスの自問自答なのか?

自問自答を「9マス」にする目的は、質問の数を決め自分に課題を出すことと解説されていました。

9個の中で、テーマになるベーシック質問を2〜3個。

さらに内容を掘り下げるスコップ質問を6〜7個用意することで、伝えたい情報が整理され、内容を具体的に掘り下げることができるからです。


Why〜9マス自問自答で文章は書けるのか?

9マスの自問自答をするだけで、文章は完成するのでしょうか?

例えば、私が「文章術」をテーマに9個の質問と答えを考えたとします。

質問に文を1つ、答えの文を3つ書くとしましょう。

今回は、他の文章術の本も参考に、1つの文を30〜60の文字数で書いています。

・質問の文=1×45(30〜60の中間)
・答えの文=3×45
・1つのマス=160文字
・9個のマス=1440文字

単純な文字数の計算では、1440文字書けたことになり、400字詰め原稿用紙なら4枚分の文章が書けることになります。




文章術が身につくメリットは?


9マス自問自答で文章術を身につけるメリットは、もちろん「文章が書ける」ことです。

個人差があったり、大人なら学生時代の基礎学力で違いが出てしまうものなのでしょうか?

How many〜メリットは?

質問が上手な人ほど、読ませる文章を書くことができます。
中略)
一説によると、人は1日に約9000回の決断をしているそうです。その決断の裏には、約9000回の質問があるはずです。私たちは、「頭のなかで自問自答を行うプロ」でもあるわけです。この習慣を活用しない手はありません。質問上手になれば、誰でも伝わる文章をスラスラ書くことができるようになります。
第1章 9マス×自問自答で「書ける人」に変わる p17

9マス自問自答のメリットは、私たちの自問自答の「習慣を利用」し「誰でも書くことができる」とされています。

さらに、文章を書く際にテーマと内容を自問自答する習慣を繰り返すと、書けば書くほど文章が完成するスピードが速くなるのではないでしょうか。


9マス自問自答法を使った文章の書き方


それでは、9マス自問自答法の使い方に触れさせていただきます。

ビジネスの現場では、「5W3H」という報告の仕方が基本とされています。

文章術では、「7W3H」で具体的な内容を考えると書かれていました。

「そもそも質問が苦手」という人は、あらかじめ「質問の引き出し」を増やしておく必要があります。ほとんどの質問は、以下のツール「7W3H」でまかなうことができます。
Who(誰が/担当・分担・主体)
What(何を/目的・目標・内容)
When(いつ/期限・時期・日程・時間)
Where(どこで/場所・行き先)
Why(なぜ/理由・根拠)
Whom(誰に/対象)
Which(どっちを/選択)
How(どのように/方法・手段)
How many(どのくらい/数・量)
How much(いくら/費用)
第1章 9マス×自問自答で「書ける人」に変わる p27

「5W2H」にはない、「Whom(誰に/対象)」と「Which(どっちを/選択)」の2つの「W」が加えられています。

How〜どうやって9マスを埋めるのか?

9マスを埋めるための質問7W3Hですが、1つのテーマで全て使う必要はないようです。

先ほど紹介した7W3Hのなかでとくに使えるのが「Why(なぜ)」は、理由や根拠、動機などに迫る質問です。その質問に答えることで、物事の核心に迫ることができます。「スコップ質問」の代表格といえるでしょう。
第1章 9マス×自問自答で「書ける人」に変わる p28

7W3Hの中で、特に使えるのは「Why(なぜ)」と解説されています。

「Why(なぜ)」は、テーマに関する理由や根拠を突き詰めるためのスコップ質問です。

「Why(なぜ)」を繰り返すだけでも、細かな情報を順序立てて書くことができます。

手段や方法を棚卸しする「How(どのように)」も、話を掘り下げるときに有効な質問です。「How」で方法や手段を伝えることで、読む人にとって、より有益な文章になります。
第1章 9マス×自問自答で「書ける人」に変わる p31

また、方法と手段を質問する「How(どのように)」も具体的な内容を紹介するのに役立ちます。

ブログやWebサイトのお役立ち情報で知りたいのは、「どうしたらいいか」ですよね。

「How(どのように)」は、読む人の知りたいことに答えてくれるとてもためになる質問です。


How〜9マス自問自答法を使った書き方

9マスを埋めるテーマが決まったら、次は書く情報です。

そもそも情報には、自分の内側にある「内部情報」と自分の外側にある「外部情報」の2種類があります。
第1章 9マス×自問自答で「書ける人」に変わる p33

山口拓朗さんは本の中で、2種類の情報が欠かせないと解説されていました。

「内部情報」 とは、あなた発信の情報です。書き手の内側にある情報を取り出せるのは、書き手本人です。日頃から、感じたことをメモしておくなど、自分と向き合うことを意識してみてください。
第1章 9マス×自問自答で「書ける人」に変わる p34

1つは、私たちの考えや思いの情報、内部情報です。

頭の中のことは、忘れてしまったり思い出す時に時間がかかるのは「あるある」ですよね。

私も読書ブログを更新するようになってなら、スマホのメモ帳アプリを活用して書き留めておく習慣を欠かさず取り組んでいますよ。

一方で、自答する際には「外部情報」を必要とすることも多々あるはずです。手持ちの少ない情報だけに頼れば、説得力に欠けた「浅い文章」や「誤りの多い文章」になりかねません。さまざまな情報源から適切な情報を得たうえで自問し、こたえていく必要があります。
第1章 9マス×自問自答で「書ける人」に変わる p35

もう1つは、世の中に広まっている外部情報です。

外部情報は、自分の考えや思いを裏付けてくれたり、反論してくれる客観的な情報です。

本を紹介させていただく私のブログでは、本に書かれた内容の引用と他の読者さんのレビューも掲載させていただいております。

内部情報を外部情報が支え、信頼を抱いてもらえる文章が仕上がるように心がけています。


How〜この記事も9マス自問自答法で書いてみました

既にお察しの方がほとんどかと思いますが、このページも「9マス自問自答法」で書いています。

山口拓朗さんは、「7W3H」の「Why(なぜ)」と「How(どのように)」が役に立つと紹介されていました。

今回は、「What(何を?)」「How many(メリットは?)」「Whom(どんな人に?)」を加えて本の紹介をさせていただきました。

What〜何を?目的は?
Why〜なぜる理由は?
How many〜メリットは?
How〜どうやって?具体的な方法は?具体例は?
Whom〜どんな人に?

いかがでしょう、ちゃんと活用できてましたでしょうか?




ブログやWebサイトをされている方向けの本、読書感想文にも……



最後に、『「9マス」で悩まず書ける文章術』はどんな方におすすめの本かをまとめさせていただきますね。

Whom〜ブログやWebサイトで文章を書く人向け

文章術の先生 山口拓朗さんの本は、ビジネスの現場や学校の作文で役に立つ本です。

また、私のようにブログやWebサイトで文章を書く人とって、文章術の教科書になる心強い1冊です。

この季節、最も必要とされている方は、読書感想文と向き合う学生さんではないでしょうか?

9マスを埋めるだけで、読書感想文が完成するのは、私が本の紹介をさせていただいたページで実践することができました。

次回の文章術のお話では、「9マス自問自答法」を使った読書感想文の書き方をまとめさせていただきますね。




山口拓朗さんの本を活用した文章術のお話

文章のフォーマット
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書評の書き方
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文章術のまとめ
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